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W-ZERO3メールのバグ発見

W-ZERO3[es]に搭載されているW-ZERO3メールには、自宅サーバーのウェブメーラー Ver0.954から送信したメールを受信すると異常終了してしまう不具合がある。ただメールが1件読めないだけならば大した問題では無いが、そのメールがボトルネックになってW-ZERO3メールでは以降の新着メールが全く読めなくなってしまうので結構切実な問題なのである。

そうなった場合の対処としてはW-ZERO3メールではなく、Outlookメールで受信する事だ。しかし「受信」しただけでは済まず、「『受信済みフォルダ』から削除」して更に「『削除済みアイテムフォルダー』を空にする」で完全に削除した後、もう一度送受信しないとサーバーから削除されない。たく、面倒くさいったらありゃしないのである。

Outlookメールでは受信できているので、問題はW-ZERO3メールにある事は明白。すべての責任がW-ZERO3メールにあるとは言わないが、情報が欠けたりメールをスキップしたりするならいざ知らず、受信途中で落ちられてしまうとユーザーにはどうしようもないので、少なくとも異常終了してしまうのは標準装備されるソフトとして失格だと言わざるを得ない。

その障害のトリガーとなる部分は一般的なメーラーとウェブメーラー Ver0.954のメールヘッダーを比較して、もっとも違う部分である

**X-Mailer:** WebMailer Ver0.954 on Apache/2.0.59 (Unix) DAV/2 PHP/4.4.4 mod_ssl/2.0.59 OpenSSL/0.9.7l with Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.8.1) Gecko/20061010 Firefox/2.0

というやたら長いX-Mailerに違いないと99%疑っていたのだが、今日朝から調べてみて意外な事実がわかった。

**Date:** Sun, 3 Dec 2006 12:09:38 +0900(JST)

だとダメで、

**Date:** Sun, 3 Dec 2006 12:09:38 +0900 (JST)

ならOKてな具合。真犯人はDateヘッダーで、しかも"+0900"と"(JST)“間の空白の有無が問題だったという事だ。空白一個で異常終了かよ…. orz

取り敢えずウェブメーラー Ver0.954のヘッダー設定を変えておいたので問題は無くなったが、スケバン恐子じゃないけどガッカリだよ。

然るべきところに情報回しといてね>東広島の中の人

参照

W-ZERO3:シャープ http://www.sharp.co.jp/ws/

W-ZERO3[es]3度目のアップデート

シャープは11月30日にW-ZERO3[es]のバージョンアップソフトウェア1.50aを公開した。

W-ZERO3[es]本体でのダウンロードもできるが、アップデートバイナリは9.8MBと巨大なのでパソコンでダウンロードするのが正解。ActiveSyncでの転送するかmini SDカードに移して、W-ZERO3[es]本体からアップデートプログラムを起動すれば良い。

今回のアップデート内容はバグ修正よりも新しく出たPremium versionに相当する2つの機能追加がメインだ。

まず新しい「ホームメニュー」はどうだろうなぁ。ようやくToday画面に慣れたのにまた新しいインタフェースというのは正直戸惑うが、Windowsキーからのメニューに拠らず中央ボタンと数字キーの2アクションでアプリを起動できるので、慣れると早そうな印象はある。**「ホームメニュー」から「Today」**への戻り方がわからなかったのだが、実はOKボタンを押せば良いだけだった。

「名刺リーダ機能」は読み取るだけの機能限定版。名刺から読み取った文字を保存したり連絡先に登録するなど、実際に使う為には5,250円払ってライセンスを買わなければならない。要らないだろうなぁ。

1.1にバージョンが上がった「W-ZERO3メール」は機能追加ではなく本文表示画面のオペレーション改良。メニュー一覧に戻らずにカーソルキーで前後のメール本文に移れるとか、メニューから削除できるようになったとか、携帯なら当たり前と言えばそれまでの事だ。既読/未読の切替は個人的には不要。プレミアムバージョンのレビュー記事を読んでも相変わらず別アカウントからの返信が出来そうにない。

そういう意味でも期待しているのが複数アカウントでフォルダを共有できる仕様のWZモバイル。11月末のダウンロード販売開始というのでβテスト参加を見送って待っていたのだが、未だに製品版出荷に至らずβトライアル中。期待してるんだけどMLでの評判はあまり芳しくないなぁ。

参照

ITmedia +D http://plusd.itmedia.co.jp/

W-ZERO3:シャープ http://www.sharp.co.jp/ws/

ビレッジセンター http://www.villagecenter.co.jp/

ウィルコムファン W-ZERO3 http://www.willcom-fan.com/wzero3/

W-ZERO3[es]で動画を見よう

こないだ2GBのMini SDを買ったので、W-ZERO3[es]で動画を観られる様にしよう。

松たか子のPV

TCPMPのスクリーンショット

言わずと知れたWindows Mobile機たるW-ZERO3[es]には純正の「Windows Media Player」が入っているのでそれなりの動画は観られるのだが、MPEG4やQuickTime動画を観ようとすると「Windows Media Player」ではダメだという悲しい現実が目の前にある。

というわけで、セオリーに従って先人達の知恵を拝借。TCPMPをインストールすれば救われるという事に辿り着くのは時間の問題だ。ライセンス上の問題から**“AAC Audio decorder plugin”**も別途必要という事なので、tcpmp_aac_plugin.windows_mobile.0.66.zipを探し出して入れておかなければならぬ事に気をつけよ。

これでデジカメで撮った動画も、HDDレコーダーで録画した番組もサクッと"MPEG4に変換"すればバッチリ観られるわけだ。バンザイ。YANOさん的にはMPEG4変換はDVDドライブにバンドルされていた"Ulead VideoStudio 9"で万全。

他にも期間限定ながら無料で楽しめるYahoo!動画のJ-POP ミュージックビデオも捨て難いよね。松たか子「みんなひとり」は30秒間だけだが、キグルミの「たらこ」や竹内まりや「スロー・ラヴ」はフルコーラス配信。

J-POPの矢井田瞳スペシャルやMy Little Loverスペシャル、スターダスト・レビュー、デビュー25周年ツアー「HOT MENU」はコアなファンならずとも要チェック。

但し、ストリーミング映像は単純にダウンロードはできないので、GetASFStreamの手を借りてファイルに保存する事をオススメしたい。詳しい使い方までは解説しないが、“GetASFStream 使い方”でググればきっと徳の高いお方が残した足跡が幸せの国へと導いてくれるだろう。

Yahoo!動画のWindows Mediaを再生するには更にDRM(Digital Rights Management)のライセンスキーが必要になるのだが恐るるに足らず。ブラウザフォンたるW-ZERO3[es]は「Windows Media Player」で再生しようとすると自動的にダイアルアップしてWebブラウザ経由で取得してくれる。くれぐれもYahoo!動画にログインするアカウント/パスワードを忘れないように。

更にFairUse4WMの世話になっておくといい事があるかも。DRMって意外とウザイんだよねぇ。魚心あれば水心。

参照

ウィルコムファン W-ZERO3 http://www.willcom-fan.com/wzero3/

shino-blog http://blogs.shintak.info/

Weapon is Mine. http://wwjaianww.blog78.fc2.com/

Yahoo!動画 http://streaming.yahoo.co.jp/ ◆J-POP

5年後の跡地争い

今後の検討スケジュール

VHF/UHF帯電波有効利用作業班(第2回会合)資料より

2011年7月24日のアナログテレビ停波に伴って空き地となる電波帯を巡る争いがこれからヤマ場を迎える。特に710M~770MHz帯は携帯電話に比べてもセル半径が広くて使い勝手が良い為に激しい争奪戦が繰り広げられている模様。【参考ITmediaモバイル:800MHz帯はどこが優位なのか?】

この周波数帯には携帯電話向けの追加割り当てが優先的に決っているものの、情報通信審議会 情報通信技術分科会 電波有効利用方策委員会では他にも新しいサービスの募集が行われている。10月にはある程度方向性が見えてくると言われていたが、9月25日に第4回会合が開催されているものの議事録も含めてそれから音沙汰無し。安倍新内閣やら臨時国会やらでご多忙の事とは思うが、可及的速やかな情報公開をお願いしたい。

個人的には携帯向けに特化した放送技術「MediaFLO」なんてのはかなり興味深い技術だ。間もなくアメリカでサービスが始まるだけに期待度は大きいが、かといって日本で始められるのは5年以上後になるのが微妙に不安。その頃までに陳腐化していないといいのだが。

そういう意味では2003年秋から東京と大阪限定でVHFの7チャンネルを使って試験放送が行われている地上デジタルラジオ。今秋から開始と言われていた本放送が一転して「asahi.com:デジタルラジオ計画が白紙に 在京民放ラジオ局5社」とか、「asahi.com:デジタルラジオに逆風 06年本放送、白紙に」という有り様で、県域の束縛から逃れられない既存マスメディアの限界が見えたかな?って感じ。

著作権法改正案による送信可能化権を見直し等のように、5年後に向けて整理しなければならない事はまだまだ多い。

参照

ITmedia http://www.itmedia.co.jp/

総務省 http://www.soumu.go.jp/

屋内電力線LAN始まる

10月4日に晴れて解禁となった高速電力線通信(PLC)。屋内に限られている為にFTTHやADSLの代りになるわけではないが、屋内に張り巡らされている電力線を使って(新しく配線を追加する事なく)各部屋にLANのポートを取り付ける事ができる仕組みだ。

HDDレコーダーや地デジ対応テレビ等の家電品が対応する事によって、電源ケーブルをコンセントに差し込むだけでブロードバンドルーターを経てインターネットに接続できるようになるのがあるべき姿なのだが、対応家電が無い現状ではコンセントからEthernetに変換する**“モデム”**が市場を開拓する役割を担っている模様。

ちなみに理論上の通信速度は最大190Mbpsを謳っているものの、ITProの記事に依ると実効速度は10~30Mbpsに過ぎないらしい。10BASE-Tや無線LAN(11g)よりはマシだが、100BASE-Tには及ばないという事だ。

盗聴などのセキュリティが心配で無線LANの導入を躊躇っている人には朗報かもしれないが、PLCにはPLCで屋外給電線への漏洩は本当に防げているのか?というのが気になるところだ。

またアマチュア無線に影響を与えるという反対意見があったが、このあたりも導入が進んだ時点での再影響評価が必要だろう。

参照

日経ITPro http://itpro.nikkeibp.co.jp/

ホテルもおサイフケータイでチェックイン

おサイフケータイを鍵代わりに使うマンションを売り出したKESAKAシステムが、同じコンセプトのホテル「KESAKAイン」をオープンしたそうだ。

場所は博多区吉塚3丁目。「博多駅から徒歩15分、福岡空港にも近い」という地理条件はバスに短し歩くに長し。正直言って不便なところだ。1泊5980円出すなら博多駅近くのホテルにも充分泊まれる。自炊設備完備なので割安なウィークリーマンションプランによる長期滞在客に重きを置いているという事か。

モバイルFeliCaでチェックインというのは航空業界が先行しているが、そのままホテルの部屋の鍵になるというのは面白い考え方だ。だからと言ってフロントを無人化する事には疑問が残る。もし、街の案内や急病対応などのホスピタリティまでもが無駄なものだと思っているのならば、ホテル以前にサービス業として致命的だ。そういう観点からも、基本的にFeliCa電子錠による新しいビジネスモデルのショーケースに過ぎないのだろう。

ちなみにおサイフケータイの基盤技術であるモバイルFeliCaは圏外や電源オフの状態でも使えるが、長時間バッテリー切れのままだと使えなくなる恐れがある。FeliCaカードとは違って電源供給が必要だという事に注意しなければならない。

NTTドコモ、よくあるご質問の**「携帯電話の電池が切れてもICカード機能は使えますか?」**という項目にも

電池が切れた直後でもFeliCaマークの面を外部機器の読み取り部にかざしてICカード機能をご利用いただくことができる場合もありますが、iモードFeliCa対応iアプリを起動することはできません。 ※ただし、電池パックを長時間利用しなかったり、電池アラームが鳴った後で充電せずに放置した場合はご利用いただけなくなる場合がありますので、充電を行ってください。

と書かれている。

なんでもかんでもおサイフケータイに任せて大丈夫か? お財布のカードを減らせるというモバイルFeliCa。10枚分が1枚になるのは喜ばしい事だが、果たして1を0にする事がどれほどのメリットとリスクを増加させるだろうか? ケータイを修理に出す時にはスペアキーを作れるのか?

過ぎたるは及ばざるが如し。よく考えてモバイルFeliCaとFeliCaカードを使い分けしよう。

参照

ITmedia http://www.itmedia.co.jp/

NTTドコモ http://www.nttdocomo.co.jp/

RFIDソリューションセンター http://www.rdsc.jp/ ◆FeliCaソリューション http://www.rdsc.jp/felica/

株式会社KESAKAシステム http://www.kesaka.net/

新東京タワー

新東京タワー、パース図

Rising East プロジェクトより

「在京6社新タワー推進プロジェクト」が今年3月に決定した墨田区のRising East プロジェクト。高さ610mにも及ぶ新東京タワーのデザインが24日に公開された。

事の起こりは2001年2月2日付の読売新聞が「秋葉原に決った」と報じた「第2東京タワー」計画だが、ついこないだと思ってたらもう5年半も前。そういえば地上波デジタル放送もだいぶ先だと思ったんだけど、もう福岡でも本放送が始まっているし。時の流れは恐ろしい。

新東京タワーは東武伊勢崎線の業平橋駅と押上駅の間に在る貨物駅跡を中心とした地域に計画されていて、2008年に着工しアナログ放送が終了する2011年に竣工の予定。東京タワーからの送信をすぐに停波するわけではないだろうが、多くの関東の人は2011年以降アンテナの向きを芝方面から押上方面に変えなくちゃならないって事か。また新・旧で同じ周波数を使うわけにもいかないだろうから、チャンネル設定(受信地設定)をも変えないとならないわけで、結構面倒かも。

何とはなく東京タワー繋がりで先週末にフジテレビでオンエアされた『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』を観た。お涙頂戴のシーンはあざといし、いろいろ話題を集めたドラマとしては思いのほか普通だった印象。「ちびまる子ちゃん」の方が見応えあったなぁ。書評では口を揃えて「泣いた」という原作本は読んでないのだがホントかいな?

田中裕子や蟹江敬三のはともかく、道産子が演じる筑豊弁は端々に無理があって厳しかったかな。オダギリジョー演じる映画版も北九州ロケという事で期待していたのだが、わざわざ観に行くまでも無いかなぁという気がしてきた。

ちなみに自分は東京タワーには全く思い入れが無いどころか、18で上京してから東京と宇都宮に都合12年住んでいたのに一度も登っていない。そういえば福岡タワーも札幌テレビ塔にも登っていないような。山や海を見下ろすならまだしも、雑多な街を見下ろしてもそれほど気持ち良く無いからかな…

参照

ITmedia http://www.itmedia.co.jp/

東武鉄道 http://www.tobu.co.jp/

Rising East プロジェクト http://www.rising-east.jp/

フジテレビ http://www.fujitv.co.jp/

お買い物

朝の曇り空に騙されて今日は不発。

ELECOM DTSM-DVM4

ディスプレイ切替器

こないだ買ったDVI対応のディスプレイ切替器 DTSM-DVM4。安くなっていたとは言えamazon.co.jpで20,630円もしたのに、頻繁に同期がハズレる感じでどうにも具合が悪くて放置していた。

ちなみにDVIケーブルには1600×1200までの解像度に対応する18ピン接続のシングルリンクと、それ以上の解像度にも対応する23ピン接続のデュアルリンクの2種類がある。現実には1600×1200でしか使わないので実用上シングルで構わないし、そもそもDTSM-DVM4はシングルリンクにしか対応していない。だからと言ってデュアルリンクではダメだという事も無いはずだ。

しかし、結果的にはどうやらその2種類が混在していたのが不味かったのかもしれない。具体的に言うとPC側がシングルでモニター側がデュアルという組み合わせでダメだったのだが、逆にPC側がデュアルでモニター側をシングルにしたところ安定するようになったという事だ。取り敢えずPC側をデュアルで増やす分には問題無さそうだ、という事がわかってひと安心。DVIデュアルケーブルを買い増す事に。

吉塚だるまで**「天ぷら定食」**をやっつけた後、歩いてドスパラ博多店へ。

カモンのDVIデュアルリンクケーブル(DVI24-18)1,280円を2本と、キーボードdPRO-MKB90J1(W)2,980円を査収。

あと、2GBのMini SD Card (TS2GSDM)が3,380円と激安だったのでついでに。速度は多少見劣りするとは言え永久保証のトランセンドモノがこの値段で手に入るとは。W-ZERO3[es]でも問題無く認識されたので、充分お買い得だ。

帰りも寄道しながら45分歩いて帰宅。いい運動になった。

夕食は再び温泉湯豆腐にしたのだが、煮過ぎてしまい豆腐が50%近く融解。豆乳鍋のようになってしまった。f(^^;;

Firefoxにパスワード流出の問題

Firefoxにパスワードを盗まれる問題が発見されている。

パスワードマネージャを無効に

Firefoxのパスワードマネージャを無効に

「リバースクロスサイトリクエスト(RCSR)」と呼ばれる新しい脆弱性で、ユーザーがFirefoxにパスワードを保存している場合、画像等のリンクをクリックした時に別のサイトにパスワードを転送してしまう危険があるらしい。

なお、こういう邪悪なページにはユーザーが気付かないように隠しリンクが埋め込まれている可能性が高く、画像をクリックしなければ大丈夫などと油断してるとよからぬサイトに行っていると痛い目に遭うので、くれぐれも自戒されたい。

日経ITProの記事によると、これはドメイン名が同じであれば異なるページに対しても記憶したユーザー名/パスワードを適用しようとするFirefoxのパスワード・マネージャの振舞いにも問題があるそうだ。

修正プログラムについてはまだ作成中という事。取り敢えずの対策としてはFirefoxのパスワード・マネージャを禁止するしかない。

ITmediaの記事ではすでにMySpaceでこの問題を悪用した仕掛けが行われたらしいが、日経ITProの記事で指摘しているパスワード・マネージャの振舞いとは異なる気がするので、関連性の真偽の程は不明。

取り敢えずパスワード・マネージャを禁止するか、それができない場合は管理者以外が書き込みできるSNSや掲示板にはアクセスしない事だ。

参照

ITmedia http://www.itmedia.co.jp/

日経ITPro http://itpro.nikkeibp.co.jp/

Bugzilla https://bugzilla.mozilla.org/

Mozilla Japan http://www.mozilla-japan.org/

Linuxカーネル2.6解読室

朝から冷たい雨の1日。こういう日は引篭りモード全開で、コーヒーでも淹れながら本でも読むに限る。

というわけで、今日は『Linuxカーネル2.6解読室』。一世代前の洋書を和訳したものでは無い画期的な「日本人の日本人による日本人の為の最新カーネル解析本」。今年5月に出版される予定だったものが11月18日にようやく発売となり、火曜日に届いたばかりだ。

そもそもはVA LINUXの高橋浩和氏を中心にオープンソースマガジン(旧UNIX USER)で2004年6月から今年3月まで連載されていた記事をLinuxカーネル2.6.15をベースに見直し、新しい章を追加して単行本化されたもの。

仕事上オープンソースマガジンの記事を良く参考にさせてもらったが、TCP/IPプロトコルスタックについてここまで深く掘り下げてある記事は他に無い。RFCベースの理論を踏まえつつ、実装面ではプロトコルに関する動きだけでなく割込みに対する排他処理などまでしっかり押さえられてあり、大変助かっている。

この手の書籍にしては表よりも解説図が多いのも印象的かな。最初は「なんじゃこりゃ?」と思う図も多々あるのだが、内容がある程度理解できると「なるほど~」となる深さはカーネルという特殊な世界ならではかもしれない。

1000頁超の『詳解TCP/IP〈Vol.2〉実装』に比べると約半分の500頁超だが、厚手の高級紙を使っている為に20%程しか違わない分厚さは確かなる存在感がある。

5,670円という価格も頁あたりにすれば僅か10円。月刊オープンソースマガジン1冊が1,580円もする事を考えれば、超お買得。

Linuxカーネルハッキングを嗜む貴兄ならば、ぜひディスプレイの左隣に置いておきたい逸品だ。