住基ネットの侵入実験結果

各自治体既存の住基システムは穴だらけだというのは大方の予想通りだが、Windows 2000で構築されたコミュニケーション・サーバー(CS)に管理者権限を取得できる欠陥が放置されていたというのはビックリだ。

日経IT Pro『【詳報】「個人情報の改ざんが可能」,長野県が住基ネット侵入テスト結果を公表』によると

長野県のテスト結果を受けてLASDECの戸田夏生システム担当部長は,「CSのパッチは2004年2月に当てることになっていた。そもそもCSはファイアウォールで防御しているので,直接攻撃した今回のテストのやり方は,通常ならありえない状況を作り出している。長野県は,住基ネットと庁内LANの問題を混合し,うまく話をすりかえている」と反論した。

という事だが、CodeRedやNimdaの騒動が浮き彫りにしたファイアウォールは万能では無いという事実をシステム担当部長ですら理解していない組織が住基ネットを主管しているという実態は国民にとって悲劇としか言い様が無い。

そもそもWindows 2000の欠陥を放置していた事を毎日新聞に指摘されて**「必要な対策は今後とる」**と回答した事を忘れちゃったのだろうか。何もわからないまま押しつけられて、矢面に立たされる市町村の住基ネット担当者もあまりに気の毒だ。

参照

Mainichi INTERACTIVE http://www.mainichi.co.jp/

日経IT Pro http://itpro.nikkeibp.co.jp/

株式会社アイドゥ http://www.eyedo.jp/

総務省 http://www.soumu.go.jp/

財団法人地方自治情報センター(LASDEC) http://www.lasdec.nippon-net.ne.jp/