13億円着服事件。13億円って見た事無いからよくわからんけど、よほど長い間頑張ったんやろうと思ったらたった5年で着服したんだそうな。ま、期間が長ければ長いだけ発覚する確立も高くなるのかもしれんけど、単純計算でも年に2億以上着服できたってのは驚くべき事実だ。
しかしみずほ銀行にしてこのザマとはあまりに間抜け。メガバンクにしてチェック機構がザルだという事になると頭が痛い。
証券会社でもまた誤発注があったらしい。ここにきて続いているというより、話題に上がらなかっただけで昔から証券売買の誤発注ってあったんだろうなぁという気がする。大和証券SMBCは約3億円の損失が発生した模様だが、13億円着服されるような間抜けなメガバンクに比べたらまだ可愛いもんだ。どっちにしろ他人の金なのだろうか。
チェック機能で思い出した。空港の保安検査ってこれまで乗務員は全くされなかった模様。うそ~。犯罪者がその気になれば扮装や身分証明書の偽装なんてなんぼでもできるし。いや、それ以前に現役の乗務員だって偏った思想を持っていないという保証はない。毒ガスを撒いた某教団の信者に現役の警察官がいた事をもう忘れてしまったのだろうか?
いや、そもそも人や心の善し悪しに係わる問題ではない。もし自分が保安検査を必要としない立場の人間だとして、子供を人質に取られて自爆テロに荷担するよう脅迫を受けたらどうだろうか? 何はともあれ大事件が起る前で良かった。
チェック機構は最後の砦。いかなる前提条件にも拠らずすべからく網羅するようシンプルでなくては効果が無い。やるべき事は、きちんと漏れなくやっとかないとチェックの意味が無い。
チェック機構がちゃんと機能していれば姉歯某もここまで傷口を拡げる事も無かっただろうに....
【参照】
●YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/
┣テロ対策厳戒、パイロットらの保安検査スタート 2006年1月10日
┣大和証券SMBC 銘柄誤り売り注文 一部買い戻し3億損失 2006年1月13日
┗13億円着服のみずほ銀行元行員、横領容疑で逮捕 2006年1月16日