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Last-modified: 2024-04-17 (水)


[一語一絵/IT系]

biosdevname / 2013-08-26 (月)

毎度お馴染み[External]NTT-X Storeから調達した[External]DELL Power Edge T320(P14032500350W)にubuntu 13.04をインストールしたところ、オンボードNICがeth0/1ではなくem1/2となっているのに気付いた。

ちょっと戸惑ったものの、ethN(N:0~)の代わりにemN(N:1~)というインタフェース名が付与されているという風に読み替えていけば大きな問題は無いので、Broadcom用tg3ドライバの特性と判断。

ところが再起動時にブリッジインタフェースが起動しない事に困ったので「インタフェース名の問題かも?」と思って調べてみたところ、

RHEL6 SP1 に対応する Dell PowerEdge サーバにインストールすると、新しいネットワークインターフェイス名は、内蔵インターフェイスにこれまで付けられていた ethN という名前ではなく、

            emN( (em1、em2、..)

となります。

PCI アドインネットワークインターフェイスの場合、名前は次のようになります:

          pXpY( (p<slotスロット番号>p<ポート番号> - p1p1、, p1p2、, ..)

新しい命名スキームでは、サーバシャーシのラベルの通りに、em1 は 「Gb1」 ( (em2は「Gb2」)) としてマップされるので、ネットワークインターフェイスをより楽に、かつ効率的に管理できます。 p1p2 という形式の名前から、アドオンカードのネットワークポートを容易に特定できます。
という内容で、Dell発案の「biosdevname」という新しい命名スキームによるものである事が解った。

新しい命名スキームを無効にするには、カーネルのコマンドラインパラメーターとして 「biosdevname=0」 を渡せば良いという事だ。

インストール時にkernel bootオプション指定しても良いし、インストール後は /etc/default/grubGRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT

# GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash"
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="nosplash biosdevname=0"
GRUB_CMDLINE_LINUX=""
と追記して、
$ sudo update-grub2
として(再起動して)おけば良い。

再起動時にブリッジインタフェースが起動しなかった問題は、/etc/network/interfacesの bridge_ports の's'が消えて bridge_port になっていた…という情けない話だったよ。

【参照】
●Dell コミュニティ http://ja.community.dell.com/
RHEL 6 SP1が、デル製システム上でネットワークデバイスの進化した命名規則を実現 2011年8月29日


[一語一絵/IT系]

Nexus 7 2013 / 2013-08-26 (月)

一昨日、技適通過情報を書いた「Nexus 7 2013」の国内販売が正式発表された。

型式 HSDPA周波数(2条11号の7) LTE周波数(2条11号の9)
L-09C 832.4~837.6MHz(200kHz間隔27波),
832.5,837.5MHz,
1922.6~1977.4MHz(200kHz間隔275波) 0.25W
1922.5~1977.5MHz(100kHz間隔551波),
1925.0~1975.0MHz(100kHz間隔501波),
1927.5~1972.5MHz(100kHz間隔451波),
1930.0~1970.0MHz(100kHz間隔401波) 23dBm
ME370TG
Nexus 7 (2012)
4M17 G7W 1922.6-1977.4 MHz 24 dBm
K009
Nexus 7 (2013)
4M17 G7W 1922.6-1977.4 MHz 24 dBm 13M4 G7W 1927.5-1972.5 MHz 23 dBm
17M8 G7W 1930.0-1970.0 MHz 23 dBm
4M47 G7W 1922.5-1977.5 MHz 23 dBm
8M94 G7W 1925.0-1975.0 MHz 23 dBm

価格はWiFi版が16GB 2万7800円、32GB 3万3800円。LTE版が32GB 3万9800円。先代のWiFi版16GBが1万9800円だった事を考えるとちょいとお高くなった印象。

気になるLTE版日本向けモデルの周波数仕様は北米向けモデルと同じで、対応バンドは

    LTE
    Band 1、2、4、5、13、17
    3G
    Band 1、2、4、5、8
と発表されており、3Gの[External]FOMAプラスエリアや、auの3Gである[External]CDMA 1X WINにも非対応となる一方で、Band 8が含まれるのでソフトバンクの[External]プラチナバンドは対応となる可能性がある。

LTEでは[External]ITmediaの記事では「NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・アクセス、国内通信事業者各社が採用するLTEサービスの周波数帯を(すべてではないが)ひとまずサポートする」と言う話だが、今年6月の技術基準適合証明ではBand 1しか認証されてないように見受けられる。

しかし、[External]ハードウェア的にはLTE 1800(B3) MHzにも対応しているという話や、[External]新型Nexus7(2013)の日本版製品カタログではLTE対応バンドに1800MHz(Band3)が含まれるという事を踏まえると、7月以降にBand3の技適認証が下りるのを待って販売開始になった…と考えるのが自然だろう。

ついでにNexus4のように[External]FOMAプラスエリアやLTEの800MHz(Band 18/19)も追加で認証されると面白いのだが、期待薄だろうな。

【参照】
●ITmedia Mobile http://www.itmedia.co.jp/mobile/
Google、「Nexus 7 2013」発表──7型1920×1200ドット+Android 4.3、日本発売は「数週間以内」 2013年7月25日
石川温のスマホ業界新聞:新型「Nexus7」は満足度の高いタブレット――iPad miniはRetina化を急ぐべき 2013年8月16日
KDDI、「Nexus 7(2013)」のWi-Fiモデルを8月28日に発売 2013年8月26日
「Nexus 7(2013)LTEモデル」はSIMロックフリー、国内キャリアのLTE SIMカードも使用可能 2013年8月26日
ハイホー、LTE版「Nexus 7(2013)」とSIMカードを月額2480円で提供――申込受付は8月28日 2013年8月26日
LTEモデルは9月中旬ほぼ4万円:Nexus 7(2013)、“アジア最速”で日本上陸 2013年8月26日
「より薄く、より軽く、手にピッタリ収まるはず」とGoogleのヤーガ氏:「Nexus 7(2013)」のサイズ感を旧モデル&iPad miniと比べてみた 2013年8月26日
●Engadget 日本版 http://japanese.engadget.com/
Google 新 Nexus 7 (2013) vs 旧 Nexus 7 詳細比較。ASUS MeMO Pad HD7 も参戦 2013年7月24日
Google 新Nexus 7は8月28日から国内販売、16GB 2万7800円。LTE版は9月 2013年8月26日
●Blog of Mobile!!~最新ケータイ情報~ http://ameblo.jp/povtc/
LTE版の新しいGoogle Nexus 7 (K009)が技適通過 2013年8月24日
●AndroidLover.net http://androidlover.net/
新型Nexus7(2013)の日本版製品カタログにLTE対応バンドが記載。2100MHz(Band1)/1800MHz(Band3)に対応。 2013年8月27日
●総務省 電波利用ホームページ http://www.tele.soumu.go.jp/
証明規則第2条と種別名の対応表
技術基準適合証明等を受けた機器の検索:ASUSTeK K009
●Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/
Google Nexus
第3世代移動通信システム  >> 日本の周波数割り当て
LTE  >> 周波数帯