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Last-modified: 2024-04-10 (水)


[一語一絵]

中東情勢緊迫 / 2006-07-26 (水)

某国首相の呑気な外遊をあざ笑うかのように緊迫の度合を高めていたレバノン情勢。双方合わせて450人を超える犠牲者が出ている状況において、ついに国連レバノン暫定軍(UNIFIL)が巻き込まれ4人の停戦監視要員が犠牲に。特に中国からの派遣要員が含まれていた事から、イスラエルを支援するアメリカとの対立が予想される。

かくいう日本も他人事ではない。米中対立が「六ヶ国交渉」への影響は言うまでも無いが、「イラク派兵」が終了してなおもまだシリアとの国境に位置する[External]ゴラン高原で国連平和維持活動[External]陸上自衛隊第2師団(旭川)の43名が携わっているのをご存知だろうか?

レバノンにも国境を接するもののイスラエルシリアに挟まれる地理的ポジションから「頭上をミサイルや戦闘機が飛び交っているわけではない」とは思うが、問題のヒズボラシリアイランの支援を受けているとも言われている事からも、いつゴラン高原に飛び火してきても不思議では無いと思うのだが。

イスラエルにまで行っておきながら慰問はもちろん、メディアで見るかぎり一言のコメントも無かった小泉首相。やっぱり「あそこは危ねぇからなぁ」と思ってたんじゃないかなぁ、というのは穿った見方だろうか。

ローマで開かれていた「15カ国外相会議」でも即時停戦を求める合意にすら到らず、いよいよ複雑化・長期化の様相。またガソリン上がっちゃうじゃん。(>_<)

【参照】
●読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/
「計画的に標的にした」アナン国連事務総長が非難声明 2006年7月26日
停戦監視の国連要員、イスラエル軍空爆で4人死亡 2006年7月26日
●日本の国際平和協力 http://www.pko.go.jp/
ゴラン高原における国連平和維持活動
●防衛庁・自衛隊 http://www.jda.go.jp/
ゴラン高原派遣輸送隊の部隊交代について 2006年2月13日