先日発生した平成28年(2016年)熊本地震の続報。
PASCO:平成28年熊本地震災害より |
携帯3キャリアのエリアが地震発生前のレベルに復旧。JRも鹿児島本線に続いて、九州新幹線が今日の午後から全線で運転再開。九州自動車道も嘉島JCT~八代IC間が一般開放され、4月中に全線開通の目処が立った模様。
復旧の報に勇気付けられる一方、大規模な土砂崩れで通行止が続く大分道の湯布院IC~日出JCTについてはまだ復旧の目処が立っていない深刻な状況が続いている。
同じく大規模な土砂崩れにより被災した立野地区のR57や阿蘇大橋についてもまだ復旧の目処が立っていない状況だが、PASCO:平成28年熊本地震災害の空撮写真から阿蘇大橋の少し南西方向に位置する阿蘇長陽大橋も周辺部斜面が大規模崩壊している事が確認できた。
また実態がなかなか伝わってこなかった「俵山トンネル」についても日経コンストラクションから惨状を伝える記事が公開されたが、「俵山トンネル」だけでなく「桑鶴大橋」、「俵山大橋」など県道28号熊本高森線西側の構造物にも深刻な被害を受けている状況らしい。
新耐震基準導入以降の住宅が、本震の前に倒壊していたと考えられる。とか
今回取材した限られた地域内でも、新耐震基準導入以降と思われる住宅で、前震で倒壊したものと、前震と本震を受けても被災が目視で確認できないものが存在していた。との事。震度7の揺れを立て続けに2度も受けるというのは"新耐震基準"も想定外だったとは思うが、損壊した建築物の数は20年前の阪神・淡路大震災を越えたという話もあり、いろいろとショックは大きい。
という感じで、14日の「前震」から2週間経ってようやくわかり始めてきた実態もある。
【参照】
●ケータイ Watch http://k-tai.impress.co.jp/
┣【熊本地震】ソフトバンクとUQ WiMAXが復旧、携帯各社の25日時点の通信状況 2016年4月25日
┣【熊本地震】ソフトバンク/ワイモバイルのサービスエリアが復旧 2016年4月25日
┣【熊本地震】auのエリアが復旧、地震発生前と同等レベルに 2016年4月26日
┣【熊本地震】ドコモもすべて回復、3キャリアのエリアが地震発生前のレベルに 2016年4月27日
┗【熊本地震】3キャリアのWi-Fi開放「00000JAPAN」熊本県内と避難所を除いて運用終了 2016年4月27日
●トラベル Watch http://travel.watch.impress.co.jp/
┣JR九州、鹿児島本線は福岡から熊本まで運行再開 九州新幹線と豊肥本線の立野駅~赤水駅間は再開未定 2016年4月18日
┣国交省、九州新幹線 新水俣駅~鹿児島中央駅間を4月20日の始発から運行再開と発表 2016年4月19日
┣九州新幹線、23日正午頃から博多~熊本間で運行再開予定 博多11時51分発~熊本行き、熊本11時53分発~博多行きから 2016年4月22日
┣国交省、九州新幹線全線運転再開を4月27日14時台予定と発表 2016年4月26日
┣九州道 嘉島JCT~八代IC間を26日15時一般開放 通行止めは2区間に 2016年4月26日
┗NEXCO西日本、九州道は4月中に復旧、大分道は復旧見込みたたず 新名神の橋桁落下事故後の見通しは技術検討委員会次第 2016年4月27日
●日経アーキテクチュア http://na.nikkeibp.co.jp/
┣日経アーキテクチュア:2016年熊本地震
┣耐震工学の専門家、和田章氏が読み解く建物被害の教訓 2016年4月18日
┣熊本地震 「新耐震基準」導入後の住宅に明暗 2016年4月22日
┣日経コンストラクション:特報 熊本地震
┣木村記者、熊本地震の被災地から中継中 2016年4月17日
┣阿蘇大橋、斜面と国道は別々に崩壊か 2016年4月21日
┣阿蘇大橋の落橋を招いた土砂災害の巣へ 2016年4月22日
┗「俵山トンネル崩落」、12km歩いて見た現場 2016年4月27日
●空間情報(GIS/航空測量)の株式会社パスコ http://www.pasco.co.jp/
┗PASCO:2016年4月 平成28年熊本地震災害
●熊本県防災情報ホームページ http://cyber.pref.kumamoto.jp/bousai/
●大分県道路規制情報提供サービス http://dourokisei.pref.oita.jp/
●Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/
┣阪神・淡路大震災
┣兵庫県南部地震
┣熊本地震 (2016年)
┣熊本県道28号熊本高森線
┗俵山トンネル