日刊スポーツより |
15万人の観客にキミ・ライコネンが17位から怒濤の追い上げを魅せつけてドラマチックな優勝を飾った。
ラルフとバトンがフロントローを占め、逆にアロンソやライコネン、シューマッハのランキング上位がこぞって後方からのレースとなった事も手伝って、非常に見応えのあるレースだった。
帝王シューマッハやベテランフィジケラとのバトルはまさに天晴だったが、逆にシューマッハ・フェラーリ・ブリヂストンの黄金パッケージがコース上でライコネンやアロンソにパッシングされるシーンには「奢れる平家も久しからず」という言葉が浮かんでしまった。
B・A・R Hondaのシートを失った佐藤琢磨。4年連続の入賞、初の母国ポディウムも期待できる予選5位スタートだったものの、決勝では13番目にフィニッシュ。しかも10周目のシケインでの接触により記録抹消となってしまったのはなんとも。スパでシューマッハに突っ込んだ前歴もあるし、来シーズンのシート確保に向けて入れ込み過ぎだったのかなぁ。散々だった今シーズンを象徴するような週末と言えよう。
また「第18戦日本グランプリ」決勝レースを地上波では初めて生中継したフジテレビ。有料の衛星ではやらないであろうCMカットインばっかりはしょうがないのかもしれないが、リプレイが観たいところで入らないのはじれったい。国際映像なりの事情もあるのだろうか?総じてタイミング的にイマイチなところが多々あったような気がする。
チェッカーからセレモニーまでの「間」に余韻を楽しむ雰囲気が辛うじて伝わって来たものの、こちらも残念ながらあまりいいとこなかったような。
【参照】
●ホンダ http://www.honda.co.jp/
┗Honda F1 Project http://www.honda.co.jp/F1/