2016年4月に開通、2017年11月にBルートアダプター「SA-M0」を調達したものの全く活用できていない低圧Bルートサービス。
iOS版Monitorとecocoと並べて |
2014年7月に導入したクランプ式家庭用電力計「ecoco」も例年同様梅雨明け前に電池切れで通信断となったままだったので、スマートメーターモニター開発に着手。
毎回ECHONET Liteに何をもって立ち向かうかという、そもそものところで躓いていたのだが、SA-M0経由でECHONET LiteのスマートメーターにアクセスしてみたでNode.jsのechonet-liteライブラリを利用する例が出ていたので、やる気復活。
サンプルコード(echonet.js)をコピペして、TARGET_IPを「SA-M0」に割り当てた固定IPに書き換えて、取得データがログファイルに出力される事が確認できた。「SA-M0」の電源を入れ直してもB-route Monitor無し(≒再認証手順不要)で取得再開できる事も確認でき、テンションアップ。
スマートメーターからのデータを一式を取得するのに5秒程度掛かってしまうので、10秒sleepを加えて約15秒周期で1時間ほど安定動作を確認。
直近の10分間程度が視られれば良さそうなので、直近40件分を逆順に並び替えてawkに喰わせ、タイムスタンプ、瞬時電力計測値(W)、瞬時電流計測値(A)を抽出し、UTC→ローカルタイムに変換してCSVファイルに出力。
CSVデータをchart.jsでグラフ化する!を参考に試行錯誤でWeb-UIを実装し、瞬時電力計測値(W)、瞬時電流計測値(A)を同時に表示できるようになったところで、ひとまずβ版完成。
まだ jQuery版が動かないのと、キャンバスサイズが期待通りに(小さく)ならない問題は残っているが、取り敢えず「B-route Monitor」で"接続エラー"になる状況でもちゃんと動作しているように思えるので、使い勝手は良さそうだ。
ちなみに「ecoco」と並べて計測値を見比べてみたところ、クランプ式な「ecoco」の方が100Wくらい高めに出ている模様。無線接続子機を含む家庭用としては一万円以下でこの精度ならば合格だろうな。
【参照】
●Qiita https://qiita.com/
┣TAG:ECHONETLite
┣CSVデータをchart.jsでグラフ化する! 2016年9月25日
┣無駄に複雑になったコード(CSVデータをchart.js化する、その2) 2016年9月27日
┣ECHONET Lite家電をいきなりブラウザから動かす方法 2017年10月2日
┗SA-M0経由でECHONET Liteのスマートメーターにアクセスしてみた 2018年12月15日
●GitHub https://github.com/
┗yakumo-saki/b-route-reader: Bルートのスマートメーターの値を読む。(SA-M0使用)
●npm https://www.npmjs.com/
┗echonet-lite
●木暮仁 http://www.kogures.com/hitoshi/
┣Javascript
┗Chart.jsによるグラフ作成(概要と目次)
●IIJ https://www.iij.ad.jp/
┣IIJ、スマートメーターのBルートデータ取得に特化したWi-SUN対応機器「SA-M0」を開発 2015年11月16日
┣スマートメーターBルート活用サービス(低圧向け)
┗Wi-SUN対応スマートメーター Bルートアダプター「SA-M0」
●Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/
┣スマートハウス
┣スマートメーター
┣ECHONET Lite
┣Node.js
┗jQuery