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Last-modified: 2024-04-17 (水)


[一語一絵/ツーリング/2005]

阿蘇Express 0th - リタイヤ - / 2005-01-09 (日)

今日は今シーズン最寒の冷え込み。福岡では午前3時の6.3℃からどんどん下がって日中は3℃前後で推移。ところにより雪の予報も出ているので、来週末の車検を前に調子確認の意味も含めてクルマで8時に出動。

取り敢えず[External]松屋二又瀬店へ。10月から復活した牛めし390円を試食してみたが、慣れ親しんだ牛丼(松屋は元より「牛めし」と呼称)とはやはり似て非なる代物だった。中国産の牛肉を使っているそうだがパサパサで旨味が全くない。不味いとまでは言わないものの、対価にははるかに及ばない駄作であった。

全国展開のさなかに主力メニューを失った[External]松屋の不運には同情を禁じ得ないが、やっぱり味にこだわって復活を見送った吉野屋は企業として誠実だと言えよう。

[External]CROSS FMを聴きながらいつもの最短ルートをまったりドライブ。筑紫野あたりからぱらつき始めた雨に「クルマで正解」としたり顔だったが、土手ロードに入って朝倉を過ぎると雨から雪に変り、「県内の峠・山間部はもれなくチェーン規制」と告げるラジオと相まってそこはかとなくいやーんな感じが脳内を駆け巡る。

チェーン規制
ファームロードwaitaにて

日田では既に道端や田んぼがうっすらと白く雪化粧。この状況ならファームロードゲレンデと化しているはずなので検討の余地無し。温かい缶コーヒーで一息入れたあとR212へ。雪はそこはかとなく舞う程度。積もりそうな気配は微塵もないどころか、デートだったら逆に気が利いているくらいの雰囲気だ、とお気楽モード。

松原ダムの先にある片側交互通行2ヶ所もタイミング良くノンストップで通過。順調な道程に気分良く小国町宮原からR442にスイッチすると、路面を漂う白い雪煙が現れたがまだまだ恐れるほどでは無い。

試しに田の原からファームロードwaitaへ入ってみたが、程なく予想通りチェーン規制の看板に阻まれUターン。この時岳ノ湯方面からタクシーが走ってきたが、見なかった事にした。

熊本県南小国町黒川温泉にて

R442に戻って黒川温泉方面へ。じわじわと標高が上がるにつれ路面の白さが確実に濃くなってきた。まだタイヤが通った跡は完全に融けきってしまう積雪量だったので不安は無かったのだが、黒川トンネルを抜けたところで空模様は急転。本格的に雪が降り始めた。

ガソリンスタンド前の情報ボックスに煌々と光輝く「この先路面凍結、積雪チェーン必要」という文字列にギブアップ確定。黒々としていた走行ラインも写真を撮っている間にみるみる真っ白になってきたので、慌ててUターン。

トンネルを抜けると何て事の無い路面に戻ったのだが、先行する3台が10〜20km/h程度でトロトロ走ってて10台近くが連なる渋滞。「早よ行かな雪積もってしまうやんか〜」と焦りながらも、5台抜きするわけにもいかず我慢の走行が続いた。これがあるから雪道はイヤなんだよなぁ。

コンディションの良くなった路面に気を良くして大胆にも玖珠へ抜ける事に。R387も最高地点はすぐ近くなのでダメそうならすぐ戻る覚悟で。実際そこはかとなく雪化粧しているものの、急ブレーキを避け慎重に運転すれば大丈夫な程度。バイパスの終点にはフロントが潰れているクルマを横目に、ノーマルタイヤでパス。慌ててチェーンを装着しているクルマもあったが、こんなとこでチェーン付けてどこ行くんだろうな?走行ラインは完全に融けてるのに。

熊本県小国町大字西里にて

問題無く岡本豆腐店を過ぎて、喫茶カップルに到着。ここまで来れば大丈夫だろう。

そば処よしぶを通過して川底温泉へ向かっていると、緩やかに下っている左カーブの圧雪路出現。数台のクルマがチェーンを装着している様子。「上り側ならまだしも、こんなところで…」と思いつつ最徐行で進入したところ、右から呑気なバカップルが横断してきた!!!!!

距離は充分あったもので慌てたわけではないが、ブレーキペダルに乗せていた足が圧雪路のバンプと相まってしまい前輪がロック。ブレーキペダルを解放してもハンドルが効かずちょ〜っと焦ったものの、歩く程度の速度だったので何とか左側の轍にタイヤを引っ掛ける事ができ制止した。結局は前輪ロックと同時にエンストしてたのでブレーキを解放したところでタイヤは回らずハンドルも効かなかったというわけだ。久々の冷や汗ものだった。

さてどうしたもんか、とドアを開けて右足を着いてビックリ。12時回って陽も差してるのにカチカチに凍ってますやん。「緩いとは言え傾斜してるし、ここで止まるのは危険」と即断し、慎重に発進。ものの50mも行ったら凍結カーブも終り期待通りのウエット路面に。ほら、慎重に徐行すれば何て事無いカーブだ。写真くらい撮ってくれば良かった、と思うのはいつも帰ってからなんだよな。

もう、バカップルがこんなとこでクルマ降りてウロウロするなっちゅうの。

玖珠町金太郎にて

というわけで、目論見通りチェーンの世話になる事も無く玖珠へ。ドライブインはねやまへ行こうかと思ったが日曜定休だったような。という展開から久々の金太郎へ。

とり天、だんご汁は食べた事あるので、今日は初のチキン南蛮900円を所望。出てきたチキン南蛮は、タマネギ・ニンジン・ピーマンを千切りにした具材がたっぷり積載されてちょっと異様。タルタルソースの甘さをこの具材の酸っぱさが圧倒してバランスが良くない気がする。ボリュームは相変わらず侮り難いものだが、金太郎だんご汁が無難かなぁ。

食後、池山水源で水を汲むつもりだったポリタンクが退屈そうにリアシートを転がっていたので、R387宇佐方面へ少し走って清水瀑園へ。ちょっと山道へ入るが路面コンディションは問題無し。相変わらず行列とは無縁の穴場はいつまでもこのままであって欲しい。

玖珠市街地に戻って例の如く万年の湯でひとっぷろ浴びた後は大人しくR210で帰投。270kmくらい走ってクルマを汚しただけの不発ドライブであった。今年は阿蘇が遠いかも…。