どうなるWiMAX

総務省から広帯域移動無線アクセスシステムの免許方針案についての意見募集の結果が公表された今日、ソフトバンクモバイルとイー・アクセスの提携が発表された。

WiMAXは現在熱い注目を集めている次世代無線通信技術で、固定で70Mbps、モバイルでも21Mbpsという3G携帯電話とは桁違いの高速データ通信速度がウリ。しかも一つの基地局のカバーエリアが従来の携帯電話網よりも広い事から少ない基地局でネットワークを構築でき、IEEE802.16シリーズで規定される国際規格なので機器も量産効果で値下りが期待できる、と良い事づくめ。

ところが、5月に総務省既存の3Gキャリアには割り当てない方針を明らかにした事で、これまで積極的に実証実験を行っていた既存の3Gキャリアにしてみればまさに梯子を外された形となった事から、新しく参入の道を探る意味でソフトバンクモバイルとイー・アクセスの提携となったのは、誰の目にも明らかだろう。

無論、政府として新規参入業者を増やして競争促進を図るのは理解できるのだが、機会均等という観点に立つと携帯キャリアへの総務省のスタンスは厳しすぎないだろうか?

郵政しかり、社保庁しかり、手段であるはずの「民営化」がいつしか目的になってきているような気がする今日この頃。闇雲に規制緩和や自由競争を煽るのではなく、最終目的は利用者への利益提供である事を忘れないで欲しい。

ちなみに7月1日から北海道、宮城、福岡でも開業するイー・モバイルは3G携帯の流れを汲むHSDPA通信方式を採用しており、通信速度は最大3.6Mbpsに留まりいわゆるWiMAXでは無い。

最終的には8月にも申請事業者に対して免許割り当てを決める方針という事なので、もう暫く注目したい。

参照

ITmedia http://www.itmedia.co.jp/

@IT http://www.atmarkit.co.jp/

総務省 http://www.soumu.go.jp/