予想以上に早かった某国の地下核実験はさておき、2006年パリーグプレーオフの第1ステージ第3戦。
値千金の同点打を放った稲嶺 KBCより |
先発寺原が不運な一発で1点を失ったもののゲームを作り、6回からは柳瀬が昨日と同じく好投。
ズレータ、カブレラと続いたところを代打の稲嶺が値千金の同点打で、西口を引きずり下ろした。
翌8回にも打線爆発。ズレータのスリーランで試合を決めた後、藤岡、馬原で磐石のフィナーレ。終わってみれば今日も11安打6得点を挙げ、昨日に続いて快勝。
これで一昨年のプレーオフでの借りを返して、第1ステージ勝ち上がり。勢いを付けて明後日からの第2ステージに駒を進めた。
「あとひとつ」がどうしても勝てなかったプレーオフのステージをようやくクリアしたわけだが、未だにプレーオフで勝ち星が無いエース斉藤の評価が下がるわけではないものの、ポストシーズンゲーム初登板で2勝を呼び込んだルーキー柳瀬のツキが大きなカギだったと言っていいだろう。
ちなみに柳瀬、本多、藤岡は、それぞれ昨年のドラフト6位,5位,3位指名で入団したルーキーだし、昨日のヒーロー仲澤も昨年オフにドラゴンズから移籍した24才。まさにフレッシュな顔ぶれがプレーオフのトラウマを蹴散らしたと言えよう。昨オフバティスタを捨てて若返りを謀ったフロントの決断力と、即戦力の新人を発掘してきたスカウトの眼力が実を結んだ成果だ。
なお、この第1ステージは福岡Yahoo!JAPANドームでも「パブリックビューイング」も行われていたのだが、初戦2,500人、第2戦4,600人、今日の第3戦では7,854人ものファンを動員したらしい。TVでも福岡Yahoo!JAPANドームのスタンドの様子を中継していたが、ホークスビジョンによる映像のみならず、電光表示板の経過表示やウグイス嬢によるアナウンス、勝利の花火等の場内演出まで試合開催時と同様だったという事もあって、それなりに盛上がっていたみたいだ。
11日(水)からの第2ステージも「パブリックビューイング」が予定されているので、この調子で行くと1万人越えるかな?