THE PAGEの記事で思い出した昨年末の「カフェイン中毒死」報道。
THE PAGEより |
「血液中から致死量のカフェインが検出された」という事で驚いたのだが、西日本新聞の記事によると
男性は24時間営業のガソリンスタンドの従業員で、深夜から早朝に勤務。そのまま夕方まで起き、しばらく寝てから出勤する生活を繰り返していた。眠気を覚ますためにエナジードリンクを日常的に多用し、カフェイン錠剤も併用していたという。という事なので、カフェインの過剰摂取以前にカフェイン依存症になるような環境が問題のような気がするよ。
男性は昨年、帰宅後に吐いて寝込んでいて容体が急変。数時間後に同居する家族が気付き、救急搬送したが、手遅れだった。死亡の約1年前から体調不良を訴え、吐いて動けなくなることも数回あったという。
ちなみに
カフェインは頭痛薬など薬としても処方されており、1回300ミリグラム、1日3回まで処方することが国で認められている、
通常1杯のコーヒーに含まれるカフェインは、60ミリグラムという事なので、この指針からするとコーヒーなら1日15杯という事になるのだが、ひじきの鉄分、実は10分の1だった? 成分表改定という事もあるので盲信は禁物。
干しひじきは、加工業者が原料の海藻を煮沸して渋みを取り、乾燥したものが売られている。1982年版の成分表以来、含まれる鉄分は100グラム当たり55ミリグラムとされてきた。ただ、煮沸する際に使う釜が鉄製よりもステンレス製が主流になってきていることから、専門家から製法によって成分が異なる可能性があると指摘されていた。とはビックリ。てっきり海水中でミネラルなどを吸収した結果とばかり思っていたのだが、安易に先入観を持つのは危険だな~
今回の改訂に向けて再分析したところ、鉄釜だと100グラム当たり58.2ミリグラムの鉄分を含むが、ステンレス釜だと6.2ミリグラムだった。
【参照】
●THE PAGE(ザ・ページ) http://thepage.jp/
┗「カフェイン中毒死」はなぜ起きる?エナジードリンクは悪者か 2016年1月5日
●西日本新聞 http://www.nishinippon.co.jp/
┗カフェイン常用 中毒死 「眠気覚まし」思わぬ危険も 2015年12月21日
●Huffington Post http://www.huffingtonpost.jp/
┣カフェイン中毒で国内初の死亡者 エナジードリンクを大量摂取 2015年12月21日
┗ひじきの鉄分、実は10分の1だった? 成分表改定 2015年12月24日
●文部科学省 http://www.mext.go.jp/
┗日本食品標準成分表2015年版(七訂)について 2015年12月25日
●Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/
┣カフェイン中毒
┗栄養ドリンク