3月に、4月からエアトランセが那覇~下地島にチャーター便を飛ばすと言う話題を取り上げたが、4月1日に就航したものの早速6月25日から運休していて、結局沖永良部路線を含む全沖縄路線から約3ヶ月で事実上撤退してしまった模様。
エアトランセは7月から函館~仙台路線に就航したが、今度は函館~帯広/女満別線を9月末で休止して道内路線からも撤退し、11月から大分~那覇路線に就航という計画をぶちあげてるらしい。先の撤退でエアードルフィンにも愛想を尽かされたらしく今回は単独らしいが、後を濁した形で撤退したばかりでの土地への再参入は無理があり過ぎる。
「タクシーやバスのように気軽に利用してほしい」「ターゲットはビジネス客」と言っている割には「大分9時30分発、那覇14時発の1日1往復」という計画のショボさ。ANAとJAL合わせて15往復が飛ぶ福岡まで2時間圏内の大分では利便性やマイレージサービスなどからも太刀打ちできそうに無く、素人目にも「甘いんじゃねぇの?」と言わざるを得ない。撤退の要因となった乗務員や機材繰りによる運航体勢の確立はできたのか、何を裏付けに事業計画を立案してるのか聞いてみたいところだ。
なおエアードルフィンは7月30日から石垣那覇の航空貨物運送を開始しており、12月からの石垣波照間線や石垣多良間線を開始する計画も予定通りらしい。
【参照】
●エアトランセ http://airtransse.com/
●エアードルフィン http://www.air-dolphin.com/
●沖縄タイムス http://www.okinawatimes.co.jp/
┣下地島―那覇路線 撤退へ 2007年6月13日
┗エアトランセ 大分―那覇就航 2007年7月26日
●八重山毎日オンライン http://www.y-mainichi.co.jp/
┗石垣那覇の運航開始 エアードルフィン 2007年3月30日
●Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/
┗エアトランセ
●TOSテレビ大分 http://www.tostv.jp/
┗大分沖縄便エアトランセ就航 2007年7月24日