9/25 竹田市久住町にて |
この夏、九州におけるメイドカフェの先駆けとなったよかちゃと天神スタイル。
9月に揃って風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(通称:風営法)の届出を出したそうだ。
風俗営業と言ってもいわゆるアダルトな世界の「性風俗関連…」ではなく比較的健全な「接待飲食等営業」だ。
ただゲームセンターとは違って十八歳未満の入店は禁止となる事から自ずと中高生が門前払いとなり、イメージ的にも営業的にもダメージは避けられない。
スポニチANNEXの記事によると
喫茶店なら従業員は「接客」をしているだけとされ風営法の許可は不要。しかし、2店を経営する会社は、警察から「接待」とみなされ、許可が必要になるのではないかと考えて、福岡県警中央署に相談に出向いたという。と、業者側の自主的な動きに見える。
しかし、今や数十店を数えるメイドカフェのメッカ秋葉原を含め他所で風営法の届出を出したと言う話は聞いた事が無い。当然先行店をリサーチ済みであるはずの業者側がわざわざヤブヘビを突くようなアクションをするだろうか? しかも営業開始後というタイミングを考えると常識的には理解し難い話だ。
ポイントはウェイトレスが客のコーヒーに砂糖やミルクを入れたりするサービスが接待に該当し、第二条 二の
待合、料理店、カフエーその他設備を設けて客の接待をして客に遊興又は飲食をさせる営業に抵触するという事らしい。なお接待とは第一章 総則 第二条 3において
この法律において「接待」とは、歓楽的雰囲気を醸し出す方法により客をもてなすことをいう。と定義されている。
専門家ではないので法解釈はわからないが、行った事のある一般人の実感として"歓楽的雰囲気"という文言にはだいぶ違和感がある。小料理屋の女将さんや仲居さんによるお酌と比較してもサービスレベルは低いと思うのだが、どうだろう?
ただ秋葉原の@ほぉ~むcafeで実施しているゲームやプリクラ等のサービスを考えると、将来歓楽的雰囲気を醸し出す接待にエスカレーションする懸念も当らずとも遠からずという気がする。メイドカフェのメッカ秋葉原を管轄する東京都公安委員会がどう動くか、動かないか、注目だ。
ところでMSN-Mainichi INTERACTIVE。本文記事に
人気急上昇中のメード喫茶の接客に行き過ぎがないよう、警察が事前に「イエローカード」を示した形だ。と書いたのに対して「メード喫茶:福岡県警 行き過ぎ2店にイエローカード」というタイトルは悪意に近い偏見を感じるのだが。
しかし片仮名で「メード」て書かれると化粧品メーカーみたくて、こっちもちょっと違和感あるな。
【参照】
●スポニチANNEX http://www.sponichi.co.jp/
┗福岡で「メイド喫茶」に警察が警告 2005年10月16日
●MSN-Mainichi INTERACTIVE http://www.mainichi-msn.co.jp/
┗メード喫茶:福岡県警 行き過ぎ2店にイエローカード 2005年10月19日
●法令データ提供システム http://law.e-gov.go.jp/
┗風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律
●よかちゃ http://www.yocacha.com/
●カフェレストラン 天神スタイル http://www.tenjinstyle.com/
●きっさ ぱるてぃーる http://www.oan.ne.jp/~partir-partir/