最近新しいTV-CMが「動き出すレジ」篇が気に障る。街を歩くKAT-TUN 赤西仁の目の前にレジが飛んでくるあれだ。
NTT DoCoMoのCMより |
NTT DoCoMoが4月から開始したクレジットサービス「DCMX」をプロモーションするもので、映像技術的なインパクトはあるものの、画面からはどう頭をひねっても「おサイフケータイ」との違いが見えてこない。
これは敢えてセリフで「クレジットで…」と言わせている事からも、作り手側としてもわかりにくさを認識済みだと思われるが、苦し紛れの印象がぷんぷん。
いや、それ以前に「どこでも好きなものが買える」というシチュエーションはやっぱりおかしいだろう。レジや自販機での支払がキャッシュレスになるだけで、本質的に自分が足を運ばない限り商品を手に入れることはできないのだから、視聴者に間違ったイメージを与えかねない危惧がある。
佐川急便 e-コレクトCMより |
そういう観点だとCMはネット通販のイメージに近く、玄関で商品と引き換えにクレジットカードで決済する佐川急便のe-コレクトそのまんまじゃん。
その佐川急便も、日本がW杯の予選リーグで敗退したのと共に放送は終了したセルジオ越後と北澤豪を起用したCMはインパクトがあったね。ただこれもあれだ。「先取点が欲しい」と言っているのに、玄関から「サッカーボール」がやってくる。
「先取点」と「サッカーボール」って全然違うし。「バスツアー」頼んだのに「バス」持ってこられるようなものじゃん。これって通販という仕組みのプロモーション的にどうなの?ネガティブな印象無いすか?
どうも見た目のインパクトに騙されて本質を見失ったお粗末な人が多いような気がする今日この頃。残念。
話は戻って、この「DCMX」は、携帯料金の支払をクレジットカード払いにしていると利用できないのでご注意を。
【参照】
●NTT DoCoMo http://www.nttdocomo.co.jp/
┗DCMX http://www.nttdocomo.co.jp/service/dcmx/
★CM http://www.nttdocomo.co.jp/corporate/ad/
●ITmedia http://www.itmedia.co.jp/
┗ドコモのクレジット「DCMX」開始――12歳を対象にしたメニューも 2006年4月4日