2日目、沖永良部上陸

「フェリーなみのうえ」は1時間以上遅れて6時半頃に奄美大島名瀬港に到着。デッキに出てみたところ激しい風雨で、沖永良部入港が危ぶまれる。

激しく打ち付ける波

沖永良部和泊港にて

港内では当然穏やかだったのだが、一旦島影を抜けると窓にしぶきが掛かるほど揺れ揺れで、テンション下げ下げ。これで抜港となって那覇までぶっ続けで揺られた日には死んでしまう、と一時は思ったのだが、案ずるより何とやら。

いつしか雨も上がり、11時過ぎに同じく条件付きだった徳之島亀徳港入港。港内で揺れが納まってる隙にシーフードヌードルで朝食を済ます。

一時は北側の伊延港への変更もアナウンスされたものの、結果的に予定通り和泊港に14時過ぎに入港。鹿児島本土から536km離れた沖永良部島に無事上陸する事ができた。

予定より3時間弱の遅れだが、抜港で那覇直行という最悪の事態が避けられただけでも万々歳。

さて島内の足はFKレンタカーで予約済みのHONDA Life。事務所は6km程離れた沖永良部空港前なのだが、和泊港まで回してくれており、港であっけないほど簡単に手続き終了。免責補償とか無いの?と思ったが、書類を見る限り無さそうなので、取り敢えず気にしない事に。

田皆カルスト

田皆カルストにて

さすがに多少の丘酔いがあるので、ターミナルで観光マップをGetした後、カロリーメイトでランチがてらしばし休憩。

今日はどう転んでもビーチでは遊ぶところか写真撮影も無駄っぽいので、沖永良部一番の観光ポイント、日本有数の規模を誇る鍾乳洞の昇竜洞にターゲットロックオン。

というわけで、14時40分にスタートし県道621号瀬名和泊線へ。しっかり2車線が整備された快適路をドライブ。窓の外は雨こそ降っていないものの、いつパラパラ来ても不思議ではない雲行きだ。しかもすこぶる蒸暑いと来た日にゃ、バイクならテンション下げ下げだが、エアコンばっちりのクルマなのでお気に入りのCDをかけてお気楽モード。

30分ほどで昇竜洞到着。ところが、昨日まで続いた雨で洞内の水かさが上がっている事から入洞禁止との事で泣く泣く断念。

今日は大して降ってないという事なので、明日に期待するしか無い。

鶏飯(けいはん)

おきえらぶフローラルホテルのレストランにて

というわけで、県道620号国頭知名線に戻り、アテのない適当ドライブ。取り敢えず数少ない案内板を見掛けた田皆(ヤグニャ)岬を目指したが、残念ながら工事中の規制に阻まれて岬っぽいところには行き着けず、手前のカルスト海岸止まり。しかも岩場を散策してたら雨も降り始める始末。

今日は条件付きでも上陸できただけお天気に恵まれてると言い聞かせながら速やかに撤収。県道620号国頭知名線に戻って知名町の中心部に向かう。

が、結局観光ポイントやブラブラするような商店街があるわけでもないので、16時過ぎおきえらぶフローラルホテルにチェックイン。

少し横になった後、夕食はホテルのレストラン「ハイビスカス」で鶏飯(けいはん)\1,050。鳥のササミや錦糸玉子、椎茸、たくあん、薬味のネギ、蜜柑の皮などをご飯の上に盛りつけて、地鶏のスープを掛けて頂く。

奄美大島の郷土料理と聞いていたが沖永良部でも全く同じだった。奄美諸島ならどこでも同じレシピで伝わっている真の郷土料理なのか、あくまでも沖永良部では観光客向けの料理なのかは定かではないが、取り敢えずウマいので喰っといて損はない。

そもそも古くより薩摩の役人をもてなしたご馳走だという事だが、4百余年を経た今は役人に代わってアンチ役人(笑)な観光客をもてなすというのも歴史の悪戯かもね。

他に沖縄そば**\630**、島野菜の炒め物価格失念なども頂いて満足。

参照

マルエーフェリー株式会社 http://www.aline-ferry.com/

めんしょり沖永良部島 http://www.oki-erabu.com/

鹿児島県和泊町 http://www.town.wadomari.lg.jp/

鹿児島県知名町 http://www.town.china.kagoshima.jp/

フェリーなみのうえ

さてそろそろ戻りましょうか、と有料道路の指宿スカイラインへ。アップダウンが激しくてスズキ・ラパンでは厳しかったが、上りではエアコンを切って激走。

最後に鹿児島中央駅近くのレトロなみょうばん温泉でひとっ風呂浴びて、レンタカーを返却に。そこからの移動と給油にえらく時間が掛かってしまったので、名物「白熊」も涙を呑んで断念。

大混雑

鹿児島新港にて

タクシーを飛ばして17時40分に鹿児島新港へ。折しもこの日はお盆の帰省ピーク。しかも飛行機が欠航した為に振替で200人近くがキャンセル待ちしている有様でターミナルは蟻の巣のような大混雑だった。幸か不幸か全体的に乗船手続きが遅れていたのでお咎めもなく、無事乗船できた。

と言っても安心ばかりもしてられない。何しろ「悪天候の為に沖永良部和泊港には入港できない可能性があります」という条件付き航行なのだ。だからと言って明日飛行機で行ける可能性も低いので鹿児島に留まるのも決して賢明とも思えない。

いずれにしろ確率の問題なので、運を試してみるしかないのだ。

マルエーフェリーの「フェリーなみのうえ」は約50分遅れで鹿児島新港を出港。和泊港の入港予定時刻は翌日11時半だが、果たして何時に着く事やら。

ていうか、無事上陸できるのか!?

ちなみに、食堂や共用区画を臨時2等席として100人近くを乗せたらしく、船内は盆暮れはお馴染みの難民船状態。というわけで食堂の営業は一切無かったが、たまたま船内探検に出掛けた時に、厨房で作った牛丼やカレーのお弁当を**\500**で販売してたのでそいつをGet。鹿児島新港で取り敢えずカップヌードルとカロリーメイトだけは買っておいたのだが、こいつを切り札として温存できるのは心強い。

鹿児島沖永良部和泊、2等+寝台料金で**\13,000**也。

参照

マルエーフェリー株式会社 http://www.aline-ferry.com/

山川温泉砂蒸し湯

旅ぷらざ【レンタカー料金比較】で探した駅レンタカースズキ・ラパンを調達。免責補償料込みで**\5,290/12H**。

海辺の天然砂蒸し湯

山川温泉砂蒸し湯

ETCまで付いていたのは驚いたが、取り敢えず用はないのでカーナビに目的地を設定する事に。

さて今日のメインイベントは指宿市山川町にある天然海岸の砂蒸し温泉。以前は指宿まで輪行して自転車で行った事があるのだが、鹿児島の市街地からは約55kmとの事なので、ざっと2時間の道程らしい。

10時半に彼女と合流し、鹿児島中央駅前をスタート。

路面電車と併走する懐かしい風景を過ぎ、モダンな6車線の産業道路にスイッチ。空には青空と雲が半々に見える程度で陽射しはそこそこだが、やはり蒸暑いのは如何ともし難いのでエアコン全開で快適ドライブ。

産業道路と言うだけあってクルマは多いものの流れは良い。パーム椰子やらソテツやらの街路樹で南国情緒漂う快速路で、旅気分もシフトアップ。

R226にスイッチするとさすがにペースは下がるものの、心配したほど混雑もせず錦江湾を眺めながら気持ち良い南国ドライブを堪能。

11時半に早めのランチを道の駅「喜入」の**「麺どころさつま」**で「しもん芋」を練り込んだしもん麺の「冷やしサラダ蕎麦」で。

オーダーしてから随分と時間は掛かったが、コシもしっかりしていてなかなかウマかった。

12時半にリスタート。R226を南下し、JR有人駅最南端の山川駅、山川~根占フェリーが発着する山川港を横目に、快速モードで南国情緒を満喫。

西大山駅

指宿枕崎線、西大山駅にて

13時頃山川天然砂むし温泉へ到着。スカッと爽快な青空とはいかないし、風も強いが、おかげでそれほど暑くないし、雨が降らないだけマシだ。

浴衣に着替えてタオルを片手に砂浜へ降りると、待ってましたとばかりに「砂かけおばちゃん」に埋められる。潮騒を子守歌代わりに15分ほど横になってウトウトしているのが最高なのだが、この日は時折吹き付ける風に舞う砂との戦いがありウトウトしている余裕がなかったのが残念だ。

山川天然砂むし温泉 \800/大人 8時半~17時 水曜休
鹿児島県指宿市山川福元3339 TEL:0993-35-2669

砂から出たら、シャワーで砂を落して、湯船に浸かってさらにさっぱり。冷たいお茶をゴクゴク飲んで14時頃リスタート。

JR最南端の西大山駅をチェックした後、開聞岳の麓を周って池田湖へ。このあたりもえらく風が強くて湖面が白く波立ってる程だ。やばいなぁ、フェリー揺れそうだなぁ…という不安を胸に、リンゴシャーベットで喉を潤す。

参照

鹿児島県総合観光サイト http://www3.pref.kagoshima.jp/kankou/

九州新幹線初搭乗

夏休みへのチケット

鹿児島中央行き切符

この夏のバカンスは九州新幹線でスタート。

なお、2004年3月に開業してはや3年の歳月が過ぎた九州新幹線だが、今回が記念すべき初搭乗である。f(^^;;

せっかく速い列車に乗るのだから、博多鹿児島中央の288.9km(営業キロ)を2時間12分で結ぶ最速の「つばめ1号」をチョイスして、7時7分に博多駅を発車。

ここで面白かったのが、新幹線未開通の博多新八代間は在来線の「リレーつばめ」なのだが、切符は鹿児島中央まで通しで発券されている事だ。

なお「特急リレーつばめ1号」と「つばめ1号」は座席番号まで同じ「3号車7番A」の割り当て。在来線と新幹線がホーム対面に入線するようになっている新八代駅の構造しかり、乗り継ぎ客の便宜を図っている一環なわけだが、偶々隣同士となった見ず知らずの人と再び隣同士となるのはちょっと微妙な感じだ。隣も「連れ」であれば全く問題無いのだが…

800系車内

九州新幹線800系「つばめ」車内

ちなみに運賃+特急料金で**\9,420**也。割引抜きの片道正規料金を払うってのも久しぶりの体験だった。

九州新幹線800系の車内は、少しゆったりした2-2配置の4席並びで、背もたれや日除けに木をふんだんに使った独特の和風テイストで統一されている。

でもトンネルばかりで車窓の風景も楽しめなかったし、37分の乗車時間では落ち着いてお手洗いを探検しに行く暇も無かったのが残念。

2011年に予定されている博多新八代間の全線開業後、鹿児島中央まで最速約1時間20分になるとの事なので、その時にはまた新しい「つばめ」を堪能したいものだ。

「つばめ1号」は定刻通り9時19分に鹿児島中央駅に到着。