LZHに花束を
MS-DOSの時代、高い圧縮率を武器に国内はもとより国際的にも高い評価を得ていた圧縮形式LZH。

お知らせより
そのWindows版エンジンであるUnlha32.dllの作者であるMicco氏から、開発停止の告知と共にLZH形式の利用を控えるように呼びかけが行われている。
理由は、LZH書庫のヘッダー処理における脆弱性で、アンチウィルスソフトの検疫をすり抜ける細工を施した書庫を作成する事が可能であるという事情があるのだそうだ。
もちろん、基本的にはこの脆弱性について何らかの改修が施されるべきではあるが、LZH形式の圧縮ソフトなんてたくさん世に存在するので改修するとすればアンチウィルスソフトの方となる。ところが、報告して3年以上経過してもアンチウィルスソフトベンダーはおろか、JVNすらこの件で積極的な対応をする気配がないという事だ。
当時は有料のシェアウェアだったZIP形式を取り扱うソフトが無料になり、またWindowsやMac OSにまで標準で圧縮機能が実装されるようになった今、言われてみれば自分でもここ何年もLZH形式の書庫を新規に作成してないかもしれない現状を考えると、「LZH形式なんて聞いた事無い」という人も多いのかもしれないな。
LHAと言えば、奥村晴彦氏のアルゴリズムを改良し吉崎栄泰氏がMS-DOSのプログラムとして実装したもの。
古き良き90年代の1ページを飾った日本発の代表的なソフトウェアとして、いつまでも記憶に残しておきたい。
参照
スラッシュドット・ジャパン http://slashdot.jp/
GIGAZINE http://gigazine.net/
INTERNET Watch http://internet.watch.impress.co.jp/
Japan Vulnerability Notes http://jvn.jp/
Micco’s Page http://www2.nsknet.or.jp/~micco/micindex.html
- UNLHA32.DLLのダウンロード
- お知らせ 2010年6月5日
Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/
奥村晴彦 | Haruhiko Okumura http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/