低圧Bルートサービス

auでんきへの切替はまだ先のようだが、auでんきの楽しみとして「日、週、月、年の実績」などが見られるauでんきアプリの存在がある。

GE富士電機メーター製の本体に富士通製のLTE通信ユニット

九州電力取付けのスマートメーター

これは2週間前に交換完了したスマートメーターで把握したデータに基づくサービスだが、こちらはいわゆる「Aルート」や「Cルート」になる事もあり30分間隔の少し荒い「検針値」なので、比較したり分析したりする分には使えても使用状況に応じて自動制御するような高度な用途には使えない。

そこで、太陽光発電や燃料電池、EV充電や充電池の活用などを最適に行う為の仕組み「Home Energy Management System」(HEMS:ヘムス)などで前提となる、使用量をリアルタイムで把握する為の仕組みとして用意されているのがBルート。これなら、最短1秒間隔で「瞬時電力計測値」「瞬時電流計測値」が採れるので、電気製品を使いすぎて契約容量を越えそうな状況を事前に察知して、警報を出したりするという方向にも使えそうだ。

2年前に導入した電力計ECOCO EMS100Jは最短12秒周期、クランプ式測定方法からしても精度はそれなりで「目安」程度にしかならない。リビングに置いた無線子機でモニタできるとは言え、高精度の採取データを活用できるBルートサービスが確立したらお役御免という事になるだろう。

というわけで、実は電力自由化とは局面が少し異なる九州電力マターであるサービスなのだが、電力メーター情報発信サービス(低圧Bルートサービス)として3月25日に発表されているので、取り敢えず申し込んでおいた。

ちなみに、2週間前に設置された富士通製KKMNW95型通信ユニットは920MHz特定小電力機器なので、恐らく無線規格「Wi-SUN」を受信する必要がある。Bルートのデータを採取する為の機材について調べてみるとArmadillo-Box WS1をベースにしたIIJのWi-SUN対応Bルートアダプター「SA-M0」など以外に、スマートメーターとRaspberry Piで電力計を作った猛者も発見。

ただ、安価で有名なRaspberry Pi 3は面白そうだが、Wi-SUNモジュールがセットで15,000円ほどというのは何とかならんかな…と思って調べてみたところ、USBドングルなWSR35A1-00RL7023 Stick-D/DSSTJM35432UXがある事がわかった。フレッツ・ミルエネのスマートメーター対応USBドングルUDG-1-WSNEに至っては5,000円だそうだ。

なるほど、USBドングルがあれば直接GT110bをUbuntuなHEMSコントローラ(ホームゲートウェイ)にできてしまうかもしれない。F-PLUGも無線区間こそWi-SUNでなくBluetoothだが、プロトコルとしては同じECHONET Liteなので、fplug_for_linuxの改造であっさり済んでしまう可能性すらある。

いずれにしろWi-SUN周りで15,000円ほど必要という事には変わりないが、Raspberry Pi 3抜きで済むとなると、また敷居は少し下がる。

それにしても、5,000円のUDG-1-WSNE…なんとかならんかな。

参照

スマートジャパン http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/

auでんき http://www.au.kddi.com/electricity/

九州電力 http://www.kyuden.co.jp/

ITpro http://itpro.nikkeibp.co.jp/

IIJ http://www.iij.ad.jp/

NICT-情報通信研究機構 http://itpro.nikkeibp.co.jp/

フレッツ・ミルエネ https://flets.com/eco/miruene/

メモ書きブログ http://chappnet.hateblo.jp/

ローム株式会社 http://www.rohm.co.jp/

テセラ・テクノロジー株式会社 http://www.tessera.co.jp/

東芝 セミコンダクター&ストレージ社 https://toshiba.semicon-storage.com/

METI/経済産業省 http://www.meti.go.jp/

Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/