昨日、INTERNET WatchにGoogleマップの「マイマップ」公開設定に注意、個人情報掲載例もという記事が出ていたが、名古屋の病院が誤公開していた事例があった模様。
先の事例では初期設定のまま"公開"にしていたという事なので「うっかりにも程がある」と言わざるを得ないのだが、例え"非公開"であっても落とし穴がある。記事にも書いてあるとおり
マイマップの作成時に「非公開」に設定していても、検索結果には表示されなくなるが、作成したマップにはURLさえ知っていれば誰でもアクセスできる事に注意が必要だ。今回"非公開"という文言が"限定公開"に改められたように、要するにURLを教えた誰かがうっかり掲示板に書いたりすればGoogle様にクロールされて白日の下に晒される可能性は残っている。
ここまで書くと勘のいい人は気付いていると思うが、悪意を持った攻撃者による総当たり攻撃にかかれば時間の問題だ。ちなみに攻撃者は道端に落ちている紙切れを掃除機で総ざらい吸い集めていくらかでもお札や金券が手に入れば儲けもの程度の感覚。別に小市民のあなたを狙っているワケじゃないが、あなたのマイマップが覗かれない保証はない。
【参照】
●中日新聞(CHUNICHI Web) http://www.chunichi.co.jp/
┗誤って患者情報公開 名古屋の病院、グーグルマップ利用ミス 2008年11月5日
●INTERNET Watch http://internet.watch.impress.co.jp/
┣Googleマップの「マイマップ」公開設定に注意、個人情報掲載例も 2008年11月4日
┗グーグルが注意喚起、「マイマップ」公開設定の確認を 2008年11月5日
●Google Japan Blog http://googlejapan.blogspot.com/
┗マイマップの公開設定をご確認ください 2008年11月4日