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今日は豊幌8時40分発の各駅停車でスタート、岩見沢から「スーパー宗谷 1号」に乗り継いで最北端の街へと向かう。 「スーパー宗谷 1号」の261系も新しい振子式の気動車。昨日までの283系と比較するとレッグレストと電動リクライニングの装備こそ無いが、ブルーの革張りシートはなかなかゴージャスな気分なり。ただグリーン車は1号車の前半分、(2+1)×3列=9席と少ないので予約はお早めに。あと4両編成でトイレが2ヶ所しかなく運が悪いと辛い思いをするかも…、とは他ならぬ経験者の弁。 また最前部に位置するグリーン車を通過する乗客が時々現れるので、不思議に思って先頭部へ行ってみると連接用の扉に窓が設けてあり先頭車前面からの展望が楽しめるようになっていた。JR北海道もなかなか粋な計らいをするものだ。 ところどころで車窓にカメラを向けながら、時刻表を片手に明日の網走以降の行程を練りまくる。朝8時の砕氷観光船おーろら号に乗ったとすると9時半前後には網走駅に戻る事ができる、というところから流氷ノロッコ号〜お座敷摩周号〜SL冬の湿原号とイベント列車3連乗の黄金ルートを発見。JR北海道の思う壷にハマるのはちょっと安直かなぁ?と思ったのだが、1本ずらすと接続が悪く時間のロスが大きくなる。取り敢えず余裕で札幌まで戻れるという点を評価して、ここはJR北海道の顔を立てる事に。
6. 「スーパー宗谷 1号」 岩見沢08:57 → 稚内13:28 おかわりのコーヒーを飲み干す頃、ようやく稚内へ到着。イベント列車だけにさすがに前日予約は厳しいかと思い真っ先にみどりの窓口へ。ところが案ずるより何とやら、あっさり網走から札幌までの指定券5枚を簡単に確保した。
意気揚々と目的地の喫茶お天気屋を目指す。このお天気屋は利尻・礼文島に行き来する旅人のオアシスとして長年愛されてきたスポットで、不幸にも2002年6月29日の火災で消失してしまい2002年夏のツアーでは一足遅かったのだが、同年9月16日から近くに居を移して再開していると言う情報を聞いて今回こうして訪れる事にしたのだ。 駅を出て正面の道路を直進。右手に雪捨て場と化した中央レンバイの跡地を過ぎ、郵便局前の交差点を渡って左(南)へ20mほど行ったところが喫茶お天気屋。ど派手な黄色い入り口が目印だ。 取り敢えず写真を数枚撮ってから店内へ。ざっとメニューを眺めた後おもむろにリシリアンカレーをオーダー。名前からどういうカレーかちょっとピンと来ないのだが、カレー味の挽き肉をライスの上に載せた一般的にインディアンカレーとかドライカレーと呼ばれるモノだ。 何はともあれカレーのウマさもさる事ながら、マスターの人柄の良さになるほどファンの多さを思い知ってお天気屋を後にした。もちろんコーヒーもウマいよ。 喫茶 お天気屋 リシリアンカレー:\600
帰りの列車までまだ2時間半以上あるので、ロープウェイで稚内公園へ。このロープウェイ最北端というのは言うまでもなく、130mという短距離を3分で結ぶ日本一の可愛らしいロープウェイだ。 稚内公園ロープウェイ 往復\280 所要3分 延長130m 定員15名(…も乗って大丈夫か?) ロープウェイで標高100mほどの稚内公園に上がるとなんとものんびりした「稚内公園スキー場」がある。遠くからの客を呼べるような施設ではないので滑っているボーダー・スキーヤーは数えるほど。平日だしまぁそんなもんでしょう。頂上には海抜250mの展望台を持つ開基百年記念塔もあるのだが、スキー客に交じってリフトに乗るのも癪なので見なかった事にする。 スキーはせずとも、稚内市街地や港を見下ろすパノラマは見事。条件が良ければ樺太も見えるかな?ちょっと奥に入った森林公園は夏季のキャンプ場としても知られているが、2002年の夏にはクマが出現して途中から閉鎖された事を思い出し、「こんな市街地に近いところで」と改めて驚く。 再びロープウェイで下山した後、稚内港周辺を散策。思ったほど寒くはないのだが雪は昨年3月よりもはるかに多くしかもガチガチに凍っている。磨き上げられてアイスバーンになっちゃうと非常に歩き辛いのだが、逆にフカフカの新雪に見える部分も固まっているので歩き易かったりするのは意外な発見だ。
稚内駅に戻ってもまだ時間はあるので駅前のスーパー西條へ。筆記用具を買おうと思って2Fの100円ショップ・ダイソーへ入るが、なぜか温度計を購入して出てくる。冷蔵庫用ってのが気になるが-20℃まで対応なので取り敢えず遊べるだろう(^^)。ちなみに16時現在の外気温は実測-3℃であった。 それから今更ではあるが念には念で明朝一番の砕氷観光船おーろら号の予約を入れ、「スーパー宗谷 4号」に乗車。札幌へ向かう。一日2往復という構成上「スーパー宗谷 1号」と同じ編成、客室乗務員で折り返し。つまり行きがけ不用意に目立ってしまうと帰りは札幌まで5時間弱は辛い事が約束されるので、くれぐれも粗相の無いように…(笑)。
往復の10時間サービスのコーヒーばかり飲んでるのも恐縮なので、夕食は「わっかない名物カニ弁当」\1,050を購入。冷めているのが残念だったが、カニたっぷりでそれなりに満足。 極楽なシートに身を埋め、原野から豪雪地帯を快走する間にウトウトしてたら旭川。ここで降りると4時間の待ち合わせで網走行き「オホーツク 9号」に接続するのだが、今回はそこを敢えて札幌まで行って乗り継ぐ。俗に「迎えに行く」と言うテクニック…という程のモノではないが、夜行を宿代わりに使う場合の常套手段だ。 7. 「スーパー宗谷 4号」 稚内16:53 → 札幌21:50 札幌での待ち合わせ時間で明日夜〜明後日の指定確保大作戦を決行。まずは東改札のみどりの窓口で札幌から釧路・網走を経て旭川までを入手し、続いて西改札へ周って再び別のみどりの窓口で折り返しの旭川→美幌の指定券を入手する。いや、別に同じ窓口で手配しても問題無いんだけど、どう考えても不自然なコースだしねぇ....。 というわけで、慌ただしく「オホーツク 9号」に乗り込み、さっさと横になる....。(-.-)zzz 8. 「オホーツク 9号」 札幌22:25 → 網走06:15 |
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参照
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