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Last-modified: 2024-04-08 (月)


[一語一絵/IT系]

ソフトバンク、7つめの予想外 / 2006-10-30 (月)

10月24日から始まった[External]モバイルナンバーポータビリティ

予想外割
[External]予想外割より

前日の[External]23日に発表した新しい料金プラン[External]予想外割で台風の目となった[External]ソフトバンク

初めての週末に受付業務システムが破綻したのは、7つめの予想外戦略となるのかもしれない。

もちろん意図的にシステム障害を起したわけでは無いだろうが、週末のTVニュースでは各局のヘッドラインで「ソフトバンク携帯の受付がパンク!」と連呼されたアナウンス効果はCMに換算すると相当なものだろう。

ショップを含めた準備不足が生じたのは否めないものの、直前になって新プランを発表したり、公取委的にも挑戦的な¥0プロモーションなど、世界の[External]vodafoneブランドをしても思った成果を上げられなかった業界シェアを伸ばす為には、多少のリスクを伴っても「予想外」の大胆な戦略は頷けるものだ。

さっそく[External]NTTドコモがソフトバンクの予想外割を批判しているが、多くのトラブルを起したり各方面から批判を浴びつつも矢継ぎ早に手を打って巨人NTTからシェアを奪っていった[External]Yahoo! BBの影に怯えての事だろう。

「話題性重視で肝心のところが準備不足」などと、なんとかの一つ覚えのようにマスコミは「経営責任」の声を上げているが、所詮は受付業務システム。肝心の電話そのものがマヒしたワケではない。それならば[External]トラブルが続いたひかり電話の方がよほど深刻な問題だと思うのだが。

[External]1週間でauが8万純増、ドコモは6万、ソフトバンクは2万純減だそうだ。これだけを見ると今のところauが一歩リードというところだが、戦いはまだ始まったばかり。ソフトバンクは転入受付開始が2日遅れた事もあってまだ「au独り勝ち」と言うには時期尚早。これからが見どころだ。

【参照】
●ソフトバンク http://www.softbank.jp/
┗予想外割 http://mb.softbank.jp/mb/special/yosougaiwari/
●日経ITPro http://itpro.nikkeibp.co.jp/
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