LTEバンド一覧表

LTEのバンドが複数あってわかりにくいという話のおさらいで、Long Term Evolution#周波数帯第3世代移動通信システム#日本の周波数割り当てを参考に纏めてみた。

band
Band 1
2.1GHz
Band 3
1.8GHz
Band 11
1.5GHz
Band 21
1.5GHz
Band 8
900MHz
Band 18
新800MHz
Band 19
新800MHz
Band 28
700MHz
Band 41
2.5GHz

au版iPhone5のLTE実人口カバー率が63%止りだったのは、この表で言うところのau 4G LTEのメインバンドとして早くから整備を進めていた「Band 18」に対応していなかった為で、auがiPhone5を取り扱うにあたって最大の誤算とも言える。

些細な校正漏れにより結果的にauとしては一番明かしたくなかったウィークポイントが露呈してしまった形となり、残念ながら組織としては大失態と言わざるを得ないところだ。

それはそれとして、既に各キャリアで複数のバンドをオペレートする事になっているわけだが、実際はアイコンで3GなのかLTEなのかがわかるくらいの情報しか提供されないのが些か不愉快。

同じLTEバンドでも基地局毎に5MHz幅(37.5Mbps)、10MHz幅(75Mbps)、15MHz幅(112.5Mbps)、20MHz幅(150Mbps)という4つのカテゴリーがあり、最大75Mbpsを謳うBand 1で通信していても実は5MHz幅の接続で37.5Mbpsしか出ない可能性が多々ある。このバンド幅分布はサービスエリアと違って公式には公開されておらず、au版iPhone5のLTE実人口カバー率問題で2.1GHzの10MHz幅(75Mbps)が14%と公開されたのは例外中の例外だ。

ただ、そもそもその帯域幅も最終的には接続ユーザーが分け合う形になるので、広帯域のバンドをつかんだと言うだけで悦に入るのも浅はかな話であり、基本的には気にする必要は無い。だからと言って、どのような通信状態なのかを知る由が無いのは個人的に釈然としないので、各社ともそのあたりは何とかして欲しいと願うばかりだ。

ちなみに15MHz幅で112.5Mbps上限となるのは端末側が「LTE Category 4」に対応している場合で、そうでなければ100Mbpsが上限となるらしい。理論値としての10%ちょいの違いよりも、体感的な違いがあるのかどうかが知りたいところだ。

またイーモバイルが下り最大75MbpsのLTEエリアを全国に拡大というのはband 3(1.8GHz)に15MHz幅の帯域割り当てを持つイーモバイルが、10MHz幅を使っていたEMOBILE G4のDC-HSDPAサービスをHSPA+の5MHz幅に縮退させて、その代わりに5MHz幅(37.5Mbps)だったEMOBILE LTEエリアを全て10MHz幅に拡げて全国一律で75Mbpsサービスを提供する方針という事になる。他のキャリアも、同じように3Gと帯域を分け合っているBand 1(2.1GHz)については案分の見直しを行いLTEへの移行を進めていく傾向だろう。

複数バンドを上手に使う「キャリアアグリゲーション(CA)」にも大きな期待が寄せられており、今年の後半から来年にかけて噂される商用化を待ちたい。

参照

ITmedia Mobile http://www.itmedia.co.jp/mobile/

マイナビニュース http://news.mynavi.jp/

ギズモード・ジャパン http://www.gizmodo.jp/

ITpro http://itpro.nikkeibp.co.jp/

ITmediaビジネスモバイル http://bizmakoto.jp/bizmobile/

Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/