2003年からフローティングカーデータを利用した渋滞情報の収集などを行っていたHondaの純正カーナビ向け情報サービス「インターナビ・プレミアムクラブ」。
一方パイオニアもcarrozzeriaシリーズ向けに2007年から「スマートループ」というサービスでリアルタイムプローブ情報の収集を行っている。
いずれも似て非なるシステムだが、プローブカー情報はITSの王道を行く戦略的な情報だけに各社共にオープン化には明様に後ろ向きで、各社バラバラでは本格的な活用は難しいんじゃないかと思っていたが、2009年1月から「区間ごとの走行所要時間情報のみ」ではあるもののデータ共有を行っているそうだ。
つまり、今まではHonda車の一部と、carrozzeriaの一部のユーザがそれぞれ別個に渋滞情報などを収集・活用していたのだが、それぞれの収集データが共有されデータの母数が増える事で渋滞情報精度がだいぶ上がるんじゃないかと思われる。
ETCのように政府が音頭を取らない限り無理だと思っていたが、なんか光明が見えた感じがする。
自動車業界は100年に一度の変革期らしいので、ぜひ世界に先駆けてISP相互接続IXのようにオープンなITSハブを実現してほしいね。
あとは通信モジュールを接続し、別途通信料を払わなければならないという敷居をどう下げていくかだな。
いずれにせよ、2008年5月に買ったPanasonic Stradaには関係無いけどね。
【参照】
●スマートループ https://www.smartloop.jp/
●internavi http://www.honda.co.jp/internavi/
●パイオニア株式会社 http://pioneer.jp/
┣年内を目処に、パイオニア「スマートループ渋滞情報」の「リアルタイムプローブデータ」と本田技研工業「インターナビ・フローティングカーデータ」の相互活用を開始 2008年8月28日
┗パイオニア“スマートループ渋滞情報”の「リアルタイムプローブデータ」と本田技研工業「インターナビ・フローティングカーデータ」1月19日(月)より相互活用開始 2009年1月16日
●Honda http://www.honda.co.jp/
┗Honda「インターナビ・フローティングカーシステム」とパイオニア「スマートループ渋滞情報」のリアルタイムプローブデータを相互に活用 2008年8月28日