11月1日に東証で発生した史上最悪の障害について取り上げた日経ITProのフォロー記事が気になった。何はさておき『東証ダウン、真の原因はプログラムの破損』というタイトルを見て「プログラムの破損」って何よ?
記事本文を読んでみても具体的なところがよくわからんのですが、シンボリックリンクが外れたとか、そんな感じなのかなぁ?
直接的な原因は手順ミスという事なのだが、テストやリハーサルで問題をチェックできなかったところに事態の深刻さをヒシヒシと感じる。まさに連日ホットな構造設計書偽造の件と問題の本質は同じなのかもしれない。
そういう観点から眺めると、記事の
証券取引システムなど、社会インフラを支えるシステムの開発・運用は本来、大きな責任と緊張を強いられる。短期開発やコスト削減に盲進する中で、やるべきことができない状況が生まれているとすれば、それこそが問題の根本だろう。この点で、金融庁が報告を求めるべきは、表面的なシステムの現状や管理・運営体制ではない。なんて一節は、いいとこ突いている気がする。
日経ITProの特集記事では特集「携帯・家電に忍び寄るネット・セキュリティの闇」もなかなか興味深かったが、これからはネット銀行安心の新常識にも注目したい。
@ITの特集『ツールを使ってネットワーク管理』も読んでおきたい。社内メールの盗み読みなんて朝飯前だという事がわかるはずだ。ついでにネットワーク管理者な人は連載 ネット・コマンドでトラブル解決もオススメ。
【参照】
●日経ITPro http://itpro.nikkeibp.co.jp/
┣東証ダウン、真の原因はプログラムの破損 2005年11月18日
┣特集「携帯・家電に忍び寄るネット・セキュリティの闇」
┗ネット銀行安心の新常識
●@IT http://www.atmarkit.co.jp/
┣後輩のツール君曰く、コマンドはもう古い!? 2005年9月27日
┣勝手にネットにつないでるマシンを探せ! 2005年10月25日
┗私用メールする子にお仕置きを 2005年11月22日
◆Master of IP Network >> 連載 ネット・コマンドでトラブル解決