筥崎宮 放生会にて |
佐世保から帰ってきた後も大忙し。ペリカン便の再配達を依頼。30分ほどで再配達に来てくれて無事受領。仕事が早くて助かった。
さて今日は旅仲間の石井ちゃん(仮名)が2年ぶりに来福してるので、箱崎までご足労願って合流の手筈。6月に東京で会ってるので、久々という感じはしないが、やはりこうして声がかかるのは嬉しい事だ。
向こうでは秋葉のメイド喫茶を案内してもらったお返しに筥崎宮の放生会(ほうじょうや)をご案内。取り敢えずブラブラしてみたが、わざわざ東京から来て露店を冷やかすだけというのも勿体ないので、話のタネにと呼び込みの口上に釣られて「見世物小屋」に入ってみる事に。
化け物のようなルックスの枯れ果てたオバチャンが出てくるのかと思いきや、どうみても20代。もしかして前半かなという妙齢。大衆誌のグラビアを飾っても不思議は無い程度のカワイコチャン。なるほど、呼び込みのオバチャンがしつこく連呼するだけの事はある。シマヘビを食べてしまうのはいかがなものかと思うが、まぁそれが彼女の商売なんで致し方ないところか。
ちなみに今回の興行は大寅興行社によるものだが、伝統的に見世物小屋を生業(なりわい)としているのは国内唯一で、他には絶滅寸前の見世物小屋文化を守る為に平成13年に起こされた入方興行社しかないらしい。
昔は身体に障害を抱える人達を扱っていた事から非難を受ける事が多かった見世物小屋故の衰退だとすると誠に残念。障害を抱えた当人達にとっては憐れみや奇異の目でしか見られない世間より「見世物小屋こそ自分を心底必要としてくれる、自分にとってとても居心地のいい場所」だったという逸話からも、見世物小屋バッシングこそが謂れの無い誹謗中傷だったのに。
700円という料金も、このご時世に30分近くの上演時間を考えると良心的。昭和の大衆風俗・文化という観点からも、歴史的な経緯や事実を含めて細くても長く残しておきたいものだ。
中抜けしてグルメシティで飲み物を調達した後、「鶏モモの串焼き」400円をGetして秋祭りの風情を堪能。
本殿で恭しく参拝を済ませた後、ウチに帰ってクルマで長浜へ。屋台街を案内した後、元祖長浜屋のラーメン400円で博多の味を堪能したあと、散開。
今回は対馬がメインだそうなので、いい旅になるといいねぇ~
【参照】
●日本財団 図書館 http://nippon.zaidan.info/
┗自然と文化 第59号 社団法人 日本観光協会 平成10年度
●昭和の想い出 はすぴー倶楽部 http://home3.highway.ne.jp/hasu/
┗絶滅寸前こだわり商品No.17 見世物小屋