耐震強度偽装問題、1周年

昨年の今頃発覚し、近代建築の信頼を根底から揺るがした(かに見えた)いわゆる耐震強度偽装問題

深耶馬溪の紅葉

11/16 県道28号森耶馬溪線にて

イーホームズ藤田社長、木村建設の篠塚支店長等の判決を契機にまたニュースで取上げられているものの、罪状はどちらも耐震強度偽装とは直接関係無い、取るに足らない別件に過ぎない。問題の中心人物である姉歯氏が罪に問われているのも建築基準法や議院証言法の違反(偽証)等で求刑は懲役5年、罰金180万円。全体結果としての損害額を考えると微々たるモノだ。

当初大規模な詐欺商法かと揶揄され、一時は政界への波及まで噂されたものの、開けてみればまさに大山鳴動してネズミ一匹。

問題の根幹である穴だらけの枠組みを放置した国交省には一切お咎め無しで、全くもってトカゲの尻尾切りで終わりそうな気配。

そんな折り、「トカゲの尻尾」にされてしまったイーホームズ藤田社長がJanJanで語っている“偽装問題の本質”が興味深い。未だに揉めているアパ物件を含めて、建築構造設計日本外国特派員協会での記者会見と合わせて目を通しておきたい。

最初に姉歯氏の偽造を告発した事でマスコミにも持ち上げられた渡辺朋幸氏が実は無資格で構造設計をしていた件とか、建築業界で半ば常識化している信じ難い通念など本当だとすると驚くべき事が語られている。確かに、マンション販売が好調なデベロッパーをスポンサーとして抱えるマスメディアではとても取り上げられないというのもわからないでもない。

今国会に建築士法改正案等は出されているものの、教育基本法改正案のゴタゴタで国会はマヒ状態。

氏の話の信憑性はさておき、「本質的にはまだ何も変っていない」という現実だけは間違い無いだろう。

参照

google news http://news.google.com/

JanJan http://www.janjan.jp/ » 耐震強度偽装問題

国土交通省 http://www.mlit.go.jp/

衆議院 http://www.shugiin.go.jp/