ProLiant ML110 G7で運用中のWindows Home Server 2011。
Windows Home Server 2011 ダッシュボード |
RAID構成は仕切直しとなったので、いろいろと調べてみたところVVAULTという仮想ストレージ環境の評判が良さげなので、試してみた。
複数のストレージを纏めて一つの巨大なボリュームとして仮想化するという事なのでいわゆるJBOD(スパン)のような仕組みだが、ハードディスクのみならず、USBメモリやNASストレージ、挙句はクラウドサービスのストレージまで統合できるというのがVVAULTの特徴で、簡単に言うと、空き容量を考えて「このフォルダはあっちのディスク」、「あっちのフォルダはこっちのディスク」という管理をVVAULTが自動的にやってくれるという事になるようだ。
しかし、JBOD(スパン)では"実ストレージが1台でも壊れると仮想化構成全体がアウト"となる道連れリスクが潜んでいるのに対し、各々のストレージには仮想ドライブと同様の階層ツリーでファイルが分散管理されているだけなので、何らかの原因でVVAULTの仮想化構成が壊れた場合でもストレージ自体が無事な部分については救出できる余地があるらしい。これはRAID5などで一番残念な「コントローラ側の故障」についても同様で「ドライブ自体は壊れていないのにファイルが救出できない」という悲しい道連れリスクの心配がゼロというのは心強い。
窓の杜の記事では
なお、「VVAULT Basic」では統合できるストレージの数が2つに制限されているので注意。統合できるストレージ数を無制限にしたい場合は、有償の上位版ライセンスを購入する必要がある。という事だったが、個人向けライセンス「Personal」に登録すれば「接続可能ストレージ数」は無制限になるので、個人利用は実質無料。
その上、Windows Home Server 2011にもPersonalライセンスで対応。ダッシュボード用のアドインまで無償提供されいるというのも素晴らしい。
しかも日本製ときたら、応援するしかない。
【参照】
●窓の杜 http://www.forest.impress.co.jp/
┗【NEWS】オレガ、ストレージ仮想化ソフト「VVAULT Basic」を無償公開 2011年3月3日
●GIGAZINE http://gigazine.net/
┗内蔵HDD・外付けHDD・USBメモリ・NASなどの空き容量を統合して1つの巨大なファイル保存ストレージにできるフリーソフト「VVAULT Personal」 2011年4月5日
●元「なんでもエンジニ屋」のダメ日記 http://nasunoblog.blogspot.com/
┣VVAULT
┗WHS2011 待望のVVAULT v5.0がリリースされました 2013年8月1日
●VVAULT® - システム管理者のお悩みを解決するストレージ管理の決定版 - http://vvault.jp/
┣【製品概要】VVAULTの特長
┗製品ダウンロード 7.9.0 Basic 2015年12月16日
●VVAULT公式ブログ http://vvault.jp/blog/
┣Windows Home Server 2011にVVAULTをインストール 2011年4月7日
┣Windows Home Server 2011 完全対応への道のり 第1歩 2011年4月28日
┣Windows Home Server 2011 完全対応への道のり 第2歩 2011年7月8日
┣「VVAULT5.0対応版 ダッシュボードアドイン」リリースのお知らせ 2013年8月6日
┗「VVAULT 7.9.0」 マイナーアップデートのお知らせ 2015年12月16日
●Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/
┣ディスクアレイ
┣RAID
┗JBOD