総務省はモバイルビジネス研究会を開催。「販売奨励金やSIMロックの在り方を含む携帯端末市場のビジネスモデルの在り方、ユーザーIDの取扱い等を検討する」という事で、MNPに続いてSIMロックの解放も時間の問題のようだ。
SIMの解放により端末の価格は間違いなく値上がりする事から端末メーカーにとっては厳しい時代になる。ていうか、これまで国内キャリアの言うとおりに端末を製造していれば良かったぬるま湯環境に甘んじていたからこそ国際市場では太刀打ちできなかったわけで、やっぱりキャリアもメーカーもグローバルなルールでアグレッシブに競争しないとダメだと言うことだ。
勿論メーカーやキャリアもバカではないのでそんな事は百も承知のハズだが、傘下のショップなどの手前もありなかなかキャリアも積極的に言い辛い事情があるので、お上に言わせているような気がする。大人の事情ってヤツですな。
そういえばSIMロックを解除して販売していた業者が逮捕されたのが昨年8月。その後の展開がとんと耳に入ってこないのだが、どうなってるんだろうか?
なお、モバイルビジネス研究会の結論は2007年夏を目途に出す予定との事。
【参照】
●ITmedia http://www.itmedia.co.jp/
┗SIMロック解除、市場活性化へ検討 総務省 2007年1月22日
●日経ITPro http://itpro.nikkeibp.co.jp/
┣ウイルス対策ソフトメーカーがVista対応を相次いで発表 2007年1月22日
┗携帯電話の販売奨励金とSIMロックは不要か,総務省が研究会を開催 2007年1月22日
●ケータイ Watch http://k-tai.impress.co.jp/
┗警視庁、SIMロック解除のボーダフォン端末販売業者を逮捕 2006年8月25日
●日経IT-PLUS http://it.nikkei.co.jp/
┗改造ボーダフォン不正販売 中国人社長ら4人を逮捕 2006年8月25日