第5戦は息詰まる投手戦となったが、中日ドラゴンズが山井と岩瀬のパーフェクト継投によって1対0で勝利し、53年ぶりの日本一に輝いた。
TVQ九州放送より |
文字通り竜飲を下げたであろう中日ドラゴンズとドラゴンズファンには心よりおめでとうを言いたい。
昨年は初戦を取った後4連敗で敗れた北海道日本ハムファイターズ相手に、今年は逆に初戦を落した後の4連勝でのリベンジは、因縁と言うより執念みたいなものを感じたね。
シリーズのMVPは育成選手として年俸400万円で入団した中村紀洋。今シーズンは昨オフからのゴタゴタを引きずったまま出遅れたものの、終ってみれば130試合に出場して.293の打率を残したのは立派だ。
しかし、全球団からはじき出された形になった中村紀洋を拾い、そしてパーフェクト目前の好投を披露していた山井を差し置いてでも、守護神岩瀬を信じた落合監督にこそ一番の拍手を送りたいね。
そういえば今シーズンは残念な結果に終わった松中信彦も、中村紀洋と同い年。
破格の複数年契約に甘んじているとはこれっぽっちも思ってないが、来シーズンはノリに負けないよう奮起を期待したい。