【続】マイマップ注意報

先週書いたGoogleマップの「マイマップ」の件は、青森県八戸市と名古屋市、岡山市の小学校など計4校で計170人余りの個人情報が閲覧可能だった他、今日になって福岡市内の中学2校でも計68人の自宅地図が閲覧可能だった事がわかり、「うっかり」は暫く収まる気配がない。

例えば、Google マップで適当な場所を表示して「検索オプションを表示」をクリック。右側のプルダウンで「ユーザーによるコンテンツ」を選んでから**“目印”とか“集合場所”とか“自宅”とか“実家”**で検索してみると興味深いものがみられるかも。

乱暴に言うと「全世界のインターネットユーザーと情報を共有する」哲学で成長してきたGoogleと、無料のWebサービスとしてしか認識していなかったユーザーとの溝に生じた**「落とし穴」**なのかもしれない。

わかりやすく言うと「タダより高いものはない」と思った方がいいかもよ。

な~んて書いてたら、高木センセーGoogleマイマップの削除で消せなくなるとかGoogleマイマップで「限定公開」「非公開」設定にしても検索にヒットするという指摘が出ており、事態は深刻さを増しつつある。

Googleも問題を認識して「早急に対応する」としているが「キャッシュのタイムラグが原因」としているのはちょっと説得力に欠ける。取り敢えず慌てて消すのは逆効果で消すよりも無関係なものに書換えてひとまず限定公開にしておくのが無難だそうだ。

ちなみに、高木センセーGoogleマイマップで「限定公開」「非公開」設定にしても検索にヒットするのエントリの中で書いている、

登録したものが誰でも見られるなどということはあり得ないという思い込みがあった。「詳細」をクリックしたら英文が出てきて読まずに使ったのは記憶にある。雑誌や記事等でGoogleマップのことを知ったのではなく、Googleを元々知っていて「マイマップ」を見かけて「使ってみよう」という思いで使った。

家庭訪問のために訪問先を住所で確認するのにWebの地図サービスを使ったが、1つ1つバラバラで表示するのではなく、まとめて1つに表示したかったところ、Googleマップのマイマップがそれに使えた。場所にマークを付けて印刷するのが目的だった。印刷してウィンドウを閉じたとき、それで消えるものだと思った(つまり、保存する機能だとは思わなかった)。公開/非公開の設定が下にあるのには気付かなかった。 (Q. Googleマップのことはどこで知ったか?)とくに何かを見て使ったわけではない。IDも持っていたわけではない。必要があってマイマップを使おうとしたらIDが必要と出たのでその場でIDを作って使用しただけ。それ以外にも使っておらず、パスワードも忘れていた。

という先生二人の証言がことさら興味深い。「うっかり」公開してしまった多くの人に共通する点が多いのではないだろうか。このあたりもまたシームレスコンピューティングに潜む**「落とし穴」**と言えるのかもしれない。

参照

高木浩光@自宅の日記 http://takagi-hiromitsu.jp/diary/

47NEWS http://www.47news.jp/

IT総合情報ポータル「ITmedia」Home http://www.itmedia.co.jp/

Google Japan Blog http://googlejapan.blogspot.com/