インストールから数年が経過した自作機veniceのWindows XP Professional。ダウンロードしたファイルがデスクトップに保存できないなど、かなり不安定になってきた。
Windows XP Professional |
CentOS 5.4 x64版とのデュアルブートになり、どちらかというとすでに過去のものとなっているWindows XP。簡単な検証などならThinkPadでも済むのでこのまま抹消してしまおうかとも思ったのだが、取り敢えず気軽な気持ちで再インストール。
5年近く前に作った"Service Pack 統合"インストールCDを取り出し、CDからsetup.exeを起動するものの"アップデート"インストールが選べなかったので、rebootしてCDから起動。
2006年1月発売のA8V-VMにはSouth Bridgeに2005年10月に発表されたVIA VT8251が搭載され、RAID 0/1/0+1/5/JBODに対応したSATA4ポートが実装されているが、2004年9月にリリースされたWindows XP Service Pack 2にはSATA系ドライバが入っていない問題再燃。
セオリーとしてはsetup起動直後に"F6キー"を連打してフロッピーから"textmodeドライバ"を入れるわけだが、まずドライバーフロッピーを探すのにひと苦労。結局、サイトからダウンロードしたドライバを展開し、txtsetup.oemを頼りにtextmodeドライバを捜索。フロッピーへ保存して慌ただしくsetupにトライ。…したのだが、以前買ったUSB-FDDのLogitech LFD-A2Uを認識しない。どうやらブート対応だからOKというわけでもなくこのへんのヤツラしかダメなようだ。orz
textmodeドライバ導入画面 |
結局、ジャンク箱から発掘した内蔵FDDを繋いで"textmodeドライバ"を導入し、"修復インストール"完了。
早速プロダクトアクティベーションを要求されるものの、A8V-VMのオンボードNIC Realtek RTL8201CLを認識してなかったのでネットワークが繋がらず。後回しにしていったら、ログイン画面でプロダクトアクティベーションが繰り返し立ちはだかり、結局ログインもシャットダウンもできない泥沼に。orz
クリーンインストールし直しと落ち込んでもしょうがない。前向きに違う方法でインストールする方向でトライする事に。
改めて調べてみると、nLiteで"Service Pack 統合"のみならず"textmodeドライバ統合"もできるようだ。今回は内蔵FDDが発掘できたから良かったものの次も見つかる保証は無いし、そもそもレガシーフリーなIntel DG45IDには論理的に繋がらない。この期に及んで対応USB-FDDを調達するというのもアホらしいので、"SP3とtextmodeドライバ統合"CDを用意しておく、という模範解答に辿り着いた。
A8V-VM専用ではあまり意味がないので、手元にあるマザーボードのドライバCDからIntelのICH系やVIA,Promise,JMicron,Silicon Imageのtextmodeドライバを取りそろえ、あちこちに残された先人達の知恵と足跡を参考に"SP3とtextmodeドライバ統合"CDを作成。なかなか勝手がわからず不本意ながら"鳩避け"を量産する結果となってしまったが、7枚目くらいでようやくクリーンインストール完了と相成った。nLiteの"textmodeドライバ統合"では欲張らないのが吉ですな。
safeモードでC:\Windows\System32にwpa.dblを戻した後、プロダクトアクティベーションを行い、認証も無事通過したのでめでたしめでたし。
【参照】
●マイクロソフト サポート オンライン http://support.microsoft.com/
┗Windows XP SP2 適用済みインストールイメージの作成方法 (KB884746)
●VIA Technologies, Inc. http://www.viatech.co.jp/jp/
┗VIA VT8251 South Bridge
●自作パソコン Garage親父のサイト http://garageoyaji.web.fc2.com/
┗サービスパック(SP3)適用済み WindowsXP ブータブルCD用 ISO ファイル作成バッチファイル
●THE MAD RADEON BROTHERS http://orange.zero.jp/angel.omega/
┗nLite Guide
●nLite http://www.nliteos.com/
●hirojiのホームページ http://hiroji.bglb.jp/
┗hirojiのWindowsの秘密