JASRACのどこが悪いのか

2月にJASRACに排除措置命令が出されたのは**「包括的利用許諾契約」**の仕組みが不公正だと判断したものだと思ってたのだが、実はそうじゃなかったという話だ。

公取委の言い分によると「JASRACと放送事業者間における包括徴収の仕組み(利用頻度に限らず放送事業収入に一定率を乗じた金額を支払うことで楽曲利用を認めるという契約)自体については問題ない」、「実際の利用状況が使用料に反映されない状況を改善せよ」と言っている。

つまり、「まとめていくら」という枠組みは◎だが、実際に楽曲の利用状況が低下しても使用料が下がらず高止まりしてしまうので、新規参入者が放送局に食い込む余地が無くなっているという事だ。

ただ「放送等利用割合」が幾許か下がったとしても「管理下の楽曲」は増加しているので利用状況も下がるハズがなく、わざわざ値下げする必要もないというJASRACの主張もわからないでもない。

が、やっぱり21世紀ももう10年が過ぎようとしているのに「古き良きどんぶり勘定」に甘んじていると、高度情報社会に取り残されるのは時間の問題じゃね? 世界は待ってくれないよ。

参照

ITpro http://itpro.nikkeibp.co.jp/JASRAC排除命令の深層

スラッシュドット・ジャパン http://slashdot.jp/

公正取引委員会 http://www.jftc.go.jp/

社団法人日本音楽著作権協会 JASRAC http://www.jasrac.or.jp/