Windows 9X/Meはこの夏でサポートが完全に打ち切られ、夏以降はどれほど重大な欠陥が発覚しても修正プログラムはリリースされなくなる。ぶっちゃけて言うと「見捨てられる」という事なので、もし未だにWindows 9X/Meを使っている奇特な人がいるようであれば、そろそろ潮時だと考えるべきだろう。
但し、公式スケジュールでは"Windows XP Home Edition"が「あと3年程で寿命」と先が短そうな事と、次世代の"Windows Vista"が来年発売予定である事を考えると、買替えの時期と機種は大変悩ましいところだ。
なお"Windows Vista"出荷前の買い控えを防ぐ意味からも、2006年秋モデルあたりからは無償もしくはディスカウント価格で"Windows Vista"へのアップグレードできるクーポンを添付する通称"Vista Ready プログラム"が実施されるのではないかと言われている。
つまり、"Windows Vista"を見据えて2006年秋モデルに買替えるという手が考えられるものの、その一方で"Windows Vista"を快適に動かすには最低1Gバイトのメモリが必要だと言われている事から、低価格機を狙うのならば秋まで待つよりもボーナス商戦後の在庫処分を狙った方が良さそうな気がする。
個人的には"Windows Vista"になったところで劇的に何かが変るわけでもないし、逆にドライバーや常駐アプリとの相性等で落ちたり固まったりするリスクが少なくないと思うので、枯れてきた"Windows XP"をチョイスするのも決して悪くないと思う。「あと3年程で寿命」になる"Windows XP Home"と違い、"延長フェーズ"が5年ある"Windows XP Professional"であればあと8年はサポートが受けられる。
【参照】
●ITmedia http://www.itmedia.co.jp/
┣あなたのPCでWindows Vistaは動くか? 2005年8月5日
┣Vistaをフルに動かせる現行PCは何割? 2006年4月14日
┣Windows 98/98 SE/Meのサポート、今夏で打ち切りへ 2006年4月14日
┗Windows 9xに別れを告げよ 2006年4月14日
●日経ITPro http://itpro.nikkeibp.co.jp/
┗【特集】どうする「寿命切れ迫るWindows XP」 2006年2月7日
●マイクロソフト http://www.microsoft.com/japan/
┣Windows XP Home http://www.microsoft.com/japan/windowsxp/home/
┣Windows XP Professional http://www.microsoft.com/japan/windowsxp/pro/
┣Windows Vista http://www.microsoft.com/japan/windowsvista/
┗Windowsデスクトップ製品のライフサイクルガイドライン http://www.microsoft.com/japan/windows/lifecycle/