『涙そうそう』

八重山の海に沈む夕陽

5/16 竹富島にて

しばらく前から時々思い出したように気になっていた歌があった。気になっていたと言うだけあって、沖縄系の楽曲という以外にはサビの歌詞はもちろん歌い手とか、いや男性か女性かすらハッキリしなくて行き詰まっていた。

…のだが、昨日やっと落ち着いて耳にする事ができ『涙そうそう』だと判明。歌っているのは石垣島出身の夏川りみだが、作曲のBEGINもリリースしているので男女の記憶があやふやだったわけだ。なお作詞は森山良子で、そもそもこちらがオリジナル。

ちなみに「涙(なだ)そうそう」とは沖縄の方言で「涙ぽろぽろ」の意味。琉球音楽独特の物悲しさ漂うメロディラインと、森山良子が無くなったお兄さんを想う切ない歌詞が相まって、心の奥底を揺さぶる力がある。去年あたりから沖縄を中心にじわじわと人気が高まり、沖縄では有線を中心に頻繁に流れているらしく、喜納昌吉の『花』に続いて沖縄発のスタンダードナンバーになりそうな気配。YANOも4月5月と八重山連戦した時に感染してしまったと思われる。

2001年3月23日発売のシングルが、今週のオリコンシングルチャート30位でなおも上昇中。どちらの楽曲も下記サイトで試聴可能なので興味を持った人はぜひ。

参照

参照

ビクターエンタテインメント -夏川りみ

テイチクエンタテインメント -BEGIN

2ヶ月家を空けて…

・電気使用量は前年同月比の半分だった。やっぱりサーバーの省電力化を実行しなければ。

・クルマは埃が積もっていたがバッテリーは大丈夫だった。今年換えといて良かった。

・地方税の督促状が来てた。6月中旬に納付書を発送して7月1日に納付しろとはどういう了見だ!?

・TVのチャンネルパターンを完全に忘れてしまった。

・ハローワークから求人票が来てた….。 シカトしてた事に…やばっ!?

Mission completed

「おーしゃんいーすと」は定刻の5時に新門司港に到着。愛機CB400SFも相変わらずゴキゲン麗しく何より。乗降スロープを静かに下り、2ヶ月ぶりの九州の地を踏んだ感慨に5秒ほど浸ったあと速やかにリスタート。

サロベツ原野と利尻富士

7/16 道道106号線にて

下曽根からR10に入り片野から清水に抜けてR3にスイッチ。ここでやっと24H営業のスタンドを発見して給油。都心部とは言え105円/Lと足元見てるような値段に憤慨する。八幡まで行けば92円/Lとかなのに…

快速モードで戸畑バイパスへ入って、ふと気が付くとミラーには涙ものの朝焼けが広がっていた。が、今からカメラを構えても間に合わないので、井掘から山の口にかけての豪快な登りストレートを楽しむ。しかし、今まで気にならなかったがなんてバンピーな路面なんだろう…

海老津を過ぎる頃には早くも路上の気温表示が29℃の表示。路面やエンジンからも刻々と熱気が高まっているのを感じると共に、「朝の涼しいうちに宿題しときなさい」と繰り返してた母の口癖を思い出した。

古賀を過ぎるとクルマの量が増えて多少ペースが落ちたが、最寄りのセブンイレブンで朝食を仕入れて、6時45分に箱崎の自宅に到着。2ヶ月以上に渡った過去最長の旅もついに終焉を迎えた。荷物を部屋に入れて片付けていると薄暗い空から雨が降って来たので、やはり実家に寄らずに帰ってきて正解だったな。

本日の走行距離 80km、通算走行距離 9126kmなり。

北海道から送ったキャンプ用品なども無事に届き、早速洗濯!と思いきや、雨降ってやんの….。で、どうせ天日干しできないジャケットをアクロンで手洗い。それから革のブーツとパンツをサドルソープでキレイキレイに。

15時頃からデミオで出動。さてエンジンがかかるかヒヤヒヤモノだったが、ちょっと長めにスターターを回した程度で一発始動。無事買出しを済ませる。バイクの洗車は明日だな…

bravo cruising

夏空

潮岬沿岸にて

多少風が強く波頭が立っているものの13,000tの大型フェリー「おーしゃんいーすと」には大した影響もなく、至って穏やかな航海を楽しむ。

真夏の青い空と白い雲の下、しかも見渡す限り水平線に囲まれた大海原で潮風に吹かれていると、まさに心が洗われる感じがする。旅先での辛かった事やイヤな出来事もきれいさっぱり海に流して、楽しかった思い出だけを持って帰れるような、そんな気がするのだ。あくまでも個人的な感想だけどね….。

くだらない世間の風評や画一的な価値観、しがらみや社会通念に囚われて行き詰まっているな〜と思う人は、ぜひ独りで船に乗って海に出てほしい。一週間ほど島に滞在して帰った時には、もしかして人生観が変っているかも? 十人十色、人生ヒトそれぞれ。いろんな生き方があっていいんじゃないですか?

あぁまた小笠原思い出してきた。やべ〜。f(^^;;

本日の走行距離、0kmなり。

灼熱のアスファルトバトル

世話になった気仙君に別れを告げ、7時前に松戸をスタート。朝のラッシュ前に…と思ってたものの、駅前から渋滞に巻き込まれる。程なくR6に抜けるが、都心へ向かうがクルマの列はさらにトロトロとしか動かない。で、そのクルマのわずかばかりの隙間を縫うようにスクーターや中型バイクがカミカゼアタックで駆け抜けて行く。基本的にクルマが動いていたらすり抜けをしないYANOからすると、目の前で繰り広げられるシーンに肝を冷やす。

大混雑の環状8号線

四面道にて

それ以前に今はサイドバックを付けているのでなるべくすり抜けはしたくないのだが、いつまでたっても新葛飾橋に差しかからないので業を煮やし、集中力を高めて車線間ですり抜けにトライ。サイドバッグとの間隔にも注意を払いつつ、後続のバイクに先を譲りながら新葛飾橋から金町のオーバーパスを5分ほどでクリア。サイドバッグ付きの車輌感覚と周囲のクルマの動きにも馴れたところで、青戸から環7にスイッチ。

R6よりいくぶん流れが良くなったもののやはり国道と交差する場所を中心に渋滞は避けられず、またしてもすり抜けを駆使。赤羽まで出てくれば昔の土地感が効いてくるので、混雑緩和を狙って志村坂上高島平を経て環8-笹目通りにスイッチ。和光市に入るとまた混んできたので、光が丘マクドナルドで朝マック。ここまで1時間20分、頑張ってもこの程度か。北海道の倍以上は疲れるなぁ。

30分程休憩してリスタート。が、混雑は一層酷くなっていてめちゃいや〜んな状態。迂回路も考えたがここまで来れば第一チェックポイントの荻窪まであと僅かなので、環8ですり抜けを強行。以前は無かった、新青梅街道・西武新宿線・早稲田通りを潜る井荻トンネルを初めて通過。すんなり抜けられるモノだとばかり思っていたが、後半はやはり渋滞の真っ只中。サウナのように蒸暑く、すり抜けも難儀を極める薄暗い中を辛抱の走りでクリアする。も〜やってらんないよ。

9時半に四面道近くの喫茶店ピエロに到着。ここのマスターである宮寺さんは、以前は日本アドベンチャーサイクリスト協会にも所属していた筋金入りの旅人なのだ。でもって夫妻には東京で親代わりのように世話になっていたのだが、まだ一昨日会ったかのように顔を憶えていてくれたのは嬉しかった。

結局、暑さに負けてピエロでサンドイッチとコーヒー2杯でウダウダ。少し陽射しが傾き始めて気持ち涼しくなったよと自分を言い聞かせながら14時半にリスタートを決意。いよいよ有明フェリーターミナルまで東京横断バトルの開始だ。

まずは走り慣れた青梅街道へコースイン。意外に空いていて快調に流れたが、中野に入ると一気に混雑し始める。山手通りを越えて西新宿で右にターン。都庁の真下をサクッとパスし、代々木を左に折れようと思ってたのにミスコースして直進。千駄ヶ谷から外苑を通って青山に抜けるつもりが渋谷方面に向かってしまう。

まぁ、下手に迂回して戻るとハマる可能性大なので、多少の混雑は覚悟して原宿から表参道に抜けて青山通りへ。人の多さ、クルマの多さで熱気ムンムン。木陰で信号待ちしてても汗が噴き出す。バイク便のCBR954RRを従えて青山一丁目の交差点を右へターン。ホンダ本社前の垂れ幕で今年の8耐勝利を知る。昔はF1ばっかだったのに今年も勝負にすらなってないからなぁ….。

レインボーブリッジ

お台場にて

CBR954RRと並んで外苑西通りを快走。麻布トンネルを抜けて芝公園へ。あまりに近すぎて東京タワーも観えないが、まぁいいか。警察官うじゃうじゃの外務省前を大人しく通過して、第一京浜へスイッチ。芝4丁目で左折して浜松町付近の裏道を抜けて首都高下の海岸通りへ。日の出桟橋でUターンして東京港のシンボルレインボーブリッジへ駆け登る。

「強風注意」の案内表示が輝く中、Tシャツにサンダル履きでタンデムしているアンポンタンが何台もいて、思わず我が目を疑う。そういえば昔FTABIのオフ会でわざわざピンポイントで乱入したんだけどあっさりバレてたなぁなどと思い出に浸りながら、荻窪から1時間程で有明フェリーターミナルに到着。

16時頃には乗船手続きを済ませたのだが、乗船開始の18時までまだ時間があるのでお台場日本科学未来館へバイクを走らせる。しかし場所がわからず辿り着いたのが16時半。入館料500円と閉館時間の17時を秤にかけた結果観覧を断念し、ファミマで食料を仕入れたあと有明フェリーターミナルに戻った。

いよいよ長かった旅も最終ステージ。御礼も兼ねてこの旅で出逢った人にメールすると、遠く北海道からも送別のメールが帰ってきた。やはり今年の旅で最も躍進したデバイスは携帯メールだったかな。小笠原だけは未だに使えませんが。(笑)

もう夏の帰省ラッシュのはしりで混雑している事もあって乗船したのは19時ちょっと前。出港予定は19時10分だが30分ぐらい遅れそうだな…と思いつつ、夕焼けを観ながら風呂で汗を流したあと船内をウロウロしてたら19時35分に慌ただしく離岸していた。

オーシャン東九フェリー 東京〜北九州 2等12,600円 二輪7,560円
TEL:03-3567-0971 http://www.otf.jp/

本日の走行距離、81kmなり。

東京ジプシー 2日目

美しい日比谷公園の芝生

日比谷公園にて

バイトに出掛ける気仙君と共に7時前に出動。待ち合わせの彼を置いて、先に上野まで出てマクドナルドで朝マック。今日は何をしようかな?と考えながらホームページを更新する。

相変わらず今日も外はうだるような暑さ。そういえば、映画館に**“今日は映画ファン感謝デー1000円”と書いてあったな〜と思い出し、久々に映画を観る事にする。「インターネットぴあ」で劇場と開始時間を調べ、地下鉄日比谷線で日比谷**へ。

10時からみゆき座で『猫の恩返し』、13時からスカラ座1で『スターウォーズ Episode2』を観覧。ストーリーに関しては触れないが、スターウォーズは2時間半あっというまで、シリーズでも1番の面白さだと思う。個人的には。

その後は日比谷公園を散策。都立日比谷図書館などウロウロするものの暇を持て余す。しょうがないので新橋まで歩いてJRで川崎へ移動し、例の如くドトールで涼む。ふぅ〜。

波照間メンバー

川崎の居酒屋にて

今夜は関東在住の波照間メンバー2人と合流して関東大会の開催。狙っていた沖縄料理屋が見つからなかったので、適当な居酒屋になだれ込み早速カンパイ。パソコンで今回の旅の画像を見せたり、まだ礼文島で働いているアキちゃんが電話参加したりして、3人だけとは思えないほどの大盛上がり。

小笠原仲間もまた同じなのだが、島から戻っても歳や性別に関係なく付合いが濃厚になってしまうのが島で培われたコミュニティの特徴なのかもしれないな〜。でも何度も波照間に行っているさゆりちゃんにしてもここまで盛上がった仲間は居ないという事なので、陳腐な表現だがこれがいわゆる縁と言うモノなんだろうな、と思う。何はともあれ実にいい感じなので、この旅で出会ったみなさんも、またどこかで逢いましょうね。(^o^)

本日の走行距離、0kmなり。

東京ジプシー 1日目

お馴染み高層ビル群

西新宿にて

所用で出掛ける気仙君と共に8時半に出動。独り松戸駅周辺を散策するが、既に25℃を越えようという気温に早くもクラクラ。暇潰し&避暑も兼ねて駅近くのドトールに逃げ込む。

つい先日までは畑の隣に小汚い恰好で座り込んでパンを喰ってたというのに、今日はドトールでメトロポリタンっぽくブレックファーストとは。我ながら変わり身の早さというか適応力に感心する。あ、小汚いのは変ってないけど。f(^^;;

しばらくクールダウンした後、常磐線と山手線を乗り継いで新宿へ。以前住んでいた事もあって電車の活用は苦にならない。ていうより、昨日R6を上野まで往復しただけで、二輪車を取り巻く東京の交通事情にストレス以上の恐怖に近いものを感じたので、極力バイクでの移動は避けるようにしたのだ。

新宿ではおのぼりさんと化し、デジカメ片手に西新宿の高層ビル群を点描。住んでいた時と若干風景は変っているが、それ以上に見つめる視点(気持ち的な)が違う事から印象を全く異にするので、なかなか面白い。都庁の展望台も以前は近隣からちょっと立寄ってみたという人が多かったが、今では台湾や韓国からの観光客が過半数を占めているように思う。日本人観光客がニューヨークに行ってエンパイアステートビルに登るように、アジアの観光客はTOKYOに行って都庁に登るのが一つのステータスになっているのかもしれない。

11時頃には光化学スモッグ注意報が発令。最高気温も36℃の予想なので、屋外活動はかなり厳しい状況だ。という大義名分により、都庁の展望台で小一時間ほどまったり。こういうパブリックスペースが豊富なのは首都東京ならではで、羨ましい限りだ。

小笠原仲間

高田馬場の**「わらう鯨」**にて

昼前には所用を済ませた気仙君と合流し紀伊国屋書店へ。小笠原ユースで一緒になったカベルナリア吉田氏が書いた『スロー・トラベル フェリーボートで行こう!』という本を立ち読み。小笠原以外にも自ら取材した15航路の体験を基にゆったりとした旅を勧める一冊で、なかなか興味深く拝読した。

それから島旅繋がりで、銀座わしたショップへ移動。しかし、ブルーシールを食べようと思ったのに、カップしかないんでやんの。(;_;) 福岡店では喫茶コーナーがあってソフトも食べられるのに….。

それから銀座で適当にお店を冷やかしたりお茶したりしながら、再び山手線で高田馬場へ。

18時に更に小笠原仲間2人と合流し、小笠原で知り合った30代無職独身!?というヤバいメンツで、これまた小笠原好きなオーナーが切り盛りする**「わらう鯨」**という店に繰り出し、23時過ぎまで大いに盛上がった。

4月に小笠原で一緒になった仲間のうち何人かは、早くもまたリピート渡航しているらしいし、またある人は沖縄の久米島に移住したりしたという事。みんな病気だ!? 何はともあれ、こうして一声掛ければ集まってくれる仲間達に恵まれた事は何よりも換え難い喜びだ。また小笠原に限らずいつかどこかで逢いましょう。

本日の走行距離、0kmなり。

首都圏進出

東日本フェリー「へすていあ」は濃霧の太平洋を順調に航行。デッキを吹く風が確実に生暖かくなって南下している事を伝える。結局13時半に茨城県大洗港に到着。

そのまま灼熱のR6へ。わかっちゃいたけどサウナのような暑さにかなりへこたれ、2ヶ所で休憩を挿む。が、これでようやく夏らしくなったと自分を強引に納得させる。

17時半に上野到着。たかだか100km前後に4時間近くを要する流れの遅さに、これまた北海道とのギャップを痛感する。バイクショップCORINでメッシュのグラブ3,900円を購入。時間的に遅くなったのでタイヤ交換は見送り。

オレンジ色に色付き始めた空を背に、再びR6を松戸へ。日没は北海道より遅いにも関わらず、夕焼けは逆に高い高度で早く始まるという事はそれだけ大気の塵が多いと言う事を表わしているのだろう。隙間無く文字通り交通戦争のようにクルマとバイクが走る道路と合わせて、良くも悪くもここがメトロポリスである事を再確認する。

20時前に小笠原中間の友人気仙君と合流。焼肉を喰って3ヶ月ぶりの再開を祝す。

本日の走行距離、138kmなり。