事故米騒動

このところ連日伝えられている汚染米・事故米問題。話題になっている割に、報道では一番肝心な危険性がよくわからなかったので触れてこなかったのだが、livedoor ニュース記事は勉強になった。

なるほど日本食品化学研究振興財団纏めによる農薬等の基準値(メタミドホス)では、米の基準値0.01ppmに対してトマト2.0ppm、セロリ5.0ppmと200倍~500倍となっているのだそうだ。

例え基準値の10倍であったとしても中国製ギョーザの一件で検出された130ppmとは桁違いに少ないのは間違いなく、杓子定規に基準値を何倍だから危険と大騒ぎするのは安易すぎる。

ちなみにこの0.01ppmという「米の基準値」は、2006年から施行された残留農薬等に関するポジティブリスト制度によって定められた暫定基準値で、特に「米はトマトの200倍、セロリの500倍食べるから…」という根拠に基づく数字では無いらしい。

いきなりTV番組で「じたばた騒いでいない」と言い放った大臣の言葉もあながち間違っていないわけだが、基準値の経緯など具体的な根拠を示さずに**「いいかげんに問題を扱っているんだろうと言われそうだから、あまり安全だ安全だと言わない。言わないんだけど安全だ」**等と中途半端な事を乱暴に言うから、扇情的なマスコミの偏った報道を加速させる事になってしまうわけだ。

どうして福岡絡みの政治家は失言が多いというか、言葉を選べないかねぇ。

もちろん、カビ毒アフラトキシンや殺虫剤アセタミプリドなど、メタミドホス以外の薬品が検出されていた事故米もあるので、それをさておき大丈夫というわけにはいかないが、悪戯に危険性を煽るマスコミにも用心したい。

さっさと事故米の流れを明らかにした上で、最終的に安全が確認されたもの/確認できなかったものを分けて業者名を公表していれば、ここまで混乱する事も無かったんじゃないかねぇ。

いずれにせよ、11日の会見で「公衆衛生の業務は農水省の仕事ではない」とか「責任がない」と言い放った農水省に最も重大な責任があるというのは揺るがないだろうし、今後は国民にも業者にもそっぽを向かれてしまうのは間違いない。

参照

livedoor ニュース http://news.livedoor.com/

西日本新聞 http://www.nishinippon.co.jp/「汚染米・事故米問題」関連のニュース

全農 http://www.zennoh.or.jp/

厚生労働省:食品安全情報 http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/

財団法人 日本食品化学研究振興財団 http://www.ffcr.or.jp/

農薬等の基準値(メタミドホス)

Wikipedia http://ja.wikipedia.org/