Diary

住基カード虚偽申請

Mainichi INTERACTIVEによると、容疑者は以下の経緯で照会書を取得したらしい。

石井容疑者は男性の自宅にも出入りしていたが、男性は「(照会書が)大事なものとは思わなかった」といい、封を切らないまま石井容疑者の求めに応じて照会書を渡したという。

いわゆるソーシャルエンジニアリングであろう事は疑う余地すらなかったが、これほど原始的なやり方があろうとはねぇ。

安易に照会書を渡してしまった本人に非を問うのは簡単だが、果たして彼を責められるだろうか? 住基カードの認知度(特に高齢者の)を考えると同様な行動をとる人は少なくないと思う。そうなると500円という発行手数料の手軽さも手伝って真似をする輩も出かねないので、早急に同様の手口による犯罪を防ぐような仕組みが望まれる。

参照

Mainichi INTERACTIVE http://www.mainichi.co.jp/

@IT セキュリティ用語事典 http://www.atmarkit.co.jp/fsecurity/dictionary/indexpage/securityindex.html

ミスリードに注意

まったりとしたのどかな昼休みを揺るがしたoffice氏逮捕の報道。

asahi.com

欠陥突きサーバー侵入、研究員逮捕

ASKACCSの個人情報流出事故に対して**「不正アクセス行為禁止法違反」**はともかく、「威力業務妨害」という容疑まで持ち出してくるのは、いかにもうさん臭い。

無作為に第三者のIDでログインした可能性はあるので不正アクセス行為の禁止等に関する法律に規定する不正アクセス行為に抵触する可能性はあるが、氏がシステムやファイアーウォールに対してクラッキング活動を行ったとは聞いていないし、もしそうした行為があったならば電子計算機損壊等業務妨害の適用が合理的で、威力業務妨害を持ち出すのは理解に苦しむ。

asahi.com記事では

ハイテク犯罪対策総合センターの調べでは、河合容疑者は昨年11月6〜8日、社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(東京都文京区)のサイトのサーバーに不正に接続し、ネット上で同協会に相談を寄せた約1200人分の氏名や住所、相談内容などを引き出した疑い。  さらに同月8日、都内で開かれたネットの安全対策担当者やハッカーの集会で、参加者約200人に接続方法を公開し、協会にも接続したことをメールで通知した。そのうえで、サイトの一部の閉鎖を余儀なくさせ、協会の業務を妨げたとされる。  このサイトは情報を読み出したり書き込んだりするために、「CGIプログラム」と呼ばれる汎用(はんよう)プログラムが使われていた。河合容疑者はこのプログラムの欠陥を突き、サーバー内の非公開の領域に保存されている情報を引き出したという。

と報道している一方、Mainichi INTERACTIVEでは一歩踏み込んで

調べでは、河合容疑者は昨年11月6日〜8日の間、計7回にわたり自分のパソコンから協会のサイトに不正にアクセスし、協会に相談や情報提供した人の住所、氏名など約1200人分の個人情報データを入手。同月8日に渋谷区内で開かれたイベントでこのデータを公開したうえ、情報が漏れたことをメールで協会に知らせ、サイトの閉鎖に追い込んだ疑い。 河合容疑者は、掲示板サイトなどで一般的に使われているプログラム「CGIプログラム」の一部を書き換えて、利用者がパソコンからインターネットサイトに書き込んだ個人情報などを不正に取り込んでいた。

としているが、CGIそのものに欠陥があったのでわざわざ手間をかけて書換える必要なんて無かったと記憶しており、その点ではasahi.comの方が正確。いずれにせよサイトの閉鎖に追い込んだという論調で威力業務妨害を裏付けようとする意図を感じる。

そもそもACCS自らの意思でサイトの停止を決めたという経緯はどこに吹っ飛んでしまったのか? 他ならぬASKACCSの個人情報流出事故調査委員会による調査報告書でも

2 本質的な原因について  上記のとおり、本件の技術的な原因は、当該CGIプログラムに脆弱性があった点にあるが、本質的には、次のような問題があると判断した。 (1) ACCSは、ASKACCSのホームページについて、セキュリティチェック等の充分な検証を実施していなかった。また、当該CGIプログラムを採用するに際しても、特にセキュリティ上の検証を行っていなかった。  ASKACCSは広く個人情報を収集・取得していたのであるから、そのセキュリティについては細心の注意を払うことが求められていたというべきである。第三者が作成したソフトウェアを利用する場合には、その選定に際して細心の注意を払う必要があると考えるし、採用した後においても、セキュリティ上の問題がないか否かを、継続的に自らの責任で検証する必要があると考える。さらに、ACCSは、これまで情報の取り扱いに関する啓発活動を自ら行ってきていることからすれば、自ら運営するホームページのセキュリティについては、通常の企業等以上に、充分なスキル、体制で臨む必要があると考える。  しかし、ACCSは、レンタルサーバー会社の提供するCGIプログラムを採用する際に、セキュリティ上の検証について入念な検査をしたとは認められなかった。 (2) ASKACCSは、必要と認められる以上の個人情報を入力させていたと考えられる。  ASKACCSは、不特定の第三者から広く質問を受け付け、それに回答することを目的としていた以上、回答を送付するために必要な最低限の個人情報(メールアドレス等)の入力を求めることはやむを得ないと考える。  しかし、ASKACCSの質問フォームでは、さらに住所・氏名等の個人情報の入力まで要求していたところ、このような情報まで必要であったとは認めがたい。  個人情報を扱う際には、その管理に万全を尽くすことはもちろんであるが、それと同時に、そもそも不必要な個人情報は取得しないことも求められているというべきである。

と原因の本質はASKACCSにあると認めている事からもわかるように、親切心から「ファスナー開いてますよ」と指摘してあげたら逆ギレして「痴漢呼ばわり」されてしまったようなもので、告訴ならACCSの責任転嫁だし、告発に因らないなら警察権力の横暴ではなかろうか。

ていうか、そもそもACCSは逆に個人情報保護法の第四章、一節、二十条

個人情報取扱事業者は、その取り扱う個人データの漏えい、滅失又はき損の防止その他の個人データの安全管理のために必要かつ適切な措置を講じなければならない

に違反していた可能性が問われないままで良いのか?

一方でoffice氏の京大研究員という肩書から何となく思い出されるのが、Winnyの件で名を上げた京都府警。先を越された感ありありで成果が欲しい警視庁としても京都府警のお膝元で気炎を上げる事ができればしてやったり。そしてoffice氏をスケープゴートにして自らの責任逃れを目論むACCS、そんな両者の思惑が一致して…なんていう裏事情を勘繰ってしまうのは考え過ぎか?

ACCSは「手段のために目的を犠牲としたもので,本末転倒と言わざるを得ない」とコメントしているが、「デジタル時代の情報モラルを考える著作権・プライバシー相談室」を設置したACCSもまた情報モラルを置き去りにして組織防衛に走っているように見えるのだが。

NHK「7時のニュース」でも「総理大臣官邸や総務省、大手都市銀行のホームページなどにも次々に侵入した疑い」とトップ扱い。本人も認めているように確かに1184人分の個人情報のダウンロードや公の場での提示などエスカレートしたのはやり過ぎで、過失と言えども断罪もやむを得ないところだが、いかにもoffice氏が反社会的な人間であるかのような印象を与えかねない論調は憤りを感じざるを得ない。

まぁ警視庁記者クラブにぶらさがった提灯記者に正義やらジャーナリズムを期待するのも酷かと思うが、裁判員制度が始まろうとしている昨今、世論のミスリードだけはゴメン被りたい。

話は変って大阪近鉄バファローズの球団名売却騒動、ナベツネが激怒したからというわけでもないだろうが、asahi.comはさもえらそうに

この手法は「ネーミングライツ(命名権)ビジネス」と呼ばれる。球場などの施設名では、オリックスの本拠「グリーンスタジアム神戸」が昨春、「YAHOO!(ヤフー)BBスタジアム」に変わった。プロ野球の2軍チームが企業からスポンサー料をもらい、その企業の商標などをチーム名の一部に使った例もある。だが1軍で、親会社以外が名前を付けるのは初めてだ。

と書いているが、西鉄ライオンズの後を受けた太平洋クラブライオンズクラウンライターライオンズの球団経営を行ったのは資本関係の無い福岡野球株式会社であり、決して前例が無い事ではない。またNHKでも同様に**「1軍で親会社以外が名前を付けるのは初めて」**とのたまっていたらしいから、どちらも通信社の配信をそのまま鵜呑みにして流したものと思われる。海外ソースならいざ知らず、なんともズサンな事だ。

権威あるマスメディアをしてこの程度の体たらくであるという事を肝に命じ、自らも鵜呑みにする事の無いようにしないとなぁ。

結局、他球団の同意を得ずに公表した事が野球協約違反、という事かな?

参照

Mainichi INTERACTIVE http://www.mainichi.co.jp/

(社)コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS) http://www.accsjp.or.jp/

独立行政法人 情報処理推進機構 http://www.ipa.go.jp/

NHK http://www.nhk.or.jp/

首相官邸 http://www.kantei.go.jp/

パシフィック野球連盟 http://pacific.npb.or.jp/

女子十二楽坊

確かに耳触りいい楽曲でもあるしTVやBGMでこれだけ流されるとヒットするのも頷ける。だが、個人的には耳触りが良すぎる結果逆に音楽としての音の厚みが薄いように感じて、マスコミが持ち上げるほどの好印象は受けていない。同じストリングス系アコースティックユニットでも『ベルリン・フィル12人のチェリストたち』とは雲泥の差を感じる。

また実は13人のユニットらしい…という噂が広がっているが、公式サイトのプロフィールにも

現在、楽団には13名の楽坊が在籍しているが、通常はフロントの二胡奏者4名に対し、5名でフォーメーションを組んで12名のメンバーで演奏している

と書いてあるとおりで全く驚くに値しない。仮面ライダー龍騎も13人いる昨今、どうでもいい話である。

同窓会

今日は最高気温も10.4℃と平年並まで上昇、先週から厳しい寒さが続いていた事もあって非常に暖かく感じた一日だった。

夜は中州博多華味鳥で昔の仕事仲間と水炊きをつつく。実に愉快な会席なり。どこも状況は楽では無い様子だが、何はともあれみんな壮健で何より。またメンバー増強してやりましょう。

雪の日

今日は予報どおり朝から雪が降り続いてすっかり雪化粧。

積雪

福岡市東区箱崎にて

しかし昼過ぎには時折陽射しが射すようになり、最高3.9℃と寒さも少し弛んだ事もあって午後にはすっかり溶けてしまった。

まぁ、福岡の雪化粧と言うとこんなもんか。

空振り

今日も大雪の予報。最高気温は2.9℃と寒い一日だった。

路面凍結!

1/22 福岡市東区馬出にて

しかし、昼頃に湿った雪がザッと降った程度で夕方には晴れ間も覗き、結果的に天気予報は大外れ。いずれにしろ姪浜で仕事だったんで大勢に影響は無かったのだが、それにしても慌ただしい天気だった。

雪解け

予報とは裏腹に福岡市内では殆ど雪も降らず、気温が5℃近くまで上がった事もあり市街地では殆ど溶けてしまった。かなり残念。

コメ不足が杞憂に終わったと思ったら、コイヘルペス、BSE(牛海綿状脳症)に続いて、鳥インフルエンザが大流行の兆しで、食品業界のリスク管理は大変だ。いまこそ、ジンギスカン豚丼を武器に北海道浮揚のチャンスかも!?

参照

Mainichi INTERACTIVE http://www.mainichi.co.jp/

クレジット伝票の電話番号に注意

クレジットカードの支払伝票に電話番号を記入した事によって、他人が使った国際電話料金を請求される被害が起っているそうだ。

Mainichi INTERACTIVE記事によると国際電話のクレジット払いは**「カード番号と自宅電話番号をオペレーターに伝えればよい」**という事だ。暗証番号を要求されるのが一般的だと思うので、被害者は「会員番号」や「電話番号」の下4桁を使ってる粗忽な人に限られるのかもしれないが、今まで何の疑いもなく電話番号を書いてた事を思うと冷や汗ものだ。

日本クレジット産業協会などによると、大手カード会社各社は、加盟店との契約にあたって「客にサイン以外を求めてはならない」とする規約に同意させており、カード決済は署名だけで成立する。しかし、実際には、店員が「サインと電話番号をお願いします」と、カード伝票に電話番号を書かせるケースは少なくない。

確かに帰宅してから1桁多く入力された事に気付き、こちらから電話して事無きを得た事がある。そういうケースを踏まえての趣旨はそれなりに理解できるのだが、伝票のコピーが独り歩きするリスクを考えるとやっぱり書くのは躊躇せざるを得ない。

というわけで、電話番号を書かないで済むよう、金額はその場で充分チェックしよう。

参照

Mainichi INTERACTIVE http://www.mainichi.co.jp/

日本クレジットカード協会 http://www.jcca-office.gr.jp/

年金制度改革先送り

年金制度改革によるパート労働者への厚生年金適用拡大は予想通り先送り。参院選が終わるまでじっくり寝かせておくつもりか。

場当たり的な制度改変でなく、税制も含めた国民負担の抜本的な見直しが不可欠だと思うのだが。

油断大敵

実名銀行口座の転売がどういう罪状で立件されえうのだろうか…と注目していたのだが、詐欺容疑で起訴とは予想外。「最初から販売する目的で通帳やカードを銀行からだまし取った」という解釈はかなり強引ではないかと思うのだがどうだろう?

ならばキャッシュカードの貸し借りだとどうか? 取引約款には抵触するかもしれないが、貸し借りの行為そのものを防ぐ事はできないし、実物を本人に返しちゃえば第三者に実証する事は非常に困難だ。実在する人物にとって新規口座開設の敷居は無いも同然なので、「1,000円でXX銀行のキャッシュカード貸して下さい」てな具合に掲示板で呼びかけたら必要なサンプル数ぐらいはすぐに調達できそうな気がする。

多くの場合において悪者の方が一枚上手であり、悪意に対して制度や規則は無力なものである、という悲しい現実を理解し、銀行やベンダーは想像力を磨いて欲しい。