8日に赤福氷を食べたばかりだが、赤福餅でも製造日改ざん問題が発覚。農林水産省からJAS法違反に基づく行政指導が行われた模様。
10/08 松坂屋本店B2F 赤福茶屋にて |
誰しも赤福おまえもか、と思った事だろう。
保存料無添加で作りたてを看板に掲げ「○月○日謹製という表示は製造年月日では無い」という赤福側の見解は、消費者の感覚とは乖離していて積年の思いを裏切るもので、もはや開き直りとしか思えないねぇ。
すでに歴史的な昭和の笑い話に過ぎないと思っていたのだが、意外にまだ冷凍や缶詰にしとけば未来永劫まで保存できるなんて思ってる人って多いのだろうか? 現代の冷凍技術をもってすれば「冷凍保存」を行っても明らかな品質劣化が無い事は言うまでもないのだが、「作りたてのものと変わらない」とまで言い切るのはどうかなぁ。
少なくとも餅の食感は違ってくると思うのだが、ホントにその程度の違いもわからないのだとすると、赤福の内情は意外に深刻なのかもしれないな。
食品衛生法上は問題なく、製造後に2週間程度を限度に冷凍保存するというのも工程的・品質的にも問題は無く、それどころか賞味期限を明記した冷凍済みバージョンがあれば土産用に◎なのではないかとさえ思うので、誠実な表示方法と管理体制を確立して信頼回復に努めて欲しい。
【参照】
●伊勢名物 赤福 http://www.akafuku.co.jp/
●中日新聞(CHUNICHI Web) http://www.chunichi.co.jp/
┣「赤福」が製造日を偽装 30年以上続ける 2007年10月12日
┣製造日偽装で違法性認識か 赤福、「不二家」事件発覚の1月に一部中止 2007年10月13日
┗即日冷凍、休日に解凍 配送…残った「赤福」 2007年10月13日