6月から一部で報道されていたデル製ノートPCによる出火事故だが、米Dellは410万台のノートPC用バッテリーをリコールすることを発表した。全世界ベースで410万台という規模は、HPのバッテリーリコール13万5000台を軽く上まわり、史上最大規模のリコールプログラムになる。
対象となるのはDell Latitude、Inspiron、XPSおよびDell Precision Mobile Workstationのバッテリーで、2004年4月1日から2006年7月18日にかけて出荷されたものという事だ。但し上記のPC全てではないし、セカンドバッテリとして単体で販売されたものもある。詳しくは特設サイトを参照して確認してほしい。
問題のバッテリーはソニーエナジー・デバイス製だが、「発火に至る条件には構成や充電環境の組み合わせにも原因がある」という事で、Dell以外の機種では不具合の報告は無い模様。
くれぐれもパロマのようにならない事を願うばかりだ。
【参照】
●ITmedia http://www.itmedia.co.jp/
┣デル製ノートPCで出火事故? 大阪 2006年6月22日
┣デル製ノート出火事故、バッテリーが原因か 2006年6月30日
┣DellのノートPC、2件目の発火事故 2006年8月1日
┣Dell、410万台のノートPC用バッテリーをリコール 2006年8月15日
┣Dell、リコールの詳細情報を公開 2006年8月15日
┗デル、バッテリー自主回収の国内対応を発表 2006年8月15日
●DELLバッテリの自主回収 https://www.dellbatteryprogram.com/