「auひかり」導入に伴うIPv6対応の続報。
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ネットワーク接続の詳細 |
Windowsマシンは設定を弄らなくてもIPv4/v6アクセスできた事で安心していたのだが、実はX201sからGT110bにssh接続できなかったり、tsubameからGT110bのepgrecにhttp接続できない問題に気付いた。
逆に、当初はIPv4アクセスすらうまくいかなかったNexus 5、iPhone 4s、iPad miniなどはどちらも問題無くアクセス可能なのでよくよく調べてみたところ、どうやらWindows系のX201sとtsubameではGT110bのDNSキャッシュ(unbound)に設定した内向きの名前解決ではなく、vpsの外向きNDSに設定した名前解決が効いているように思われる。
「ネットワーク接続の詳細」を見たところ、IPv6側のDNSは
2001:268:fd07:4::1
2001:268:fd08:4::1
の2つ見えているのだが、これは
auひかりの
ホームゲートウェイ BL900HWにおけるWAN側状態と同じなので、
前回どうやらWindows系のOSはIPv4なGT110bのDNS接続でもIPv6の名前解決(AAAAレコードの取得)を行っている為、IPv6アクセスができるようだ。
と考えたのは「浅はかな早とちり」だった模様。
手入力でDNSを「240f:ca:xxxx:yyyy:192:168:199:1」だけにしたところ、ローカルもインターネットもアクセス可能だったのだが、「2001:268:fd07:~」をセカンダリDNSに追加しといたところまたローカルの名前解決ができなくなっていた。
なぜプライマリDNSで解決できないかな…
自宅環境であれば「240f:ca:xxxx:yyyy:192:168:199:1」だけでも良いのだが、外出時にIPv6の名前解決ができない事になるのでそれもちとマズい。とはいえ、事務所のネットワーク環境はまだIPv6 Readyではなく現実的には大して困らない…とも言えるので、取り敢えずIPv6のDNSは「240f:ca:xxxx:yyyy:192:168:199:1」固定設定で運用する事に。
それにしてもDNSはキャッシュが効くので、設定変更が効いてるのかどうかがわかりづらく、なかなか大変だ。
【参照】
●@IT http://www.atmarkit.co.jp/
┣これから始めるIPv6
┣いまさら聞けない、IPv6アドレス体系の基礎 2011年7月19日
┣どう割り振る? IPv6でのアドレス設計 2011年9月6日
┣3つの手順で実現、サーバOSのIPv6対応 2011年11月28日
┣主要なサーバアプリの設定例 2011年12月19日
┣簡単、便利、高信頼! IPv6ネットワークの冗長化 2012年4月2日
┣Windows管理者のためのIPv6入門
┣第1回 IPv6の概要 2011年9月22日
┣第2回 IPv6パケットの構造を知る 2012年1月5日
┣第3回 L2アドレスを解決する近隣探索プロトコル 2012年5月24日
┣第4回 IPv6アドレスを割り当てる 2012年7月5日
┣第5回 IPv6アドレスをDHCPで割り当てる 2013年3月14日
┣第6回 LLMNRを使ったローカル・セグメント上での名前解決 2013年5月23日
┣第7回 IPv6とDNSサーバ 2013年7月4日
┣第8回 IPv6のルーティング 2013年8月29日
┣最終回 IPv4とIPv6の相互運用 2014年3月13日
┗ぶいろく? ぶいしっくす?――初心者でも分かる「IPv6」の基礎 2015年1月29日
●JPNIC https://www.nic.ad.jp/ja/
┣IPv6関連情報 - JPNIC
┣インターネット用語1分解説
┗RA (Router Advertisement; ルータ広告)とは
●日本Unboundユーザー会 http://unbound.jp/
┗unbound.conf(5)
●Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/
┣IPv6
┗Unbound