今日は久々のサンデープログラマとして、GPS航跡記録のGoogle Earth対応ツールでも作ろうと思っていたのだが、昨日ツールを発見してしまった事で、やる事が無くなってしまった。
というわけでお出掛けモードのスイッチON。ローテーションと経済性を考えるとXLRの出番だが「さてどこ行こうかしらん?」と思い悩む。日田は三隈飯店の「焼きそば」が手頃なのだが、英彦山から薬師林道でも走るかな?
でも昨日も山行ったから、今日は海だよなぁ~。佐世保バーガーも良いけど、トルコライスのウマいとこを押さえておきたいな~。という展開から思い出したのはトルコライス マニアックス。『日本で一番トルコライスを食べた男』の称号を目指す神崎貴彦氏渾身の写真が観る者の食欲をトルコにする、腹ぺこライダーにはあまりに危険なサイトだ。
しかし、既に通算100食を越える氏の飲食録が詰まっているだけにどの店を選ぶかは非常に困難な作業を極めた。正確に言うと、以前目星をつけてたのだが改めて観るとどれもウマそうなのでどこかわからなくなった、というのが実態だ。
8時半を過ぎても目処が立たず「やっぱ無難に日田にしとくかな~」と諦めかけた時に、ようやく再会に成功。どうせ長崎までは長駆150km、3時間半以上の道程だし数十分の遅れなんて誤差のうち、と裏付けの無いアグレッシブさで愛機CBに跨り妙見通りをスタート。
国体道路、けやき通りとむやみ名前を変えて紛らわしいR202を西へ。土曜日とは言え、さすがに9時を過ぎるとクルマも多く、一車線はバスと路駐の配送車で塞がれて思うように走れず、ストレス充満(>_<)を余儀なくされる。
中村学園前を過ぎてようやくまともなペースを取り戻すが、結局西九州道の高架下バイパスもそれなりの交通量があって、快走にはほど遠いペースで我慢の走り。おかげさまで曲がり田球場前のネズミ取りも難無く通過し、大入からR202に復帰。シーサイドはやっぱり気持ち良いが、今日は珍しく白波が立つほど北風が強く、油断しているとバイクも煽られるので慎重に。
浜玉から無料開放中の唐津道路で唐津市内をバイパスし、R202に復帰。先の台風13号に伴う大雨災害による国道202号伊万里市南波多町府招68k050~68k200の全面通行止(pdf)によって県道297号塩屋大曲線へ迂回。
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二つ並んだ西海橋 |
R204に抜けた後、伊万里湾大橋を渡ったところでコーヒーブレイク。11時前なので、ほぼ中間点のここまで83kmがちょうど2時間。やっぱり長崎着は13時だな。下手にピークにぶつかるより良い時間帯だ。お店がすぐわかれば…
10分ほどでリスタート。二里大橋からR202に復帰してグイグイ南下。早岐を過ぎてだんだん暑くなってきたこともあり、西海橋でトイレ休憩。西海パールラインの新西海橋が開通してからは初めてかな。新西海橋は階下に展望歩道があるそうだが、腹ぺこライダーにそんな時間は無い。取り敢えず、遠くからですが写真だけ撮っときましょうか。天気も良いし、大村湾は相変わらず退屈な程穏やかだ。
ちなみに西海橋の100mほど手前の民宿やまべには昨年からライダーハウスが併設されてるそうなので、ここらで安く一泊したいライダーさんはどうぞ。
正午のサイレンに急かされるようにリスタート。小迎から道なりでR206にスイッチ。21.5km、24分のノンストップランもトラックの後ろでは我慢大会。長崎市に合併された琴海町を過ぎ、12時50分に長崎県時津(とぎつ)町へ。
快走4車線に拡がって気持ち良くペースアップしたいところだが、ここはグッと堪えて目的地のグリーンバンブーを探さねば。伊万里で休憩した時に、地図をパッと見ただけで住所も電話番号も控えてこなかったというミスに気付いたのだが、左側にガスタンクが見えた時に「この辺の気がする!」と思い、道路右側を慎重にチェック。
すると、左底交差点の信号の向こうにありましたよ。待ち焦がれたグリーンバンブーの看板が。ここまで154km、4時間の道程を経て12時55分着。
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長崎県時津町、グリーンバンブーにて |
もちろん、オーダーは「トルコライス」。えぇ、メニューも見ずに。今日は勿体付けとか小細工無しで、取り敢えず腹減ってるんで。
キャストはご飯の上にトンカツとカレールーが載っていて「カツカレーか?」と思ったが、トルコライス マニアックスによると「バターライス」なのだそうだ。あまりにあっさりしてたので気付かなかったが、バターが主張し過ぎるよりはよっぽど良い。素朴なナポリタンは脇役に徹して、サラダが彩りを添える。トルコライスの基本形スタイル。
肉厚のトンカツは揚げ立てでサクサク。良く煮込まれたカレールーがホッとする味わい。細めのナポリタンも無闇に小麦粉を塗してなくて◎。何はともあれそれぞれがいちいちウマくて、バランスが良い。ガツガツ15分ほどで完食。\850でコストパフォーマンスも充分、やっと出逢えた満足の逸品だ。
他にもサービスランチや平日限定の日替りランチなどもあり、街のレストランが醸し出す親しみやすい雰囲気がまた良い。熊本に山水亭、長崎にグリーンバンブーあり。
洋風御食事処 グリーンバンブー トルコライス\850
営業時間 11時半〜14時半、17〜20時半 月火休
長崎県時津町左底郷87-115-2-19 TEL:095-882-7780
これで今日唯一目的を達したのでR207で帰投。長与から多良見にかけては海を見下ろす急斜面のみかん畑を縫うように走る狭路で、瀬戸内の島々を髣髴とさせる雰囲気。時間はかかるが天気さえ良ければ風光明媚で大好きなルートだ。
県道37号大村貝津線を挟んでR444に繋ごうと思ったのだが、ミスコースして大村レインボーロードに出てしまう。まぁいいか、と思ってどんどん登って行ってたらいつの間にやら広域基幹林道多良岳横断線に。結局、南川内方面に下ってR444に復帰。豪快なヒルクライムは気持ち良く楽しんで、トンネルを抜けると標高300m以上の林間セクション。山陰になることもあって風が冷たく、ちょっと肌寒いくらいだ。
節度を保ったダウンヒルを楽しんで、鹿島市街地まで下ってきたら、やっぱり暑い。R207バイパスが終わって塩田川を渡ったところでコーヒーブレイク。15時。あと2時間ちょっとかな。
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那珂川町大浦にて |
R207から広域農道を抜けて信号の少ないR444にスイッチ。いつのまにやら小城市になった牛津でR34にスイッチし、思ったよりクルマの少ない片側2車線を悠々と快走。
佐賀市中心部を過ぎR34がまた片側1車線に戻ると混みだすので、裏道の県道31号佐賀川久保鳥栖線にスイッチし、東脊振村改め吉野ヶ里町でR385へ接続。
今年3月21日に東脊振トンネルが開通してからは初めてだったのだが、料金所を過ぎたらすぐトンネルに。え~、一番高いループ橋まで登って写真撮ろうと思ったのだが、どうやら林道蛤岳横断線だった模様。ちぇっ、残念。
東脊振トンネルは1.41kmと長さはそれほどでもなく、ほぼ直線なので入口から出口の明かりが見える。400m前後の標高も相まって結構風が冷たいトンネルを抜けると那珂川町。南畑ダムから筑紫耶馬溪に抜ける佐賀最短ルートだが、2.4kmの三瀬トンネルより短いにも関わらず二輪車\250という割高な通行料はちょっと抵抗があるかな。
16時半に南畑ダムを通過。暗くなる前には余裕で帰り着きそうなので、稲刈りが終わった田んぼに彼岸花が咲く秋の風景を愛でながら、のんびり。現人橋先頭の渋滞をすり抜けでパスした後、野多目からは都市高速の高架下を東へ。そのままR3南バイパスまで行けるかと思いきや、県道31号福岡筑紫野線にぶつかったところで行き止まり。勘弁してくれよ~(;_;)
井尻から新幹線高架下を抜けて、板付方向へ。月隈西交差点でR3南バイパスに曲がろうと思ったのだが、目の前に飛行機が下りてきたので、ちょっと寄道していつもとは逆側の滑走路端で着陸風景を撮ってみたりf(^^;;。というわけで、予定よりだいぶ遅れて17時55分頃帰着。
今日も収穫充実、328kmのブラボーツーリングだった。
Google Earth用の航跡データは20060923nagasaki.kmz。ウェイポイントは西海橋とグリーンバンブー、東脊振トンネルの三ヶ所を設定してます。
【参照】
●トルコライス マニアックス http://turkishrice-maniax.ks-depots.com/
●民宿やまべ(佐世保ライダーハウス) http://www7.ocn.ne.jp/~kaya-gt/