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Last-modified: 2024-04-08 (月)


[一語一絵/IT系]

VVAULT始めました / 2016-02-11 (木)

ProLiant ML110 G7で運用中のWindows Home Server 2011

VVAULTコンソール画面
Windows Home Server 2011 ダッシュボード

RAID構成は仕切直しとなったので、いろいろと調べてみたところ[External]VVAULTという仮想ストレージ環境の評判が[External]良さげなので、試してみた。

複数のストレージを纏めて一つの巨大なボリュームとして仮想化するという事なのでいわゆるJBOD(スパン)のような仕組みだが、ハードディスクのみならず、USBメモリやNASストレージ、挙句はクラウドサービスのストレージまで統合できるというのが[External]VVAULTの特徴で、簡単に言うと、空き容量を考えて「このフォルダはあっちのディスク」、「あっちのフォルダはこっちのディスク」という管理を[External]VVAULTが自動的にやってくれるという事になるようだ。

しかし、JBOD(スパン)では"実ストレージが1台でも壊れると仮想化構成全体がアウト"となる道連れリスクが潜んでいるのに対し、各々のストレージには仮想ドライブと同様の階層ツリーでファイルが分散管理されているだけなので、何らかの原因でVVAULTの仮想化構成が壊れた場合でもストレージ自体が無事な部分については救出できる余地があるらしい。これはRAID5などで一番残念な「コントローラ側の故障」についても同様で「ドライブ自体は壊れていないのにファイルが救出できない」という悲しい道連れリスクの心配がゼロというのは心強い。

[External]窓の杜の記事では

 なお、「VVAULT Basic」では統合できるストレージの数が2つに制限されているので注意。統合できるストレージ数を無制限にしたい場合は、有償の上位版ライセンスを購入する必要がある。
という事だったが、[External]個人向けライセンス「Personal」に登録すれば「接続可能ストレージ数」は無制限になるので、個人利用は実質無料。

その上、Windows Home Server 2011にもPersonalライセンスで対応。ダッシュボード用のアドインまで無償提供されいるというのも素晴らしい。

しかも日本製ときたら、応援するしかない。

【参照】
●窓の杜 http://www.forest.impress.co.jp/
【NEWS】オレガ、ストレージ仮想化ソフト「VVAULT Basic」を無償公開 2011年3月3日
●GIGAZINE http://gigazine.net/
内蔵HDD・外付けHDD・USBメモリ・NASなどの空き容量を統合して1つの巨大なファイル保存ストレージにできるフリーソフト「VVAULT Personal」 2011年4月5日
●元「なんでもエンジニ屋」のダメ日記 http://nasunoblog.blogspot.com/
VVAULT
WHS2011 待望のVVAULT v5.0がリリースされました 2013年8月1日
●VVAULT® - システム管理者のお悩みを解決するストレージ管理の決定版 - http://vvault.jp/
【製品概要】VVAULTの特長
製品ダウンロード 7.9.0 Basic 2015年12月16日
●VVAULT公式ブログ http://vvault.jp/blog/
Windows Home Server 2011にVVAULTをインストール 2011年4月7日
Windows Home Server 2011 完全対応への道のり 第1歩 2011年4月28日
Windows Home Server 2011 完全対応への道のり 第2歩 2011年7月8日
「VVAULT5.0対応版 ダッシュボードアドイン」リリースのお知らせ 2013年8月6日
「VVAULT 7.9.0」 マイナーアップデートのお知らせ 2015年12月16日
●Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/
ディスクアレイ
RAID
JBOD