漠然と4月発売と発表されていたAirH" PHONE。「どうせ連休前に出てくるのが関の山だろう…」と思っていたのだが、1日には店頭に並んだというニュースを目にして、昨日の夕方から慌てて買いに行った。
JRC AH-J3002V |
4台目となる今回はJRC日本無線のAH-J3002V。大して意味がないと知りつつも何気に背面液晶付きを選んでしまうあたりは悲しい日本人の性か。ヨドバシカメラ博多店で機種変更11,800円也。
取り敢えず気になったのが、ストラップの取付穴がヒンジの中央(つまり広げるとど真ん中)付近にあるのが▲。片手で開かないし、首から提げたままでは通話しづらい。
メールの設定ではメールアカウントがあっても取り敢えずオンラインサインアップのサーバーに接続する必要があるのはわからんでもないが、「Eメール自動受信」を有効にするには電話機自体の設定に加えてサーバーにも設定しなくてはならないというのにはかなり難儀した。機種変更だからだろうがわかりづらい。
この端末の特徴でもあるPOP3接続。つまりPHSからプロバイダーや自宅のサーバに接続してメールを受信できると言うわけ。まぁ受信だけなら転送すりゃいいのだが「それを言っちゃお終いよ」という寅さん的心意気だ。SSLなPOP3Sに対応してないというのは残念だが、それはさておき純粋なPOP3で接続できるように自宅サーバーの設定を変更する。
tcpserverのルールpop3.rulesにAirH" PHONEのプロバイダでもあるprin.ne.jpを追加するだけで良いと思ったのだが、何度やってもtcpserverにdenyされなかなかどうしてうまくいかない。内部からはPOP3でも問題無かったので、試しに@niftyからLibrettoで接続を試みるとPOP3SはいけるがPOP3はdenyされてしまった。というわけで、tcpserverのパラメータをチェックすると「リモートホスト名を調べない」というオプション -H を指定していたので、逆の -h に変更したところで見事に接続OKと相なった。
そして最大のポイントであるPOP before SMTPによる送信。昨秋のSMTP-Auth導入時に削除したrelay-ctrlを再び導入する。こちらは先ほどの失敗を踏まえて順調に進捗。転ばぬ先に第三者中継のガードを確認してから、PHSからの送受信も難無く終了。
機能的には常に自分へBCC送信する(CCやBCC機能はある)設定ができないのはちょっと惜しいが、bravotouring.comのアドレスで送受信できるというメリットを考えると微々たるモノだ。また定期的にPOP受信するような設定が出来ないのもちょっと残念な気がしたが、「Eメール使い放題」ならばpdx.ne.jpに転送した方が安上がりになるので結果的には問題無し。
ちなみに契約コースは20万パケットまで無料の「パケコミネット」3,525円と「メール放題」500円なので、自分から電話しない限りいくらメールを使っても4,000円ほどで収まる計算。今日一日メールの動作確認などで使ったパケット数は1334だったが、さてどれくらいになりますやら。
参照
●DDIポケット
-AirH" PHONE
-AH-J3002V
●ケータイITmedia
-「AirH" PHONE」発売。1万円を切る 2003年4月1日
●Palm OS Love
-レビュー:使い放題でメールも勝手サイトも自由自在!「DDIポケット AirH" Phone AH-J3001V」を使う 2003年4月2日