OP25BとかSPFとか

今や"電子"という冠詞が古臭く思えるほど普及した電子メール。そんな便利なシステムの裏で足を引っ張るのが"スパム"や"ウィルス"、“ボット"による迷惑メール。bravotouring.comでも一日平均400通以上を受信して無駄なCPUパワーを浪費しているのだが、先日JEAGから提言書が発表され、迷惑メール対策に向けての第一歩が踏み出されようとしている。

日毎の推移

2005年のメール受信数グラフ

提言の一つの柱は「Outbound Port 25 Blocking (OP25B)」と呼ばれ、迷惑メールの多くがISPのメールサーバーを経由せず送信先メールサーバの25番ポートに接続して送信される事から、自ネットワーク外への25番ポートの接続を遮断する事で外部へ送信される迷惑メールを抑止する仕組みだ。

これにより自分のISPがOP25Bを導入したからと言ってすぐに自分宛の迷惑メールが減るわけでは無いが、各社が導入する事により全体的に迷惑メールが減る事が期待される。

自宅サーバーを立てて遊んでいるような場合はメールの送信ができなくなる可能性があるもの、ISPのメールサーバーを使用する一般ユーザーへの影響は無い

2つ目の柱は「送信ドメイン認証技術」で、これには「Sender Policy Framework(SPF)」「Sender ID」という2種類がある。それぞれ送信ドメインを決定する論理が少し異なるのだが、送信側で設定するSPFレコードは共通なので実はSPFに対応しておけば良かったりする。

Sender IDに関してはマイクロソフトの保持するライセンスを巡ってIETFの場で揉めたのが記憶に新しいが、**「ライセンス・特許使用料を求めない」**事を明確にした事によりExperimentalとして承認されている。ちなみに『Sender ID Framework と知的財産についての概要とよく寄せられる質問』

Q5: マイクロソフトとライセンス契約を締結する必要があるユーザーは誰ですか? A: ライセンスが、Sender ID Framework の PRA チェック手段を使用して電子メールを確認する組織 (ISP、大企業) に関連する場合だけ、ライセンスを取得する必要があることに注意することが重要です。単に Sender ID レコードを公開するだけの組織には、ライセンスは必要ありません。

と、書かれているように受信側でPRAチェックを使用する場合にはライセンスを取得する必要があるものの、送信側でSPFレコードを公開するだけならばライセンスを取得する必要はないという事だ。

というわけで中途半端なまま放置していたSPF対応のtinydns用dataファイル改修版。

# SOA/NS/A
.bravotouring.com:210.xxx.yyy.zzz:ns1.bravotouring.com:86400
# SOA/NS
.bravotouring.com:210.xxx.yyy.zzz:ns2.bravotouring.com:86400
# MX/A
@bravotouring.com::bunny.e-globaledge.com:10:86400
@bravotouring.com:210.xxx.yyy.zzz:mail.bravotouring.com:20:86400
# A
+bravotouring.com:210.xxx.yyy.zzz:86400
+www.bravotouring.com:210.xxx.yyy.zzz:86400
# TXT
**'bravotouring.com:v=spf1 mx ~all:86400**
'bravotouring.com:Powered by djbdns - http072円//cr.yp.to/djbdns.html

でもって、「Sender ID リソース テクノロジに関するツールと情報」に書かれているように、check-auth@verifier.port25.com宛にテストメールを送信すると、

==========================================================
Summary of Results
==========================================================
mail-from check:   pass
PRA check:         pass
DomainKeys check:  neutral (message not signed)

という返信が返って来たので、確認OKという事だ。めでたしめでたし。

さぁ、次は受信側のSPF対応だな。

参照

JEAG(Japan Email Anti-Abuse Group) http://www.jeag.jp/

日経ITPro http://itpro.nikkeibp.co.jp/

@IT http://www.atmarkit.co.jp/

ぷらら http://www.plala.or.jp/

マイクロソフト http://www.microsoft.com/japan/