朝から久しぶりに気持ちの良い青空が広がり、下馬評通り梅雨明け宣言が発表された今日。
筥崎宮にて |
12日に入手したGT110bオンボードVGA XGI Z9s のコンソール高解像度化に再チャレンジ。
14日のトライでXGI系担当のsisfbもZ9sに追従できてない事がわかったところで区切りとなったわけだが、改めて調べるとhttp://www.jp.kernel.org/pub/linux/kernel/v2.6/testing/のChangeLog-2.6.35-rc2に
commit d7636e0b0769e0f4f437ff33168d723f86e7c080と書いてあるのに気が付いた。linux-2.6.35-rc5/drivers/staging/xgifb/にあるドライバソースを眺めてみると確かに"Z7 Z9 Z9S Z11 framebuffer device driver"というdescriptionも確認できる。ちなみにドライバはxgifbになる。
Author: apatard@mandriva.com <apatard@mandriva.com>
Date: Wed May 19 10:44:14 2010 +0200
staging: Add framebuffer driver for XGI chipsets
This driver handles XG20, XG21, XG40, XG42 chipsets from XGI. They're
also known as Z7,Z9,Z11 chipsets. It's based on the SiS fb driver but
has been heavily modified by XGI to support their newer chipsets.
GT110bにインストールしたLinuxディストリビューションは先月Pavilionに載せ替えたのと同じくUbuntu 10.04 LTSのamd64 server edition。言うまでもなく現時点での最新版だが、それでもkernel版数は2.6.32なので2.6.35へ3ステップのリビジョンアップとなると既存のソフトウェアが動かなくなるリスクが伴う。
取り敢えず、linux-2.6.35-rc5.tar.bz2をbuildして立ち上げてみたところ、apacheがスタートした後30秒ほど待ってもダンマリ。幸か不幸か画面が崩れる事もなく、Ctrl+Alt+Delでshutdownはするので、元のkernelで再起動。
/var/log/messageを見たところxgifbが動いた形跡も無いので不思議に思い、xgifbのソースを見たところ、"XG21 Core"絡みのコードは散見するもののデバイステーブルにDEVICE ID "0021"のエントリが無かったのにもガックリ。結局xgifbは動いてなかったので、2.6.35で起動しなかったのはxgifbの不出来ではなくリビジョンアップそのものが問題と言う事だ。
というわけで、GT110bのコンソール高解像度化はひとまず断念。
【参照】
●wiki@nothing http://wiki.nothing.sh/
┗NEC Express5800/GT110b
●The PCI ID Repository http://pci-ids.ucw.cz/
┗18ca:XGI Technology Inc >> 0021:Z9s/Z9m (XG21 core)
●Index of /pub/linux/kernel/v2.6/testing http://www.jp.kernel.org/pub/linux/kernel/v2.6/testing/