新サイバーナビ

パイオニアからAR(拡張現実)情報をフロントガラス前方に映し出す新型「サイバーナビ」が発表された。

「ARスカウターモード」

ARスカウターモード

今回7機種すべてが「AR HUD(ヘッドアップディスプレイ)ユニット」に対応しているものの、肝心のAR HUDユニットまでセットになったAVIC-VH0009HUD/AVIC-ZH0009HUDの実勢価格は32万円前後と予想されており、随分と現実的な価格帯になったとはいえまだ敷居は高い。

AR HUDユニット抜きで、ナビ画面の背景に実写映像を透過表示する「ARスカウターモード」もドラゴンボール世代のハートを鷲掴みにするだけのギミックではあるが、実際にナビ画面を注視しながら運転するわけでもないので車載カメラによる実写映像を背景にするのは懐疑的。車線や道路標識、車間距離の認識などの解析機能を拡充する意義は理解できるが、そこはナビゲーション(案内)の枠内に留まらずSUBARUのアイサイトに代表される自動車本体の運転支援システムなどより積極的かつ広範囲に繋がる展開がなければ意味が無い。

ただ単に表示がゴチャゴチャして肝心のナビ部分が見辛くなっただけのような気がする。

そういう意味では「車載カメラの撮影画像を共有するスマートループ アイ対応」の方が本質で、「ARスカウターモード」はオマケというかお飾りなんだろうと思われる。ただ、撮影画像をドライバー間で共有という趣旨わからなくはないが、結局はサイバーナビのユーザーに閉じたクローズドな話というのが何とも時代錯誤だね。Hondaインターナビとの提携という話もあったけれど、「区間ごとの走行所要時間情報のみ」から話は進んでいるのかな。

国家戦略としてのITSの御旗の元で、メーカーの垣根を超えたDSRCによるデータ収集~ビッグデータへの展開を始めないとGoogleに太刀打ちできなくなってしまうよ。

参照

Car Watch http://car.watch.impress.co.jp/

Engadget 日本版 http://japanese.engadget.com/

ギズモード・ジャパン http://www.gizmodo.jp/

パイオニア株式会社 http://pioneer.jp/

スマートループ https://www.smartloop.jp/