昨年10月にリリースされた、Ubuntu 9.10 (karmic koala)。
キーボード→レイアウトのオプション |
Ctrl-Alt-BackspaceキーコンビネーションによるXの再起動ができなくて困った。
いろいろと調べてみたところ、「うっかり押してしまって再起動してしまいかねないから」という理由でUbuntu 9.04 (jaunty) で無効になったらしい。
しかし、エキスパートにとっては不自由なのでぜひ復活させたいと思い調べてみると、DontZapを使って/etc/X11/xorg.confに
Section "ServerFlags"を記述すれば良い、というのがわかった。
Option "DontZap" "off"
EndSection
と、喜んだのもつかの間、Ubuntu 9.10 (karmic koala)ではDontZapはおろか、/etc/X11/xorg.confすら無い事に慌てふためいた。
いろいろ探し回ったところ、本家本元KarmicKoalaのReleaseNotesに
Ubuntu 9.04以降では、Xの再起動を強制的に行う Ctrl-Alt-Backspace キーの組み合わせは、偶発的にこのキーを押してしまい誤って再起動してしまう問題を回避するために、標準状態では無効化されています。今回はそれに加えて、Ctrl-Alt-Backspace オプションはXサーバの "DontZap" オプションから置き換わり、Xキーマップ(XKB)オプションとして設定されるため、このオプションをユーザごとに設定できるようになりました。と書いてあったよ。
結果として、Ctrl+Alt+Backspace のショートカットはデスクトップから簡単に有効/無効にすることが可能になっています。
なんだそれ。Ubuntu勝手すぎ。
というわけで、最近身につけたノウハウを残しておく。
- X再起動キー(ctrl+alt+backspace)を有効にする
- "システム"->"設定"->"キーボード" を選択.
"レイアウト" タブを選択して "レイアウトのオプション" ボタンをクリック.
"Key sequence to kill the X server" を選択し、"Control + Alt + Backspace" を有効に. - 『デスクトップ』などの日本語フォルダ名を英語表記にする
- XのTerminalでLANG=C xdg-user-dirs-gtk-update
【参照】
●Ubuntu Japanese Team http://www.ubuntulinux.jp/
┗Ubuntu 9.10 Desktop 日本語 Remix CD リリース 2009年11月4日
●Ubuntu http://www.ubuntu.com/
┣X/Config/DontZap
┗KarmicKoala/ReleaseNotes/ja 2009年11月4日