東海道新幹線で無線LANサービス

JR東海から、東海道新幹線で無線LANサービスが提供される事が発表された。無線LAN設備を導入した新型車両「N700系」を2009年度までに54編成(JR西日本保有分も含めて)投入し『のぞみ』全便でサービスを行うという事だが、それ以降もN700系は投入されるのでN700系であれば『ひかり』でも使えるようになりそうだ。

これは100系

100系新幹線

これは地上との通信をデジタル化する「列車無線」の設備で実現するのがキーポイント。ラジオや携帯電話のような広域無線ではなく線路沿いに敷設した漏えい同軸ケーブルとの間で非接触通信を行う「列車無線」を利用する事により、トンネルやビルなどの影響を受けにくく安定した通信が期待できる。帯域的には最大2Mbps(下り)を1編成の利用者全員で分け合う形になる事から現実的には1人当たり200kbps程度と見られており、場合によっては「3G携帯の方が速いじゃん」みたいな可能性も無きにしもあらずだが、トンネルの中でも使える安定性とコストメリットから利用価値は高いだろう。

実際のインターネット接続サービスはHOTSPOTYahoo! BBモバイルフレッツスポットなどのサービス事業者が提供する形になるが、どこと組むかはJR東海が今後決めていくらしい。

また「列車無線」のデジタル化では乗務員同士や駅員、指令所間での音声通信インフラとして構内PHSが導入され、車内にも一編成9ヶ所のPHSアンテナが設置されるそうだ。今のところウィルコム等の公衆PHSサービスに対応する計画は無いものの、技術的には可能らしいので、ちょっと期待。

ちなみに、アナログ方式の列車無線のまま運用される山陽新幹線では残念ながらサービスが提供されない。うむっ、残念。

一方で、飛行機版のネットサービス「Connexion by boeing」はなかなか軌道に乗れていないらしく、暗雲が見え始めた。個人的にはフェリーでやって欲しいと期待しているサービスなのだが…

参照

ITmedia http://www.itmedia.co.jp/

日経ITPro http://itpro.nikkeibp.co.jp/

JR東海 http://jr-central.co.jp/