7月に修理に出したT60のキーボードベゼルにまたひび割れが発生している事に気付いた。「ThinkPad拡張クーリエサービス(3年保守)」がまだ3月まで効いているので今ならまだ無償修理できるはずだが「そろそろ潮時なんだろうなぁ」と思い、「ThinkPad X200 ハイパフォーマンス・パッケージ」に2万円OFFの「週末限定大幅値引きクーポン」を適用して134,980円でポチッとな。
「決済日からお届けまで10営業日」と書いてあるので、届くのは来週中頃かな。ポチッとした後にJALマイレージバンク経由だと674マイル貯まるのを思い出して、慌てて発注し直したのは内緒だ。ちなみにマイルが反映されるのは2ヶ月後との事。
ThinkPad X200 |
というわけで、なぜか写真があるのは今日届いた借用物件のX200。早速、CentOSの5.2の導入でハマった記録だ。
まずはUSBのDVDマルチドライブにCentOS 5.2 i386版インストールメディアを放り込んでインストーラー起動。言語やキーボードを選んだ後、さっそく「デバイスが見つからない」と言う。
「ICH10が鬼門か~」と思いごにょごにょしていると、/dev/sda1~3は見えていたのでDVDマルチを認識していない事に気付いた。そういえばICH10は去年の春には出ていたチップなので未対応というのも解せない話だ。「なんだ、インストール元が見えないだけかよ~」というわけで"USB Mass Storage Driver"を選択し無事GUIに遷移してインストール完了。
再起動でX Windowもキレイに立ち上がって楽勝。と思いきや、内蔵Ethernetを認識していないのがわかった。チップは無難にもIntel謹製の82567LMなのだが、どうやらkernel 2.6.18の e1000e にはバグがあるらしい。そういえばLinuxカーネルのe1000eドライバにバグなんて話もあったよね。
というわけで、別のマシンでIntel ダウンロードセンターから最新版の e1000e-0.5.11.2.tar.gz をダウンロードし、2.6.18のkernel,kernel-develをセットアップして e1000e.ko をbuild。またインストールする度にビルド環境をセットアップするのはかったるいので、e1000e.koの2.6.18用バイナリをe1000e.ko-0.5.11.2.tar.bz2に上げておく。
e1000e.koはUSBメモリ経由で X200 の/lib/modules配下の然るべきファイルを上書きすべし。/etc/modprobe.conf に"alias eth0 e1000e"を追加した後 modprobe e1000e。あとは慣例に従ってインタフェースを作ってあげればOKだ。
LANが繋がっているうちに e1000e-0.5.11.2.tar.gz をローカルにダウンロードした後、yumでgcc-c++,kernel,kernel-develをインストールしておけば、次回からはローカルでリビルドできるハズだ。
【参照】
●Lenovo Japan http://www.lenovo.com/jp/ja/
●Intel ダウンロードセンター http://downloadcenter.intel.com/
┗インテル® 82567 ギガビット・イーサネット・コントローラー