昨年7月に書いたウイルス感染を想起させユーザーをだます「偽警告」。
ITmedia News 記事より |
ほとぼりが冷めるのを待ってたとも思えないものの最近また増えてきている実感があったのだが、トレンドマイクロの記事によるとどうやら不正プログラムをダウンロードさせてウィルス感染させる目的ではなく、「Google Play」などからセキュリティソフトやシステムユーティリティーソフトをダウンロードさせる方向に狙いが変わってきているそうな。
犯罪者集団が行っているサイバー攻撃で「Google Play」や「App Store」など審査が必要な公式サイトからダウンロードさせるというのも不自然なので、単に「Pay Per Install」による収入を期待しているアフィリエイターが邪悪な仕組みを活用しているという見解に合点がいく。
画面遷移を邪魔する全面広告を始め、「続きを読む」というボタンのようなバナーとか、最近のデジタル広告はモラルもマナーも崩壊していて最悪だ。
2018年1月23日公開予定のChromeバージョン64で迷惑なリダイレクト広告ブロック機能を追加との事。イタチごっことは思うが、この戦いを止める選択肢はないだろう。
【参照】
●ITmedia NEWS http://www.itmedia.co.jp/news/
┣怪しい「セキュリティ警告」への対処法、クリックする前も後も落ち着いて 2006年10月19日
┣Chromeブラウザ、迷惑なリダイレクト広告ブロック機能をバージョン64で追加へ 2017年11月9日
┗スマホ画面に突然表示、偽の「ウイルス感染」警告 目的は? 2017年11月15日
●トレンドマイクロ セキュリティブログ https://blog.trendmicro.co.jp/
┗実例で学ぶネットの危険:スマホで突然の「ウイルスに感染」表示、開くとどうなる? 2017年11月15日
●Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/
┣コンピュータウイルス
┗成功報酬型広告