通信デバイス接続の枠を越え、電源供給やディスプレイ接続規格もできて天下統一にひた走る「USB Type-C」。
usb.orgより |
「USB Type-C」=「USB 3.1」というのは誤解で、両端がUSB Type-CコネクタのUSB 2.0ケーブルなども存在している事を忘れていた。
ちなみに、7月に発表され間もなく正式承認される転送速度20GbpsのUSB 3.2も「Type-C」コネクタ前提らしい。
USBのバージョンに限らず、充電規格だけでもUSB PD(USB Power Delivery)やQuickChargeなど多岐にわたるので、一つのType-Cケーブルで何でもできるわけではない。
…にも関わらず、パッケージから出してしまうと「認証規格」などがわからなくなってしまうので、ほとんどの場合に見た目では区別ができない。
今でも高速充電対応ケーブルやデータ通信用ケーブルなどで混乱している事を思うと頭が痛い。
セキュリティリスクや粗悪なケーブル問題だけでなく、地味に困ることになりそうだ。
【参照】
●PC Watch https://pc.watch.impress.co.jp/
┣【山田祥平のRe:config.sys】USB Type-C 世界制覇への道を拓く 2016年12月2日
┣【山田祥平のRe:config.sys】USB Type-C充電統一への道遙か 2017年5月1日
┣【山田祥平のRe:config.sys】転ばぬ先のType-C 2017年6月16日
┣【山田祥平のRe:config.sys】Type-Cポリスの憂鬱 2017年7月21日
┣転送速度を2倍に引き上げた「USB 3.2」が策定 2017年7月26日
┣【山田祥平のRe:config.sys】QuickChargeがUSB Power Deliveryを包み込む将来 2017年8月4日
┣【特集】ケーブル選びに失敗しないための「USB Type-C」基礎知識 2017年8月11日
┗【特集】複数の規格が入り交じるUSB Type-C。その挙動を探る【PC給電編】 2017年9月12日
●USB.org http://www.usb.org/
┗USB Type-C™
●Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/
┣ユニバーサル・シリアル・バス
┗USB Type-C