IT

Internet Explorerのセキュリティホール

IEの未修正のセキュリティ・ホールを突くWebサイトが続出しているとして、マイクロソフトからアドバイザリが出されている。

この欠陥を突く細工を施したWebサイトにInternet Explorerでアクセスすると、スパイウエアやボット、トロイの木馬、バックドアなどを知らぬ間にインストールされてしまう危険性がある。

問題の本質は3月23日に公開された「createTextRange()メソッドの脆弱性」で、詳細はInternet Watchの記事が詳しい。

修正プログラムがリリースされていない現状において、我々ユーザーサイドが取るべき最も基本的な対処としては「信頼できないサイトへアクセスしない事」は言うまでも無いが、技術的な観点からは「アクティブスクリプトを無効にする事」が望ましい。

アクティブスクリプトの無効はサポート技術情報 154036を参照してオプション設定を変更すれば良いのだが、アクティブスクリプトを無効にするとまともに見られないサイトが多くて使い物にならないかもしれない。ま、いろんな意味でもっとも手っ取り早いのは「Internet Explorer以外のブラウザを使用する事」かもしれない。

参照

日経ITPro http://itpro.nikkeibp.co.jp/

INTERNET Watch http://internet.watch.impress.co.jp/

Microsoft TechNet: セキュリティ センター http://www.microsoft.com/japan/technet/security/

最近気になったニュース

最近気になったニュースの備忘録。NECエンジニアリングの社員が363億円の架空取引をしていたという話。「売上高363億円、営業利益93億円」。約4年間も気付かなかったとは呑気な会社だ。

福岡Yahoo!JAPANドーム

福岡Yahoo!JAPANドーム

NTTデータ元社員によるカード偽造という事件。内部で監督する立場にある者が犯罪を冒すと言う深刻な話だが、ある意味銀行員による横領に近いものであり、もはやモラル頼みでは成り立たない事を表わしている。

アンチウィルスメーカー元社員の私有PCから情報流出という、文字通り「ミイラ取りがミイラ」。お粗末としか言い様が無い。

ここら辺も含めてあらゆるシステムにおいて、モラルに頼らないチェック機能を持っていないとダメなんだろうなぁという気がする。

ムーミンのセキュリティソフトが4月17日より発売開始。法人向けで実績がある日本エフ・セキュアという会社が出したというのも面白い。9,660円のパッケージ版は1年ライセンスとしてはちょっと高いが、「なるべく目立っちゃいけない脇役ソフト」という存在に「手に入れただけで満足感を与える」という販売戦略は新鮮で興味深い。

5,775円のダウンロード版とあわせて、30日期間限定の体験版も提供される予定。

参照

ITmedia http://www.itmedia.co.jp/

日経ITPro http://itpro.nikkeibp.co.jp/

日本エフ・セキュア http://www.f-secure.co.jp/

ThinkPad T60 power up

10時頃から雷を伴って10m近い風雨が吹き荒れたと思ったら、朝方は13℃あった気温が正午には9℃まで下がり、非常に厳しい1日だった。

さてThinkPad T60のメモリ増強作戦。

ThinkPad T60

ThinkPad T60とトランセンドTS1GIB7734

トランセンドの対応メモリ検索エンジンで調べると、ThinkPad T60対応の512MB版**「TS512MIB7733」が10,100円を発見。1GB版の「TS1GIB7734」ですら19,600円**という安さはダントツで、Lenovo純正512MB(40Y7733)19,110円と比較するとバイトあたり単価は半額というのは驚きだ。

単純に「PC2-5300 200ピンSODIMM」というスペックで調べると**「TS128MSQ64V6J」という汎用品がピックアップされるのだが、対して「TSxxIBxxxx」品番**はIBM専用品なので気になる相性も安心だし、永久保証というのもポイント高い。

じゃ**「TS1GIB7734」を扱っているところは他に無いかと探したところ、昔からIBM製品に特化しているPS/PLAZA WAKAMATSUに17,980円であった。気になる送料は15,000円以上無料なのだが、各種ポイントが付かないのはおろかクレジットカードも使えない**ので、ひとまず再検討。

結局トランセンドオンラインストアでもJCBは使えない事がわかったところで、PS/PLAZA WAKAMATSUに決定。ついでに「IBM印のUSBオプチカルホイールマウス」と、「SATA対応 IDE to USBケーブル」も一緒に「買っとけバカヤロ~」って感じで23日(木)に発注。

26日(日)に着荷したので、早速精密ドライバーで裏側のプラスネジを5本外して裏返し、タッチパッドの下から現れたメモリスロットに無事装着完了。認識も問題無く、万事OK。(^^)v

ちなみに純正品はSAMSUNGチップだったが、トランセンド**「TS1GIB7734」は開けてびっくりエルピーダメモリだった。ほ~、“Made in Japan”**チップでこの価格とは恐るべし。ぐっじょぶ(^^)b>トランセンド。

参照

レノボ http://www.lenovo.com/jp/ja/

トランセンド http://www.transcend.co.jp/

トランセンドオンラインストア http://shop.transcend.co.jp/

PS/PLAZA WAKAMATSU http://www.wakamatsu.co.jp/psplaza/

【続】PSEマークを巡る泥縄

さて、最初に『PSEマークを知ってるかい?』で取上げてからちょうど1ヶ月と10日。「電気用品安全法」の本格施行を1週間後に控えて、中古品販売を巡るゴタゴタが思わぬ急展開。驚くべきニュースが流れてきた。

経済産業省による夕方の記者会見で、当分の間レンタル扱いすることで事実上販売を容認する措置が認められたそうだ。YOMIURI ONLINEの記事によると、

経産省は、今回の措置は検査機器が行き渡るまでの当面の措置としており、レンタル期間終了後に、自主検査でマークを取得してから無償譲渡するよう求めている。  しかし、レンタルする際に契約書を交わすことなどは義務づけず、レンタル終了後に自主検査を実施したかどうかも販売業者の善意に委ね、積極的なチェック体制は取らない方針だ。

という事だ。

2月にこの問題が発覚してから一月余りでの急展開には驚きを隠せないが、間違いなく市民および世論の勝利であり、取り敢えずは素直に歓迎したい。

レンタルを経た買取りは今までも知られていた「電気用品安全法」に潜在する抜け道の一つ。この方法に経済産業省が「お墨付き」を与えた形となるわけだが….

そもそも抜け道に追い込んで挟み撃ちにしたり、罠を仕掛けるのは戦術の常套手段。抜け道はあくまでも最後の切り札的な緊急避難と思っておかないとえらい事になる恐れがある。抜け道やグレーゾーンで油断して目立ち過ぎると痛い目に遭うのもまたありがちな話だし。

現実として経済産業省側は法律そのものと手続きの不備に関しては認めておらず、例え建前だけだとしても自主検査でマークを取得してから譲渡としている。つまりPSEマークを取得して製造事業者として登録するという事は避けられず、ひいてはPL法や商標法で訴えられるリスクについては何ら解消していないわけで、「検査無しで販売できる」と手放しで喜ぼうものなら足元をすくわれる。油断は禁物。

そういう意味からもPSE問題を考える会(小川浩一郎代表)のコメントで書かれているように**「猶予期間の延長を勝ち取った」**というのが最も適切な表現だろうな。

参照

日本経済新聞 http://www.nikkei.co.jp/

YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/

allabout http://allabout.co.jp/

衆議院議員川内博史の日記 正々堂々blog http://blog.goo.ne.jp/kawauchi-sori/

はたともこホームページ(民主党エンタメ議連事務局担当) http://www.hatatomoko.org/

カシミール3Dによる立体航跡図

GARMINのハンディーGPS、eTrexとカシミール3Dによるコラボレーション例。

立体航跡図

松原ダム上空から久住方面を望む

ていうか、カシミール3Dの「3D」たる真骨頂がこの「3Dマップ作成機能」なのだが、これにトラッキングログ航跡として合成する事によって、立体的な航跡を描く事ができるわけだ。

この航跡は11日のルートを松原ダムの上空から見たイメージで、右に阿蘇五岳、左にくじゅう連山が見える。

中央の谷間を流れるのは杖立川で、ちょうど中央下が杖立温泉付近。

左下の航跡がスカイファームロードひたで、左端が五馬高原の展望所付近。そこから大きく右左右と続くのが「凍結注意のデンジャラス」、「亀石峠」、「県境」の各コーナーだ。

うねうねした赤い部分がR387~中尾集落を抜けるリエゾン区間で、再び青い区間がファームロードwaitaだ。

温泉マークを置いているのが黒川温泉で、その左奥にある黒いマークがどこでもかふぇ TONCHANのある久住高原。産山村の山水亭は黒川温泉の少し右奥になるはずなのだが、混み合うのでマークは出てないのかなぁ。

こうやってみると各ポイントの位置関係と距離がわかりやすい。

カシミール3D用の『山と風景を楽しむ地図ナビゲータ カシミール3D GPS応用編』に収録された地図によるもの。

カシミール3D自体はダウンロード可能なフリーソフト。ソフトそのものは使い易くてそれなりにパソコン経験があれば直感で使えるとは思うのだが、いずれにしろ地図は別途用意しなければならない。

地図だけで2300円と考るとちょっと高いと思うかもしれないが、画像の豊富な解説本も出来が良いのでオススメ。

参照

GARMIN http://www.garmin.com/

パソコンGPSショップ http://www.rakuten.co.jp/gps/

カシミール3D http://www.kashmir3d.com/

amazon.co.jp http://www.amazon.co.jp/

ThinkPad T60 ready !!

2月19日にレノボ直販サイトで**「ポチッ」**と発注したThinkPad T60。

ThinkPad T60

やっと届いたThinkPad T60

当初は「3月上旬出荷」だったスケジュールが、2月27日に「一部パーツの納品遅れが発生し3月中旬から出荷開始」に遅れ、7日には「3月末から4月初旬の出荷に向けて調整中」となってしまったのだが、仕事で借用しているノートパソコンを今月中に返却しないとならないという事情から、確実に一番早いであろうレノボ直販サイトに発注した甲斐が無いじゃないか。

そういうわけでキャンセルを含めで善後策を検討し始めた矢先の15日、一転して日本法人から発送通知がメールされて、昨17日無事手元に届いた。というのがここまでの経緯だ。

さてこのThinkPad T60、これまでと同じく大和事業所で開発されたIBMブランドではあるものの、箱に張られたラベルをチェックしてみると案の定**「Made in China」**で、れっきとしたレノボ製品である事が確認できる。

YANO’s Recommend ThinkPad T60はIntel Core DuoのT2400(1.83GHz, 2MB L2キャッシュ, 667MHz FSB)と14.1"(SXGA+)液晶ディスプレイ(1440x1050pixel)の組み合わせ。主記憶はサードパーティ製の追加を目論んで最低限の512MB、HDDは余裕の100GB。光学ドライブはインストールDVDが読めて、納品用のCDが書けるcomboドライブをチョイス。802.11a/b/gの無線LANももはや除外するメリットは薄い。指紋認証は要らないのだが、外せないのでしょうがない…。というスペックにMicrosoft Windows XP Professionalをプリインストールしたカスタマイズモデル200713Iで**¥244,650**。最後に転ばぬ先の「ThinkPad拡張クーリエサービス(3年保守)」23,100円を付けて、総額**¥267,750**也。

ちなみに内蔵無線LANはMini-PCI Expressインタフェースカードな"Lenovo ThinkPad 11a/b/g ワイヤレスLAN Mini-PCI Expressアダプター [40Y7028]“でコントローラーは"Atheros AR5006EX"だ。

さて後回しにしていた増設メモリを手配しようとしところ問題に直面。Intel Core対応のチップセット945GMでサポートされているメモリインタフェースは昨年春に登場したDDR2-667(PC2-5300)。ネットで眺めている限りサードパーティ製品も出揃って結構熟れてきたと思っていたのだが、改めて調べたところ全てデスクトップもしくはIntel iMac用だった。

冷静に考えるとCPUを含めて1月にデビューしたばかりの新製品群なだけに無理もない事であり、ThinkPad T60で使える「PC2 5300 200ピンSODIMM」はLenovo純正40Y7733が19,110円、IOデータのSDX667シリーズ17,800円、バッファローのD2/N667が17,800円(価格はいずれも512MB)とさほど大差無いので最初から増設しといても良かったかなぁ。ただヨドバシ・ドット・コムを始めとして**「在庫無し」のショップが多いのと、同スペックのMac用が11,800円**なのを踏まえると、少し待って潤沢に製品が供給されるようになれば熟れてきそうなとこが微妙。

参照

ITmedia +D http://plusd.itmedia.co.jp/

レノボ http://www.lenovo.com/jp/ja/

レノボ個人向けショッピング http://www-06.ibm.com/jp/shop/shopibm/

Windows XP on an Intel Mac

1月に登場したIntel iMac。

![Intel iMac](/~yano/images/2006/20060317imac.jpg)

Intel iMac

1981年にデビューした初代IBM-PC以来の伝統であったBIOS(Basic Input/Output System)に代わる新思想に基づくプラットフォームEFI(Extensible Firmware Interface)を実装した事から、同じIntel CPUを搭載したからと言ってもIBM互換機向けのWindowsは立ち上がらないと言われてきたのだが、なんともう動かしちゃった強者が出たらしい。

このコンテストを企画したのは「Windows XP on an Intel Mac」。ハードウェアの改造は言うまでもなく、XenやVMwareなどの仮想ソフトを使わずともデュアルブートができる事というのが前提条件。早速インストールキットが公開されたというのもスゴイねぇ。所要時間は20分から30分で、95%は自動化されているそうだ。

本家のWindows VistaがEFI(Extensible Firmware Interface)対応を先延ばししたのはバリデーションなどの影響範囲を考えての事であろうから一概に「不甲斐ない」とか「だらしない」と言うつもりは無いが、快挙と言って良いのでは無かろうか。

噂通りあのソフトバンクがボーダフォン日本法人を買収。新規参入免許を取得してからの買収劇は誰も予想しなかったのではないだろうかと思うが、「事業を軌道に乗せるまでのスピード重視」を旨とする孫氏らしい判断だろう。総額1兆7500億円は国内では最大規模だそうだが、それにしても同じ企業買収でもスケールが違いますなぁ。

2002年以降の紆余曲折の末に、元々の筆頭株主であった日本テレコムと同じくソフトバンクグループの一員となったのは興味深い。比較的Webコンテンツが弱いイメージがあったボーダフォンだけにYahoo!との連携は大きな武器になるだろう。

参照

Windows XP on an Intel Mac http://onmac.net/

ITmedia http://www.itmedia.co.jp/

@IT http://www.atmarkit.co.jp/

Winny関係

連日話題のWinny。ついに今を時めく内閣官房長官までが記者会見で警告するに至った今日もANAが11月にしくじっていた事が明らかになった。JALも12月に同じ事をやらかしているのだが、今頃になって発表したのはなぜだ?

今日はマイクロソフトからもWinnyにまつわる問題点を纏めた文書「ファイル共有ソフトによる情報の流出について 情報を手に入れるつもりが、情報を差し出す事に…」も公開されてた。Winnyって何よ?という人はぜひご覧あれ。

また「日本のセキュリティチームの Blog」の「昨今の情報漏えい事故と、対策法」で奥天さんが書かれているが、

ちなみに、現時点で「悪意あるソフトウェアの削除ツール」は、Antinny 系の 43 種を消せます。来月は、さらに対応ウイルスを増加させ、山田系やドクロも対象にできればと思っています。

だそうだ。みなさん、積極的に使いましょう。

一時は「20万を超えるAntinnyワームの駆除に成功した」と喜んでいたのだが、まだ4万台以上の活動が確認されているそうだ。日本国内のローカルインシデントだけに結局後手に回らざるを得ないのは忸怩たるところだが、やっぱり一歩一歩地道にやっていくしかないのよねぇ。

関係無いけど、ウィンドウズ開発統括部もブログを立ち上げた模様。

参照

内閣官房 情報セキュリティセンター http://www.bits.go.jp/

ITmedia http://www.itmedia.co.jp/

NIKKEI-NET IT-PLUS http://it.nikkei.co.jp/

日経ITPro http://itpro.nikkeibp.co.jp/

INTERNET Watch http://internet.watch.impress.co.jp/

Microsoft TechNet: セキュリティ センター http://www.microsoft.com/japan/technet/security/

日本のセキュリティチームの Blog http://www.exconn.net/Blogs/team02/

ウィンドウズ開発統括部 http://www.exconn.net/Blogs/windows/

OfficeとFlash Playerに欠陥

3月の月例Windows Updateが予告どおり2件出ている。

数は少ないものの1件は、攻撃コードの実行を許しパソコンを完全に乗っ取られる危険性すらあるOfficeおよびExcelの欠陥であり、細工を仕掛けられたファイルを開く事によって攻撃を受ける事が考えられる。影響を受けるパッケージはOffice 2000/XP/2003、Works Suitesと広範囲に及ぶ。またExcel 2003 ViewerやOffice X/2004 for Macまで含まれる事にも注意せねばならない。

もう1件は特権の昇格を許すものだが、対象となるのは「Windows XP Service Pack 1」と「Windows Server 2003 (gold)」。最新のサービスパックを適用している品行方正なユーザーならば大丈夫だという事だ。

何はともあれ可及的速やかにWindows Updateしよう。

あと、Flash Playerにも欠陥が発表されている。こちらも細工を施したファイルを読み込む事で、攻撃コードが実行されてしまう深刻な欠陥だ。

Flash Player の 7.0.63.0 若しくは 8.0.24.0 以前が影響を受けるので、改修版へアップデートすれば良い。こちらはhttp://www.macromedia.com/go/getflashからダウンロードしてインストールすべし。ちなみにFlash Playerのバージョンはhttp://www.macromedia.com/jp/software/flash/about/にアクセスする事で確認できるが、転ばぬ先の最新版をインストールしとけば間違いない。

参照

ITmedia http://www.itmedia.co.jp/

Windows Update http://windowsupdate.microsoft.com/

Microsoft TechNet: セキュリティ センター http://www.microsoft.com/japan/technet/security/

【続】PSEマークを巡る攻防

今朝7時の気温は4.2℃。昨日よりマシだと玄関を開けたらなんと吹雪いていたのでクルマで出勤。雪もさる事ながらものすごい強風で、シーホークホテル前の横断歩道では海側へ向かっていた自転車が風に煽られてバックする有り様。強引にXLRで出なくて正解だった。

ビンテージオーディオ

1/28 珈琲HAMANOにて

平野部では舞った程度だったが、山間部では当然のように積雪。三瀬峠、八丁峠、嘉麻峠、しょうけ峠、英彦山登山道~野峠など9時現在で17ヶ所にチェーン規制が出された。

さて、最初に『PSEマークを知ってるかい?』で取上げてからちょうど1ヶ月。「電気用品安全法」について、経済産業省から「電気用品安全法の経過措置の一部終了に伴う対策」が発表された。

ITmediaの記事によると、「ビンテージ機器に限って申請による審査を行った上でPSEマークなしでも販売できるようにする」方針。つまりお上のお墨付きを得られた「ビンテージ」にはお目こぼしがあるという事だ。

経済産業省Webサイトの電気用品安全法の経過措置の一部終了に伴う対策についてを確認してみたところ、

いわゆるビンテージものと呼ばれる電子楽器等については、希少価値も高く、絶縁耐力試験を含む自主検査について心配する声も存在する。 また、こうした電子楽器等は取扱いに慣れた者の間で売買される蓋然性も高いという特徴を有する。このため、下記の要件を満たす場合には簡単な手続で売買ができるようにする。 ⅰ)電気楽器、電子楽器、音響機器、写真焼付器、写真引伸機、写真引伸用ランプハウス又は映写機のいずれかであること。 ⅱ)既に生産が終了しており、他の電気用品により代替することができないものであって、かつ、希少価値が高いと認められるものであること。 ⅲ)旧法(電気用品取締法)に基づく表示等があるものであること。 ⅳ)当該電気用品の取扱いに慣れた者に対して国内で販売するものであること。

と、芸術分野に関係する機器だけ特別扱いかよ…。まさに「お目こぼし」以外の何ものでもないあからさまな特別扱いには何かしらの胡散臭さを感じる。

「文化」を盾にした圧力に「電気用品安全法」の趣旨が蔑ろにされているとしたらそれも問題だ。アンティークランプや白黒テレビ、ベータマックスのビデオデッキやファミコンだって今となってはかなり貴重なお宝でありそれぞれの文化を支える代替できない機材だ。だからと言って安全性を犠牲にしても良いという事にもならないのも一緒であり、著名なアーティストが活躍している分野だけを特別扱いするのは不平等であり、合理的な説得力を欠く。

「例外」を設けるという安易な施策で**「ヒステリックな騒ぎ」**を収め、このまま「PSEマーク取得の為に中古販売事業者が製造事業者にならなくてはならない問題」等の根本的な部分がうやむやになってしまうのが心配だ。

参照

経済産業省 http://www.meti.go.jp/

ITmedia http://www.itmedia.co.jp/

衆議院議員川内博史の日記 正々堂々blog http://blog.goo.ne.jp/kawauchi-sori/

PSE法(電気用品安全法)の改正を求めます。 http://sound.jp/pse/